本格的な洋食屋の第1号といわれているのは、1876年に上野にオープンした「上野精養軒」だ。創業開始からあるソースかつ丼は今でも人気だ。翌年、1753年からの歴史を持つ「東京風月堂」が銀座でフランス料理を開業し、日本で始めてカレーライスを紹介した。カレーのほか、オムレツ、ビフテキなどがメニューには登場。「泰明軒」が開業した1885年の10年後に「煉瓦亭」はオープンした。ポークカツレツ、ハッシュドビーフ、オムライスなどを考案して有名になった。これらは今でもメニューに並んでいる。またこのころには、洋食屋や家庭でカレーライスが登場するようになった。1902年からソーダ水やアイスクリームを扱っていた「資生堂パーラー」がレストランを開業したのは1928年。ミートクロケットやビーフカレーなどが看板メニューとなり、これらは現在でも食べることができる。そして、1950年代に入ると「銀座キャンドル」「銀之塔」など、銀座には洋食屋が次々とオープンしていった。 |