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B食倶楽部 食べてきました!今週のピックアップB食店/vol.31
ひとりの時間が充実する、数々のアイテム「Sign(東京・外苑前)」
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ign(サイン/外苑前店)」は白いひさしテントと赤い扉が印象的なカフェだ。オープン3年目を迎える今では、東京・外苑前交差点のシンボル的存在ともいえる。プロデュースした、オーナーの中村貞裕さんは、現代のカフェブームでは知られる人。仕事場をテーマにした「OFFICE」や目黒のリノベーションホテル「CLASKA」の「the lobby」など、いわゆる「カフェマニア」が通う店を作ってきた。話題を呼ぶ理由は、現代のニーズに合わせた斬新なコンセプトにある。
打ち合わせやパソコンを開いている人の姿が多く見られる店内。携帯電話の充電もできるなど、情報化社会に対応したカフェだ。
下鉄の出口付近にあるSignのコンセプトは「待ち合わせを快適なものにするために」。待っている時間が楽しくなるような設備が店内には整えられている。ひとりで過ごす時間が充実する空間である。たとえば無線LANの配備。ノート型パソコンを持ち込めばインターネットに自由にアクセスできる。パソコンに向かっているお客の姿は多く、みな「誰かを待っている」というよりも「仕事や趣味に没頭している」といった雰囲気だ。
女性誌、男性誌、児童書など、幅広いジャンルの雑誌が揃う(写真上)。「bonjour 'e'」のコーナー(写真中)では、ヘッドフォンをあてて、スタンディングでコーヒーなどを楽しむ。地下のギャラリースペース(写真下)の展示内容は定期的に入れ替わる。
ァッション誌、情報誌、サブカル誌など、雑誌も豊富に置かれている。アイ・ポッドを聞きながらページをめくる人の姿は、現代のカフェを象徴しているかのよう。また、音楽に興味がある人は、入り口左のスペースに落ち着こう。壁には45枚のCDがディスプレイされており、備え付けのヘッドフォンで自由に聴くことができる。これは、代官山の人気レコードショップ「bonjour records(ボンジュールレコード)」とのコラボレーション。CDを購入することもできるショップ・イン・ショップ「bonjour 'e'」だ。さらに、地下にはギャラリーが併設されて、アートの展示も行っている。音楽、ファッション、アートと、自分の興味に合わせて、店内を移動しよう。
キャラメルの香ばしさがコーヒーの味わいを引き立てる「エスプレッソブラウン」。コーヒー類にはココナッツ、フランボワーズなどの9種揃うシロップ(+50円)や、アマレットなど4種のリキュール(+300円)を追加して、フレーバーをアレンジすることが可能だ。
リンクメニューは、コーヒー、ソフトドリンク、各種アルコールと揃う。コーヒーのバリエーションは8種。「エスプレッソブラウン」(700円)は、カプチーノの表面をキャラメリゼ(砂糖をかけてから、バーナーなどで炙り焦がす)したオリジナルの1杯だ。カリッとした表面と、クリーミィなフォームドミルクとのコントラストが絶妙である。また、中国茶も4種類ある。キンモクセイのお茶、「桂花茶」(600円)の甘くフルーティーな香りは、ほっと心を落ち着かせてくれるだろう。
ウンターのショーケースにはスイーツが並ぶ。プリン、タルト、ケーキ、ブリュレなどがあるが、それぞれの内容は週替わり。壁に掛けられた黒板に書かれているので見てみよう。この週は「チーズブリュレ」(500円)があった。注文を受けてからキャラメリゼするので、店内には甘くこうばしい香りが立ち込める。出来立てならではのパリッとした表面を、スプーンでコツコツと砕くと、とろりとした中身が現われる。キャラメルの苦味が特徴の大人のデザートだ。また、カレーやフォーなど、食事メニューが随時用意されているのもうれしい。
できたての「チーズブリュレ」は、口にするとまったりとろけ、チーズの香りとキャラメルのビターな味わいが広がる。毎週違った味のブリュレが登場するのを心待ちにしているお客も多いようだ。
待ち合わせの相手が遅くても、ここでならイライラすることなく時間を有効活用できるだろう。雨宿りも楽しくなりそうだ。
を基調とした店内は、雨の日でも明るい雰囲気。30ほどの席はいつもいっぱいで、おしゃべりに興じる人、パソコンをする人、音楽に耳を傾ける人など、おのおのが充実した時間を過ごしている。Signは、ひとりの時間を楽しませてくれる、現代スタイルのカフェである。
サイン
サイン
TEL. 03-5474-5040
東京都港区北青山2-7-18 山崎ビル1F
営業:10時(土日祝11時)〜翌3時頃(日祝〜翌2時)

定休日:なし

http://www.transit-
web.com/new/main.html

 
カフェブーム
今も続いている「カフェブーム」。火付け役は1981年、渋谷にできた「アフタヌーンティ・ティールーム」といわれている。インテリアショップ「アフタヌーンティ」で販売される、デザイン性の優れた家具や食器を使ったカフェは、若い女性を中心に話題を呼んだ。以降、「おしゃれな空間」を持ったカフェが生まれていく。 一方で、パリの「サン・ジェルマン・デ・プレ広場」にあるカフェ(*文人たちのサロン的な役割を果たしていた)をコンセプトに、「カフェ・デ・プレ」が広尾にオープン(93年)。その後も、「オーバカナル」などフランス風のオープンカフェが出現し、街の風景を飾るようになる。現在のカフェは、このようなヨーロッパの伝統的なスタイルのもの、現代的デザインのくつろげる空間のもの、エスニック料理をウリにするもの、シアトル系のものなどに分けることができる。 コンテンポラリーデザインのカフェの仕掛け人としてあげられるのは、黒埼輝男氏、山本宇一氏、中村貞裕氏など。黒崎氏は、自らが手がけるインテリアショップ「イデー」のアイテムを使って展開。「カフェ@イデー」「ロジャック」などだ。山本氏は「ロータス」「モントーク」など、DJを入れたスタイルを確立。「サイン」「オフィス」など、仕事場・打ち合わせの場としてのカフェを提唱したのは中村氏だ。また、エスニック料理をウリにした店が多くできたのには、グローバルダイニング社の「モンスーンカフェ」の役割が大きいだろう。96年には、スターバックスがアメリカ・シアトルから日本に上陸。「タリーズコーヒー」もやってきて、テイクアウト可能な「シアトル系カフェ」が誕生した。これに国内の企業も参入して、現在、新たなカフェブームが巻き起こっている。

 

覆面編集部コメント
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この週のケーキは「トロピカルフルーツロール」(600円)でした。黄色いマンゴーの生地には、ふんわりしたヨーグルトムースと小さくカットしたフルーツが巻かれています。マンゴーとベリーのソースが添えられて彩りも鮮やかです。
i09
店内にはDJブースもあります。夜になるとボッサ、ブラック、テクノなどで耳を楽しませてくれます。