 | | 路面に立つ看板が目印。 | 広 く知られていないが東京・板橋に、大塚(豊島区)で有名なおにぎり専門店「ぼんご」の2号店がある。使われる米や握り方は変わらないのに、大塚店のように30分並ぶことはない。さらに、握る味にばらつきがないと評判も高い。穴場的な店である。 |
 | | 店内は寿司屋のような雰囲気。 | JR 埼京線の板橋駅から徒歩5分足らずのところに位置するぼんごは、調理場をカウンターが囲んだ寿司屋のようなつくり。お客からの注文を受けて、カウンターの中でマスターは握りはじめる。三角形にくりぬかれた特製の木型にすばやくご飯が詰められていく様は、座りながらじっくりと見ることができる。こだわった米は新潟県岩船産のコシヒカリ。つやと粘り気に優れ、ちょっと硬く炊き上がる岩船コシヒカリは、魚沼、佐渡に続く新潟三大米のひとつだ。店で精米して炊き上げられた白飯は垂涎ものである。 |
 | | おにぎり1個の価格は210円。「筋子」のみ250円。 | |
お にぎりの具は31種類ある。「まぐろ角煮」「豚キムチ」「ベーコン」「うなぎ」をはじめとするボリュウム系、「数の子」「塩辛」「うにくらげ」などの酒の肴系、「じゃこマヨネーズ」「鳥唐揚マヨ」「明太マヨネーズ」といったマヨネーズ系など。もちろん「梅干」「おかか」などのベーシックな具もあり、老若男女の好みに応じている。ちなみに、「豚の生姜焼」以外は大塚店と同じだ。それらの具を木型の上のご飯にのせ、軽やかにそしてリズミカルに4回ほど握る。海苔をまいて、具を少々てっぺんにトッピングすれば出来上がりだ。朱色のおぼんに乗せて、「おまたせしました」とカウンターから出してくれる。 |
 | おにぎりを握る真剣なマスターの姿を 見れば、味わいも一層深まる。 | お にぎりは寿司同様に握りが大きな鍵だ。握り方ひとつで味は大きく変わる。ぼんごのおにぎりは、ごはんの粒を潰さずに、そして粒と粒の隙間が均等になるように握られている。コンビニおにぎりの1.5倍ほどの大きさの握りたてを、てっぺんからかぶりつく。ご飯と具が口の中で溶け合うように一緒になるのがわかる、握りのよさを感じる瞬間だ。そして、具のトッピングは中味の目印だけでなく、最初の一口からおにぎりの旨さを教えてくれる大切な役割なのだと気づく。そんな具はたっぷりと入っているので、最後の一口までご飯と一緒に味わうことができるのだ。 |
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 | | おにぎり以外のメニューはこれで全て。 | 10 席もないカウンターに、寿司屋のネタのごとく具を並べるぼんご。おにぎり以外のメニューは、「とうふ汁」(150円)「なめこ汁」(200円)「タクアン」「キュウリ」(各100円)だけという、おにぎり旨さで勝負する専門店だ。戦後、米軍基地でボンゴ(キューバ発祥の太鼓)を叩いていた先代が、大塚でおにぎり店を始めたのは1960年のこと。そんな歴史ある大塚店に負けないおにぎりを、板橋でも味わうことができる。 |
 | | | | TEL. 03-3963-9502 | | 東京都板橋区板橋1-27-13 | | | | 定休日:日祝 | | | |
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