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B食倶楽部 食べてきました!今週のピックアップB食店/vol.12
ナポリ風のモチモチピッツア 「Pizzeria da Aoki tappost(東京・豊島園)」
石窯
手作りの石窯にピッツアを入れる青木さん。
足元には薪が積まれている。
ポリ湾に浮かぶイスキア島でピッツアの修業をしたという青木さんの店「tappost(タッポスト)」は、本格的なナポリピッツアを味わうことができるピッツェリアだ。温泉の出る美しいイスキア島から帰国して、生まれ育った東京・練馬区に店を構えた青木さん。タッポストでは薪で火をおこした石窯を使って、ナポリ時代と同じようにピッツアを焼いている。
マルゲリータ
マルゲリータ
(トマトソース、モッツァレラチーズ、パルミジャーノチーズ、バジリコ/1600円)
使
用する小麦粉は、精度「00(ゼロゼロ)番」というナポリピッツアには欠かせない高精製のもの。小麦粉の香りが強く、ふっくらと焼きあがるのが特徴だ。窯から出されたピッツアは縁が5cmほどに膨らみ、テーブルに置かれると「うわぁ」という声がお客の間で上がる。マルゲリータ(1600円)は、“トマトソースの入った器にモッツアレラとバジルが浮かんでいる”といったふう。そんな縁が均等に膨らんだ、惚れ惚れするような直径30cmのピッツアがタッポストのピッツアだ。
ビアンカ・ネーヴェ
ビアンカ・ネーヴェ
(モッツァレラチーズ、 ルッコラ、生ハム、スライスパルミジャーノチーズ/2000円)
の00番粉のもうひとつの特徴にモッチリとした食感がある。中央部分は薄くしっとりとしているが、コシがとても強く噛みごたえも十分。モチモチとした食感を楽しんでいるあいだに、口の中には小麦粉の甘さが広がってくる。生地の味わいが深いので、ソースの乗っていない縁の部分もオリーブオイルを付けてつい楽しんでしまう。
シチリアーナ
シチリアーナ
(トマトソース、ニンニク、アンチョビ、オリーブ、ケッパー、バジリコ/1600円)
ニューに並ぶピッツアは全部で11種類。マルゲリータがベースになっているものは、アンチョビを乗せた「ロマーナ」(1700円)、チョリソと唐辛子を使った辛い「フォルテ」(1800円)、水牛のモッツアレラやフレッシュトマトとなど素材にこだわった「ピッツア・ドック」(2000円)などがある。生クリームベースの白いピッツアの中では、「ビアンカ・ネーヴェ」(2000円)が迫力のある1枚だ。山のように盛られたルッコラの緑色と生ハムのピンク色が美しく、味はさっぱりとしている。また、トマトソースににんにく、アンチョビ、オリーブ、ケッパー、バジリコの「シチリアーナ」(1600円)など、チーズを使わないものもある。そして、包み焼きの「リビエノ」(2000円)も味わいたい。リコッタとモッツアレラをふんだんに使い、包みを破れば中からチーズがとろりと出てくる半円形のピッツアだ。
リビエノ
リビエノ
(トマトソース、リコッタチーズ、 モッツァレラチーズ、ハム、 パルミジャーノチーズ、バジリコ/2000円)
う存分ピッツアを食べたのなら、最後は自家製ジェラート(520円)を楽しもう。たっぷりと盛られたジェラートは甘すぎず重すぎず、口の中をさっぱりとしてくれる。
ワインは3000円前後を中心に赤白6種類ある。ハウスワインとして扱っている「ボルタバッロ」(ボトル2000円)は酸味のバランスもよく、いろいろなピッツアと一緒に楽しむことができた。また、グラッパ(650円)が5種類揃っているのは、イタリア料理ファンにはうれしいところかもしれない。マスカット、樽熟、バローロの絞りかすなど、好みに合わせて選ぶことができる。食べすぎて苦しくなってしまったら、グラッパの力を借りて消化させようではないか。
マリナーラ
マリナーラ
(トマトソース、ニンニク、オレガノ、バジリコ/1300円)
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種類の前菜と数種類のパスタ以外はピッツア(とフォカッチャ)というピッツェリア・タッポスト。本当はピッツアだけでやりたかったけど、場所柄さまざまな人に楽しんでもらいたいから、と青木さんは話していた。イタリアの小物が置かれた店内は、石窯の炎の演出でやわらかな空気が流れている。ワインでピッツアだけを楽しんでいる常連客も多い本格ピッツェリアである。
ピッツェリア・ダ・アオキ・タッポスト
ピッツェリア・ダ・アオキ・タッポスト
TEL. 03-5999-3988
東京都練馬区早宮4-37-29ラフィット豊島園1F
営業: 12時〜14時30分LO/17時30分〜22時LO
定休日:火曜(祝日の場合は翌日)

 
ナポリピッツア
イタリア・トスカーナ地方の丸パンを生地にして、食材を乗せたのがピッツアの原点といわれている。現在では世界中で食べられるようになり、国によって特徴も異なるようになった。特に、生地が全体的に分厚いアメリカのシカゴタイプは、ナポリのピッツア職人たちが「太った円盤」と異論を唱えるほどイタリアのものとは違う。
そのため、ナポリでは「真正ナポリピッツア協会」が発足し、ピッツアの伝統的な作り方を守るための「ピッツア基準」も設けられた。生地は定められた原材料(水、塩、小麦粉、酵母)のみを使用し、機械やこん棒などを使わずに手で伸ばす。焼くときは薪か木屑(樫かオリーブ)で火をおこした窯の床面を使い、縁は硬く中央は柔らかく仕上げる——これが真のナポリピッツアだそうだ。
覆面編集部コメント
グラッパ
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5種類のグラッパはすべて同じ値段(650円)です。3種類を注文しました。左から、苔桃のリキュールをブレンドした甘い「セニャーナ  ミルティッロ」、マスカットで作った「モスカート」、木樽で熟成させた「903バリュック」。
ピクルスの盛り合わせ
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パプリカやカブなどを酢漬けにした「自家製ピクルスの盛り合わせ」(600円)。
エビのアーリオ・オーリオソース
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「エビのアーリオ・オーリオソース」(900円)には、残ったソースをピッツアに付けるという楽しみが隠されています。
カウンター席
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石窯が良く見えるカウンター席。ひとりでもカウンターで気軽に食べられます。
店内
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店内には、フェラーリグッズやスポーツカーの絵が飾られています。
キャラメルのジェラート
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デザートも自家製です。この日は「キャラメルのジェラート」「ブルーベリーのジェラート」「マンゴーのソルベット」「パンナコッタ」「ガトーショコラ」「アプリコットのタルト」(すべて520円)でした。注文したキャラメルのジェラートは、キャラメル味がとても濃くて口当たりはふわふわ。味と量に感動しました。
店内ディスプレー
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カウンターの向こうに置かれたアイマックでは、青木さんがイタリアで撮ってきた写真を次々と写しだしています。青木さんのイタリア好きが伺われます。