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B食倶楽部 食べてきました!今週のピックアップB食店/vol.20
ビールで楽しむ、7品の韓国家庭料理「トォンデジ(東京・東銀座)」
トォンデジ
トォンデジとは「丸ごと豚」という意味。この看板が目印だ。
座韓国食堂 トォンデジ」は、銀座と新橋の喧騒を抜けた路地で、活気に溢れている店だ。店の正面が総ガラス張りという開放的なムードで、カフェを思わせる洒落た作り。料理はオムニ(韓国のお母さん)の味をそのままに再現したという、本格コリアンスローフード。「食堂」の店名に納得させられる。
コースメニュー
「特選チゲコース」は店の代表料理を集結。
ニューには、お隣の築地市場から仕入れたという、新鮮な食材を使った家庭料理がずらりと並ぶ。宴会ならば、人気料理8品を網羅した3200円の「特製チゲコース」(4名以上から)がお勧めだ(*コースは1種のみ)。また、プラス1600円で飲み放題(2時間/生ビール、真露、酎ハイ、ソフトドリンク)にすれば、懐を気にせず大いに楽しめる。
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ビールと「キムチ」は黄金コンビ。
ずは「ハートランド」で威勢よく乾杯して宴の幕開けだ。飲み放題のビールが、アロマホップで人気の“ハートランド”というのは、ビール好きにはうれしいところ。グビリと喉をならすと絶妙のタイミングで1品目「キムチ盛り」が登場する。白菜、大根、きゅうりのキムチの程よい塩辛さと軽快な歯ごたえは、ビールの友の王者の貫禄だ。大根、青菜、ぜんまい、もやしの「ナムル」、すっきりした甘辛さと、太い韓国春雨独特のプニッとした食感が楽しめる春雨炒め「チャプチェ」、イカ刺し、キムチ、豚肉を白菜の漬物にくるんで食す「ポッサム」――続々と運ばれる料理でテーブルは途端に華やぐ。そして、外側はサックリと中はムチリと仕上がった「パジョン」(ネギチヂミ)の野菜の甘みに驚く頃には、お腹もかなり満たされている。しかし、メインイベントはこれからなのだ。
ナムル チャプチェ
箸安めに最適の「ナムル」。
シャキシャキの歯ごたえが魅力だ。
「チャプチェ」の甘辛味はビールにぴったり。
   
ポッサム パジョン
「ポッサム」は発酵した白菜だけ食べてもおいしい。 「パジョン」。野菜をたくさん食べられるのは韓国料理の特徴だ。
こで紙エプロンが渡される。「サンギョップサル」の脂はねを防ぐためだ。韓国ではポピュラーな豚三枚肉の鉄板焼き「サンギョップサル」。肉の焼けるジュージューという音を聞きつつ、スタッフが手際よく焼き上げていく様を見ていると、否が応でも味への期待が高まるというものだ。肉は梅を食べて育ったという、上州榛名牧場(群馬県)直送の「とんとこ豚(とん)」。脂の甘みが特徴の人気の豚だ。ところで三枚肉は脂が非常に多い部位。しかし、トォンデジのサンギョップサル専用の鉄板は、溝を伝って脂が外に排されるのでヘルシーに仕上がる。カリッと焼きあがった肉からはシューシーな肉汁があふれだして、まろやかな味わいだ。そのままでも良いが、エゴマの葉と豆板醤のタレと共にサンチュにくるんで食べれば、豚のコクと野菜の爽やかさを楽しむことができる。
サンギョップサル
「サンギョップサル」。三枚肉のスライスは厚めで、豚の旨みをとことん堪能できる。なべ底の穴(写真右側)が、余分な脂を下の皿に流し出す。
ガムジャタン
病み付きになるスープ「ガムジャタン」。余裕があれば「おじやセット」(プラス350円)もおすすめだ。
ゲは「センテチゲ」(たらと豆腐)、「タットリタン」(鶏とトック)などの5種から選ぶ。一番人気は豚背肉とジャガイモの「ガムジャタン」だ。山盛りの具と赤いスープが、韓国仕様の平たい大きな鍋に入っている。唐辛子たっぷりのスープは確かに辛いのだが、ジャガイモが少し溶けてマイルドさをプラスし、さらにエゴマが爽やかさと香ばしさを演出している。具材の旨みも加わり、奥行きのある味だ。じっくり煮込まれた柔らかい背骨肉は、手づかみで豪快にかぶりついてみてもらいたい。骨からほろりと外れ、噛めば肉汁と染みこんだスープが一緒に溢れてくる。
石焼ビビンバ
石焼ビビンバ。混ぜるたびにごま油の
こうばしい香りがたちのぼる。
っかり満腹になったところで「石焼ビビンバ」(冷麺も選択可)が音を立てながらやってくる。もう食べられない、と言いながらも濃すぎない味付けに、思わずたいらげてしまうのだ。大満足のうちにコースは幕を閉じる。ビール片手に仲間とどこかほっとするオムニの愛情料理を囲めば、より親密になれるに違いない。
韓国家庭料理8品と、ビール、真露、酎ハイ、ソフトドリンクが飲み放題(2時間)で4800円!(写真は6人前)
トォンデジ
トォンデジ
TEL. 03-3547-1129
東京都中央区銀座8-19-18 第3東栄ビル1F
営業: 11時30分~14時(月~金)、18~23時20分LO(土曜~22時LO)
定休日:日・祝

 
トォンデジのランチ

界隈のOLやサラリーマンが毎日利用できるようにと、ランチは手頃な価格になっている。「石焼きビビンバ、スープ」「ソンロンタンクッパ(韓国牛滋養スープ雑炊)、カクテキ」「水冷麺、ソンロンタンスープ」など、8種類のランチメニューは、すべて850円。石焼ビビンバは夜の単品では1000円なので、お得感がある。 辛い料理も用意されていて、「牛ブルコギ丼、ソンロンタンスープ、カクテキ」は大辛のマークがついている。激辛が好きな人には、「ビビン冷麺、ソンロンタンスープ」がおすすめだ。辛さだけでなく麺のコシも楽しむことが出来る。
大きなガラス窓からは陽の光が差し込み、明るい店内はカフェのような雰囲気だ。しかし、利用客は男性も多い。味だけでなく、オーダーしてすぐに料理がでてくることも、サラリーマンに人気の理由かもしれない。

「ビビン冷麺、ソンロンタンスープ」

覆面編集部コメント

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店の外の七輪では、スタッフが炭火で肉を焼きます。
 
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しゃもじのついたメニューブック。韓国語(料理関連)の解説が、コラム風に書かれています。
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明るい店内は、韓国語のメニューや豚のオブジェが配置されています。