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B食倶楽部 食べてきました!今週のピックアップB食店/vol.28
三崎の魚と三浦の野菜で作るフランス料理「ラタトゥイユ(横浜・元町)」
店の正面はガラス張り。トリコロールと黒板が目印だ。
浜・石川町は中華街、元町、山下公園といった観光名所に囲まれて賑わいを見せる街。JR京浜東北・根岸線の石川町駅から5分ほど歩いたところに「ラタトゥイユ」はある。買い物客があふれる元町で8年目を迎える、明るい雰囲気のフレンチレストランだ。
ゆったりとした店内では、毎月第2金曜日に「コース料理とシャンソン」をテーマにしたライブも行われている。
に入ると、正面奥のオープンキッチンの中には、恩田健司シェフをはじめ、スタッフ達が腕を振るう姿が見える。恩田シェフは「霧笛楼」や「ラ・マーレ・ド・茶屋」といった神奈川の店で修業した後、1989年に渡仏したそうだ。
「旨いものを求めて、フランスをはじめ世界中の店を巡ったね」
食後にはテーブルにやってきて、楽しげに異国の話を始める気さくなシェフである。
「最初の前菜」から選べる「三崎産マグロと赤ピーマンのムース アスパラガスと共に」。
「海の幸のお刺身サラダ さっぱりとしたドレッシングで」(「最初の前菜」から)は、フレッシュなレタスの下に、スズキ・クロダイ・タコ・カニ・ホタテの刺身が敷かれている。
の壁には、9枚の黒板メニューが掲げられている。恩田シェフが当日仕入れた素材によって決められた、「本日のお勧めメニュー」が手書きされているのだ。「魚は三崎から、野菜は三浦産」という具合に、地元・神奈川の食材が主に使われている。アラカルトで頂くのも良いが、好みの料理を選んで組み合わせる「グルメコース」がおすすめだ。「自家製パン」「楽しいお通し」「最初の前菜」「二番目の前菜」「メインディッシュ」「デザート盛合せ」「食後のドリンク」で4200円という充実した内容である。
写真は「二番目の前菜」の「ラタトゥイユ」(冷製)。温製と冷製から選べる。テイクアウトも可能だ(100g500円)。
しいお通し、には、必ずラタトゥイユが盛り込まれる。この、店名にもなっているラタトゥイユは、トマト、ナス、ズッキーニ、パプリカなどをタイム、ニンニク、オリーブオイルで煮込んだシンプルな南仏の家庭料理。「ニーム(南仏の街)のレストランでの修行が一番思い出に残っている」と話すシェフの自信作だ。口にすると、トマトの酸味とオリーブオイルのコクに彩られながら、三浦の新鮮な野菜の味がする。ほっと温かい気持ちになるのは、国は違えども“お袋の味”だからだろうか。
崎産マグロと赤ピーマンのムース アスパラガスと共に」は、空気をたっぷり含んだふわふわのムースが口の中で淡雪のようにとけていく。赤ピーマンの甘みとほろ苦さを、生クリームのコクが包み込んで実にまろやかだ。メインで注目したいのは、三崎港にその日に揚がった魚を使った「本日の魚料理」だろう。「スズキのグリル」は運ばれたそばから、こうばしい香りが立ち上ってくるひと皿だ。パリッと焼かれたクリスピーな皮とふんわりした厚い身とのコントラストが絶妙である。マッシュポテト、インゲン、ブロッコリー、ゴボウなどが添えられていて、三浦の野菜もたっぷりと食べられるのがうれしい。
香ばしい「スズキのグリル」。この日の「本日の魚料理」には「ホウボウのポワレ」もあった。
ワインはこまめにサーブしてくれる。
ースと共に、ブルゴーニュの白ワイン「シャブリ 2001」(4000円*期間限定)を合わせてみてはどうだろうか。すっきりした辛口ながら舌触りは滑らかで、優雅なシャルドネの芳香もワインに丸みをもたせている。どんな料理ともオールマイティーに調和しそうだ。また、「コスティエール・ド・ニーム」(4000円)など、南仏産のワインが多数揃うのもこの店の魅力のひとつである。
ランチは1680円から。月に2回(8・3月除く)、「おそうざいフランス料理講習会」と題した恩田シェフの料理教室も行われている。
いオレンジでまとめられた店内は、愛らしい絵皿が飾られて家庭の温かみに満ちている。料理「ラタトゥイユ」のイメージにぴったりだ。そこに恩田シェフのおいしい料理が運ばれてくれば、まるで南仏にいるような気分になるだろう。
ラタトゥイユ
ラタトゥイユ
TEL. 045-641-0503
神奈川県横浜市中区石川町1-25 みつぼビル1F
営業:11時30分〜14時30分LO、17時30分〜21時30分(日〜20時30分)LO

定休日:月(祝日の場合、ランチのみ営業)


 
フランス映画祭横浜2005
世界各国でフランス映画のプロモーションをサポートする機関、「ユニフランス」主催の「フランス映画祭 横浜」が今年も開かれる。13年目を迎える2005年は、慣例会場となった「パシフィコ横浜会議センター」(横浜・みなとみらい)のほか、「109シネマズMM横浜」「ワーナー・マイカル・シネマズ みなとみらい」がサブ会場に決定した。 6月15日から19日にかけてこれらの場所では、最新のフランス映画19本以上が上映される。日本で一般公開されない作品も多く、フランス映画ファンには見逃せない5日間だ。また、これらの作品の監督や俳優たちがこぞってやってくることでも、毎年話題を呼んでいる。来日する100名以上の関係者は「フランス映画代表団」と呼ばれ、そのつど団長が任命される。今年は、アカデミー賞を始め、世界中の映画祭で受賞されてきた監督、コスタ=カヴラス氏が団長だ。映画祭では、彼の最新作「斧」が上映される。
http://www.unifrance.jp/
yokohama/index.php

 

覆面編集部コメント
i09
「2番目の前菜」から選んだ「ビシソワーズ」。ジャガイモの冷製スープですが、シャーベット状になっているのには新鮮な驚きがありました! おいしかったです。
 
i09
コースの最後は、コーヒーかハーブティーが選べます。