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B食倶楽部 食べてきました!今週のピックアップB食店/vol.01
うなぎを肴に酒が楽しめる店/絶品!関西風蒲焼「丸富(東京・大井町)」
京・青物横丁「丸富」は、しっかりと焼いた蒲焼が特徴。どこにも「関西風」とは謳っていないので、関東風に蒸しているのだが蒸し具合が違うようだ。
パリッとした皮と歯ごたえのある焼き面が特徴で、一口かじれば香ばしさが口中に広がる。対照的に身(中身)はフワッとして軽いから、思わず感動してしまう。脂っぽくて胃にもたれやすいうなぎが多い中、丸富の蒲焼は脂を程よく蒸し落として香ばしく焼き上がっているのだ。おかわりをしたくなるくらい、脂っこくない。
丸富の蒲焼
蒲焼(950円)。皮はこんがり焼かれているが、中は意外にもふっくら。
香ばしさが漂う香ばしさから、蒸した上でたっぷり炙っていると思われる。
うなぎ丼
れを見越してかメニューには、蒲焼の量が2倍になった「うなぎ丼(W)」がある。値段は2150円。シングルのうなぎ丼が1200円で蒲焼(串焼き)が950円だから、単純に1串足したというわかりやすい値段設定。そんなところにもB食のセンス(←B食店は良心的でなくてはなりません)を感じる。
ところで、うなぎ丼は注文してから5分足らずで出てくるので、焼いてあった蒲焼を炙って温めて提供している模様。「神田川本店のように、うなぎは60分以上待たなきゃあ」という人にはちょっと疑問があるかもしれない。それでもいつも混んでいるのだから、おいしければ何分でもいいではないか。
富は、陽が落ちるころから会社帰りのおじさんたちでいっぱいだ。「一口串焼き」(180円)「ひれ焼き」(200円)「きも焼き」(200円)といった3種類の串焼きをコップ酒で楽しんでいる姿が通りからも良く見える。
お酒
冷酒(銘柄不明/260円)。
目を見張るほどの注ぎっぷりに、
うれしくなる。
酒は、表面張力にまかせてぎりぎりまで注ぐ。1杯260円という、銘柄が不明でも気にならないような値段だ。皆、お酒とうなぎを楽しそうに味わっている。一方、一人でふらっとやってくるお客も多い。彼らはすぐに供されるうなぎ丼を注文。ささっと食べてとっとと店を去る姿を見ていると、時間のないときでも、迅速にお腹を満たせるB食店であることがわかる。
店先
ジュネーブ平和通りから良く見える店内。
ガラス越しにうなぎを炙っている店主の姿も
見ることができる。
の営業が19時30分までというのが、酒飲みには残念なところ。そして18時過ぎには串焼きがなくなってしまうことが多い。絶対はずしたくない人は、17時ごろに行ってみよう。でも、日曜日は定休日で土曜の夜の営業もない。ということで地元以外のサラリーマンは、休暇を申請することになりそうだ。
丸富
丸富 まるとみ
TEL. 03-3474-4382
東京都品川区南品川3-6-2
営業: 11〜14時,
16時30分〜19時30分
(土曜は昼のみ)
定休日:日・祝
覆面編集部コメント

メニュー
メニューはいたってシンプル。これで全部です。しかも売り切れが多いので、いつもこれ以下だったりします。
外観
大井競馬(地方競馬場)で有名な青物横丁。でもここは、「おけら街道」ではありません。
COLUMN
蒲焼、関東風と関西風
室町から江戸時代にかけて確立されたという、うなぎの蒲焼。関東と関西では調理方法が違うことでも知られる。大きな違いは、蒸すか蒸さないかにある。素焼きにした後、いったん蒸すのが関東風(その後タレを付けて焼き上げる)。蒸すことによって脂が落ち、さっぱりと上品に仕上がっているのが特徴だ。一方関西風は、串打ちをしたらタレをつけて蒲焼にする。こちらは香ばしさが生きてくる。

焼く順番も違う。関東は、見栄えよくするために(皮の縮みを避けて)皮から焼く。関西風は腹からで、腹から焼いたほうが脂はよく落ちる。しかし、最近では関西でも皮の方から焼くことが多い。

このほか、背開き(関東)と腹開き(関西)、頭と尾を落として短冊にしてから串打ちをするか(関東)、丸ごと一匹で串打ちをするか(関西)などの違いがある。
お客さん
会社帰りのおじさんたち。早い時間だから会社帰りかは疑問。帰社途中かも…

 

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