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B食倶楽部 食べてきました!今週のピックアップB食店/vol.14
有機野菜を使った、無化調の中国料理
「頂好(東京・自由が丘)」
頂好
シンプルな装飾のすっきりとした店内
末は家族連れや女性でにぎわう自由が丘。そんな人たちが買い物帰りに安心して寄れる中国料理店が「頂好(ディンハオ)」だ。白とオレンジを基調色としたソフトなイメージの店内デザイン。籐かごに入ったカトラリーからも、カジュアルなダイニングかカフェといった雰囲気がうかがえる。小洒落た店だから、女性や家族連れにおススメするわけではない。理由は安心して食べられるその料理にある。
好の料理は、化学調味料を一切使わずに、極力、無農薬や有機栽培の野菜を使用している。中華料理症候群という言葉のもとに、アメリカを中心に化調(化学調味料)を避ける傾向にある中華だが、残念ながらこの特有の旨みは化学調味料にあり、本場中国では至るところで使用されている。しかし安心して食べたい人や、化調の味が苦手な女性は(もちろん男性も!)頂好に出かけてみよう。90種類近くある料理はすべて無化調である。
頂好
メニューの一番最初に登場する
おすすめ料理には、小サイズのものもある。
ニューはおすすめ料理に始まり、冷前菜、フカヒレ、アワビ、エビ、鶏肉、豚肉、牛肉、おこげ、豆腐、野菜、スープ、麺、ご飯、点心とずらりと書かれている。何を頼んでいいのか迷ったら、おすすめ料理から頼んでみよう。「ピータンと豆腐の和えもの」「あわびの冷菜」「紋甲いかと砂肝のニンニク炒め」「スペアリブの甘酢煮込み」など、前菜からメインまで揃っている。頂好のもう1つの特徴は、ほとんどの料理に中サイズが用意されていることだ。おすすめ料理や冷前菜などは小サイズからもあるので、女性同士でもいろいろ食べることができる。
すすめ料理の中でもイチオシという「地鶏の自家製くんせい」(小1450円/中2200円/大3300円)は、鶏の胸肉を燻製にしたもの。こんがりと色づいた皮はパリパリしてとても香ばしい。一方、肉の部分はふんわりとしてやわらかく、一部付いてくる骨もコリコリと食べられる。小サイズでも刺身サイズの厚い肉が10切れほどあり、お腹を満足させてくれる。甘ったるさのないさっぱりとした味わいで、燻した香りや皮の旨みを感じることのできる1品だ。
地鶏の自家製くんせい
小サイズでもボリュウムたっぷりの「地鶏の自家製くんせい」(小サイズ)
ーションの小さい点心や有機野菜を使った料理も女性にはおススメだ。頂好は麺以外すべて手作りで、点心も皮から作っている。すこし大きめの「小ろん包」(3個780円)は、お約束の肉汁がじわっとあふれ出るので、冷まして一口で食べたい。中にはきれいなピンク色した豚肉が入っている。「青菜まんじゅう」(2個840円)は、肉の代わりに青菜がたっぷりと詰まった直径8cmほどのヘルシーなオリジナルまんじゅう。これらの点心を食べて感じるのは、皮の甘さだ。もちもちとして強い甘味のある特徴のあるものだ。
小ろん包 青菜まんじゅう
「小ろん包」
「青菜まんじゅう」(左)、「肉まんじゅう」
にいい有機野菜を使った料理を堪能するなら、「五目野菜炒め」(中1575円/大2310円)や、「豆腐と野菜のかき油煮込み」(中1575円/大2310円)だ。オイスターソースやごま油を使っているにもかかわらず、とてもやさしい味わい。野菜の旨みが効いた飽きのこない料理である。
そして麺で最後を締めたい人は、スープの旨みで食べる「素ラーメン」(570円)や野菜がたっぷり入った「五目あんかけ焼そば」(1050円)を味わってみよう。自然な汁出の味わいが堪能できるに違いない。
「豆腐と野菜のかき油煮込み」(中サイズ) 「五目あんかけ焼きそば」
由が丘に移って4年という頂好は、以前は祐天寺でやっていた創業19年の店。ホールを仕切る女将さんは親切で、相談すればメニューにないポーション(量)でアレンジしたり、食べ方のアドバイスもしてくれる。一見気取った店に見えるかもしれないが、身体にも心にも優しい立派なB食店である。
頂好
頂好
TEL. 03-3724-5673
東京都目黒区自由が丘2‐8‐21 メゾンクルツB1F
営業: 11時30分~14時30分LO(土日祝12~15時LO)/17時30分~21時LO(日祝~21時LO)
定休日:水

 
化学調味料
天然の素材はそれぞれが複雑な旨み成分を持っている。その中から特定の強い旨み成分だけを、科学的に製造したのが化学調味料だ。さとうきびなど天然物の純度を科学的に高めたり結晶化することにより、昆布のグルタミン酸、かつお節のイノシン酸、しいたけのグアニル酸などと同じ成分を作りだしている(以前は石油から合成していた)。
アメリカで報告された「中華料理症候群」とは、化学調味料が大量に入った中華料理を食べた人に、頭痛、しびれ、ほてりなどの症状が現れたというもの。その後の実験でも、化学調味料に過敏な体質の人が空腹時に大量に摂取すると、頭痛やほてりがみられたり、場合によっては喘息患者が呼吸困難に陥るといった例さえが認められた。昆布やかつおといったダシが存在していなかったアメリカでは、旨味成分が凝縮された化学調味料について過敏に反応したようだ。しかし、WHO(世界保健機構)やFDA(アメリカ食品医薬品局)などは、一部の過敏体質を除けば一般的に健康を害するものではないとしている。もっとも、化学調味料の多用は高血圧や糖尿病に悪影響を与えるといわれている、ナトリウムの過剰摂取につながる可能性もあり勧められない。とくに加工食品の中には大量に使っているものもあり、知らずに摂取していることもあるので気をつけたい。

 

覆面編集部コメント
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紹興酒は、かめ出し(160ml/470円)、「陳年老酒 かめ入り10年」(500ml/2100円)など6種類ありました。温めてもらったら、お茶のような可愛らしいプレゼンテーションででてきました。漬物付きです。
 
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お酢やおしょうゆの器も、店内にあわせてシンプルな陶器が使われています。
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馬や観葉植物などのちいさなオブジェが、上品に飾られています。
 
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お店は地下です。店内が見えないのでちょっと入りにくいかもしれませんが、地上にはメニューがでています。