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2007年1月30日(火曜日)
   
その1(ジェラール・ミュロ、ストレー、ベルティヨン)から続きます。

ジャン=ポール・エヴァンの、ショコラのガレット・デ・ロワは、
日本でも出ていたと思いますが、こちらで見たら、
なんだかやけに、気になってしまった。

フィユタージュは、上の層がココア味で、
下の層はプレーン。
中のクレームダマンドも、カカオ味で、
チョコレートがザクザクと入っています。
フェーブは、日本と同様、金貨のデザインでした。

ちなみに、パリの店では、日本には未入荷の、
ショコラ・アペリティフ・オ・フロマージュが購入可能。
ノワゼットとシェーブル、クミンとエポワス、
くるみとロックフォール、タイムとポン・レヴェックという
組み合わせの、ボンボンショコラ4種です。

あと、エヴァンでは、ショウガのコンフィ入り、
ジャンジャンブルが美味しい。
パトリック・ロジェのも上品ですが、私の中のベストは、
今のところ、ラ・メゾン・デュ・ショコラなのでした。
かけらも大きくて、かなり生姜のパンチが効いた感じです。
プリュノーも、素晴らしく美味しい。
どちらも、まだ日本に無いはず。

あと、MG0%という、スフレタイプの、ふわふわした、
白いチーズケーキにもトライ。
日本で見ない気がして、気になったんですよね・・。
ル・ノートルには、珍しい模様のガレット・デ・ロワが。

残念ながら、実物はすでに店頭に並んでません
でしたが、断面の写真入りポスターがありました。
中は、クレームダマンドと、フランボワーズ入り
だったよう。

うーん、食べてみたかったけど、
こちらでは、普通のガレット・デ・ロワにトライ。
フェーブは、セット販売もしていました。
裏に、ル・ノートルのロゴが。
ル・ノートル、エディアール、
アルノー・ラエール、ポワラーヌのガレットデロワを
いただくことになります。・・・続きましょう。

1人分のIND.にも、ちゃんとオリジナルの
フェーブ入りなのは、嬉しい!
でも、5.3ユーロだったので、ちょっと割高かな。

あと、4人分、6人分がありました。
ガレット・デ・ロワのサイズ表示は、どこも、
何号とか何センチ、ではなく、何人分か、なんですね。
アルノー・ラエールは、フィユタージュと、
ブリオッシュタイプのと、両方ありました。

チョコレートのダマンドかな?
お店ロゴが大きく描かれた物もありますね。
模様もサイズも色々。

そういえば、こちらのお店って、模様も、
何種類か混ざっているところが、
結構あったような気がします。

皆さん、お気に入りの模様を選んで、
これ、と買っていくのかしら。

パイ生地は、あまり濃い色ではないですが、
しっかりと香ばしく、焼きこまれています。

でも、模様の美しさで言うと、もしかしたら・・・
日本の方が勝るかもしれない?
クープが深く、焼き色とのコントラストが
はっきりしている気がするんですね。

パリでいただいたガレットデロワ達は、
もうちょっと、気軽に入れた模様、みたいな。
普段着の印象と言ったらいいかな。

お店に行けば、こんなふうにゴロゴロと、
焼いた物が並んでいるような・・、
それだけ、身近な存在、ということなのかも。
アルノー・ラエールのブリオッシュタイプは、
中にオレンジピールなど、
ドライフルーツを刻んだ物が混ざっていて、
ローマジパンの包み込みは無し。

こちら、フェーブはオリジナルではありませんが、
王冠が素敵!
ちょっと高さに差がついて、斜めになっているんです。

日本は、王冠のデザインって、結構、
数種類に限られるように思うのですが、
こちらでは、ひとつとして、同じ王冠はなく、
バラエティー豊かだったかも。

パリでのガレット・デ・ロワの旅、楽しかったです!

   
1月に、パリに行くと、何が楽しいって、
それはもう、ガレット・デ・ロワが、
まだぎりぎりで、楽しめることでしょう!

さぁ、それでは、ガレット・デ・ロワとフェーブの旅の、
始まり〜。

パリ初日、まずはジェラール・ミュロへ寄り道。

なんと、4種類も!
ショーケースには、ベーシックなクレームダマンド、
ナッツ類がのったクレームピスターシュ、ショコラが。

それに、別のコーナーに、ちょっと形の変わった、
フィユタージュを縁までかぶせて織り込んだような、
ちょうど、ノリエットのガレット・デ・ロワみたいなのが
あって、これは?と聞くと「ガレット・サシェ」と。

sachetは、袋のことですよね。
どうも、中身が何も入っていない、
フィユタージュだけの物らしい。
それを、サシェと言うのかしら。

気になる・・ということで、
ダマンドと、ピスターシュと、サシェを1個ずつ
お願いしました。
ミュロは、毎年、オリジナルのフェーブみたいで、
2年前は、チョコレートで、これがまたかわいかった。
今回は、時計のシリーズ。

3つ入手できたフェーブは、一緒にいただいた
みんなで、分けました。

クレームピスターシュのガレット・デ・ロワは、
しっとりしたクレームの中にも、ローストした
アーモンドや、半割のヘーゼルナッツ、ピスタチオが
入っていて、カリカリして楽しい。

そして、なんといっても、フィユタージュが
サクサクして、目茶目茶美味しい!

サシェなんて、パイ生地だけで、表面うっすらと
キャラメリゼされた、そのほのかな甘みだけなの
ですが、とにかく美味しいのです!

うーん、フィユタージュのみで商品として
成立するあたりが、やっぱり、日本とは
異なる文化圏だなぁと思われ・・。
日本だと、きっと、中に何か入っていないと、
喜ばれないですよね。
ストレーにもありました。
ガレット・デ・ロワは、フィユタージュタイプと、
ブリオッシュタイムが両方。

真中に穴があいている珍しい形が、
ガレット・サシェだそう。

あとは、individuelと表示されていると、
一人分の小さな物。
カットタイプを置いているお店もありますが、
小さくでも、やっぱり、丸い形だと、ちょっと嬉しい。

それにもフェーブが入っているかは、お店によって
違うようなので、要確認です。

この日の夕食は、英語で無事予約できてほっとした、(^_^;)
59ポワンキャレへ。
アラン・デュカスのプロデュースする
カジュアルレストラン、ということで、以前から
行きたかったのですが・・そのレポートは、また改めて。
ストレーのフェーブ、かわいすぎる〜!!

金の空豆です。うわー、本来の伝統的な風習を
思わせる、このクラシカルさが、いかにも。

片面に、ストレーのマーク、王冠の刻印。
もう片面に、Stohrerの刻印。
これは、宝物にしたいです〜!
翌日のパリスイーツ巡りのコースは、
ベルティヨンでアイスクリーム3種盛りからスタート。

私は、キリッシュ風味のプロンビエールと、
プラムとラム酒と、パンデピスに、
あら、ソルベ好きなのに、気づくと全部グラスだ・・。

でも、一緒に行った方達に味見させて
いただいた、フランボワーズも、苺も、とても
美味しかった!

そして、店内ガラスケースの中には、
え?もしかして、アイスのガレットデロワを
作ってらしたのかしら?!と思わせる模型が。
傍らに、かわいらしいフェーブも飾ってあります。

アイスのガレットデロワに埋め込まれた、
アイスの形のフェーブ。
うーん、アイス好きには、たまりませんね。

これは、フェーブだけでも1つから売っていて・・
私、フェーブ直買いはしない主義、と、一応、
心に決めているんですが・・・

で、でも、これはお土産ね、と言い訳しつつ、
自分の分も、つい買っちゃう・・・。

この後、パトリック・ロジェ、ジャン=ポール・エヴァン、
ル・ノートル、フロマージュリーのマリーアンヌ・カンタン、
ジャン・ミエ、ステファン・セッコ、ミッシェル・ショーダン、
シャンゼリゼのラデュレ、デニス・アカボーを廻りました。

結局ここから、エヴァン、ル・ノートル、エディアール、
アルノー・ラエール、ポワラーヌのガレットデロワを
いただくことになります。・・・続きましょう。
2007年1月29日(月曜日)
   
帰国後に駆けつけた、伊勢丹サロン・ド・ショコラも、
今日で終了。
予想どおり、話題の輸入ショコラは、かなりの割合で、
既に売り切れでした!

昨年も、キャラメルサレ、洋梨キャラメル、
ライムキャラメルを閉じ込めた3色のボンボン、
カラー」が話題となった、
パトリック・ロジェからは、
新作の「シクローヌ」が、新たに登場。

鮮やかな青いドーム型のボンボンショコラは、
なんと1粒が2,100円ということで、
注目の的。ほどなく完売だったとか。

こちらは、パリ市内、マビヨン駅近くの
パトリック・ロジェのショーウィンドウの中の写真。
チョコレート細工のペンギンの足元に、シクローヌが!

ちなみに、昨年10月末のショーウィンドウは、
ハロウィン仕様でした。

店内に、シクローヌ10粒くらいと、
ヘネシーとを詰め合わせにしたセットがあり、
私、てっきり、シクローヌって、この
ヘネシーを使ったボンボンショコラなのかな、
と思ったのです。

ちなみに、ユゴー通りの本店では、
ペンギンの数がもっと多くて、
隊列をなしており、やっぱり、足元に
シクローヌが飾られていました。

価格、うっかり控えそびれた・・。
でも、2粒買って、目の飛び出るような
値段でなかったことは・・確か。

ここは、マジパン細工のフリュイ・デギゼが、
超かわいい!
でも、さすがに、かなりのお値段で、
まだ手が出せません・・。
しかも、この季節、これってガレット・デ・ロワ?!
という形のもあって。
ひとまず写真だけで、こらえました・・。
パリで、ずっと訪ねたかった、デニス・アカボー。
パリの北エリア、ムーラン・ルージュの近く。
アルノー・ラエールからも歩ける範囲です。

フランス各地から、素晴らしい職人の手による
コンフィズリーやショコラ、伝統菓子を集めたセレクトショップ。

あの、キブロンのアンリ・ルルーさんのキャラメルも、
パリで唯一、このお店では、買えるんですものね。
お菓子を預ける各店からの、信頼の厚さが
伺い知れようというもの。

名物オーナーのアカボーさんと、記念に一枚♪
アカボーさん、日本の掲載雑誌の切抜きを
たくさん並べていらして、フランス語で、
「このお菓子は、ここに載ってるのよ!」とばかり、
一生懸命、ご説明してくださいました。

言葉がわからないなりに、アカボーさんが、
そのお菓子たち、その作り手の方々を
とても愛していらっしゃるんだなぁと感じられて、
思わずにっこり。

ベルナションは、昨秋、パリのサロンドショコラと
一緒のツアーで訪ねて、工房を見学させていただく
ことができたので、今回は、入手できなくてもいいか、
と、思っていたのですが・・。

こちらで、山のように並んだタブレットを見たら、
やっぱり欲しくなってしまいました。

伊勢丹にも出ていた、ドレンチェリーやナッツを
並べたタブレット、あれはすべて、スタッフの
女性が、手作業で載せていってるんですよね。

大体、9ユーロ台だったかな。
せっかくなので、日本に入荷しそうにない、
マニアックな物を選んでみようと、
キリッシュ風味のパイナップルのコンフィ入り、
というのをチョイス。
これは、共和国オフのお土産に♪
アカボーさんに薦めていただいた中に、
ロレーヌ地方のM.O.F.ショコラティエ、
フランク・ケストナーのお菓子も!

今回の伊勢丹にも、ミラベルを使ったスペシャリテ
など、ボンボンのセットが登場してますね。
ミラベル好きな私、日本出発前に、
友人にお願いしてきました・・・。

これは、クレームピスターシュに、ドライフルーツと、
ピスターシュを混ぜて固めた物を、チョコレートで
コーティングしたコンフィズリー。
ピスターシュ独特の杏仁のような香りがしっかり。

左は、二層になっていて、下がクレームダマンド。
上が、白桃、ペシェのコンフィチュール。
香りよくジューシーです!

それを、チョコレートでコーティングした
ミニサイズのバーショコラ。

奥は、一緒に行ってくれた友達が選んだ、
グルノーブル銘菓のクレマンティーヌ。
これは、かなり素朴な郷土菓子、という
感じで、チョコがけも凸凹で分厚めですが、
それがより、美しく仕上がっていた、
ラ・ピエール・ブランシュを思い出します。
そして、結局、ケストナーは、ミラベル入りの
「ペルルドロレーヌ」も、買ってきてしまった・・。

さらに、アカボーさんおすすめの、ショコラで
コーティングした、小さなカヌレ形のギモーブも。
割ってみたら、ヘーゼルナッツのジャンドゥーヤ
みたいなペーストが中に。

このショコラギモーブが、美味しい!
昨年、口解けに感動した、パン・ド・シュークルのと
同じくらい、印象的です。
うーん、こんなことなら、箱買いしてきて、
皆さんに味わっていただくのだった・・。
今回、オリオール・バラゲのも買ってきた私。
これも、どんな感じか、楽しみです。

右のボンボンショコラは、ミッシェル・ショーダン。
日本でも買えるけど、現地で買いたかったのだ。

選んだのは、だって名前が気になった、
オレンジ風味の「RIO CHICO リオ・チコ」、
エピス風味の「OCEANA」、
胡椒の「SARAWAK」、
レモン風味の「MARAGNAN」、
キリッシュのムース入り「MONTARAZ」
の5種類。

それに、「R」マークのパトリック・ロジェの
シクローヌをいただいてみると・・
あ、ヘネシーじゃない。
何か、果物の風味のキャラメルです。

後で、伊勢丹で会った友人達からも
情報を得たところでは、「リンボク」という木の実だとか。
リンボクって、バラ科の植物で、プラムに近い
種類のようです。
ブラックソーンとかスローベリーとかとも言うらしく、
これを原料に、スロージンというお酒もできるみたい。
うーん、生を見てみたい、そして、食べてみたいぞ。

やっぱり、69時間もかけてキャラメルに煮詰めるので、
高価格になってしまうんですね。
フランク・ケストナーの「ペルルドロレーヌ」の断面。
うわぁ、綺麗な3層に分かれてますね〜。

結局、帰国してからも、いただけたのですが、
でも、やっぱり、フランスで、自分で
買ってきたものをいただけるのは、嬉しかった。

アカボーさん、素敵な出会いを、どうもありがとう!
2007年1月28日(日曜日)
   
バルセロナで、まず向かったお店は、エル・ブリ
(エル・ブジとも言いますが、発音、難しいですね)
率いるフェラン・アドリア氏の弟で、パティシエである
アルベルト・アドリア氏によるチョコレートブランド、
「カカオ・サンパカ」。

ここでは、店舗でないといただけないチョコレートケーキ
などもありますが、手軽に、アイスクリームにトライ。

お土産には、2月10日か17日土曜に開催する予定の、
「木苺×チョコレート」のコンフィチュール会に
出したい物を入手しました。
スペインのコンフィチュールは、大きく、
マルメラード(皮入り)と、コンフィチュッラというのに
分かれる感じです。

トマト×チョコレートという、面白い組み合わせも
入手してしまいました。
2月10日(土)昼に、愛宕のフェルミエさんで、
羊チーズ×チョコレートコンフィチュールの会を
させていただくので、これは、そこでお出ししようかな、と。

カカオ・サンパカでは、ボンボンショコラでも、
スパイスなんて序の口で、バルサミコや、
アンチョビ、オリーブオイルといった素材との
斬新な組み合わせが・・
さすが、エル・ブリ系と思わせます。

そして、翌日夜、1880年創業の
チョコレート&プリン専門店「ラ・パリャレサ」や、
1906年創業の老舗菓子屋さん「エスクリバ」を回りました。
どこも、夜21時までというのがありがたい。

その後、デザート専門のレストランで、コースで
いただける「ESPAI SUCLE エスパイ・スクラ」へ。
最寄駅は、4号線ジャウマ・プリメ駅。

ここは、夜しか営業しておらず、予約が必要です。
あと、日曜月曜、8月は丸々お休みなので要注意。
前日に電話したら、23時からならあいてると
言われましたが・・。さすがに遅すぎ。(^_^;)
翌日20時半からにしていただきました。

スペインは、飲食店の夜の営業時間が遅いです。
お菓子屋さんでも、シェスタで、昼休みを取る
お店も多いので、注意が必要ですね。

エスパイ・スクラは、「砂糖空間」の意味。
店のマークが、「アリ」なのに、思わず苦笑。
うーん、我々ってこと?

デセール3種にプチフールがつく
ミニコース28ユーロや、
5種にプチフールの36ユーロの
コースなどから選べます。

面白いのは、各皿にあわせた
ワイン等、アルコール類のオススメも
セットにしていただけること。

私は、5種類はちょっと無理と思い、
最初の1種類のみにしていただきましたが・・。
欲しい一杯だけを、個々に追加オーダーも
可能です。

これは、「マリア・ルイーザ」という名前らしい、
冷たいスープ。
青リンゴと、スパイシーなヨーグルトの
アイスクリームを添えています。
合わせるのは、ピエモンテのモスカート・ダスティ。
代表的な甘口ワインですね。

マリア・ルイーザって、後で調べたところ、
スペイン国王カルロス4世の王妃の名前で、
どうも、レモンバーヴェナ、ベルベンヌのことを
言うようなのです。
青リンゴの酸味と、ヨーグルトの酸味とが
加わって、いっそうさわやか。

よく、ヨーロッパのお菓子は、甘くて日本人には
重たいって言う方が多いですが、おそらく、
ここのお店は、かなりヘルシー志向で、
果物や野菜の素材を活かして、味、食感等、
とても軽やかに仕上げていました。

なので、5種類のコースでも、ちゃんと
平らげられてしまうのです。
これは、花の香りのする、赤の一皿。

ラズベリーと、ハイビスカス。バラのグラス。
それに、透明なのが、バニラの効いた
トマトのソルベのようです。そして、赤ワイン。
赤いソースは、目の前で注いでくださいました。

赤い棒状の物は、細いメレンゲで、これが
また、しっかりとトマトの風味!

ベリーとローズの、華やかで、それでいて
さっぱりしたデセール。これは、すごく好み!

合わせるのは、ソーヴィニヨンブランの白ワインが
オススメ、ということでした。
これは、ココナッツのソースを添えた、
キャロットケーキ。
オレンジのソルベに、線状に散っているのが、
粗挽きのジンジャーのパウダーです。

キャロットケーキといっても、すごく濃厚な、
ジュレのよう。ニンジンの味がしっかりしますが、
野菜のえぐみや青臭い感じがなく、フルーティ。
とても美味しい。

これに、また、ココナッツのクリーミーさが
よく合うこと。

いろんな素材を一皿にまとめてあるので、
単体で確かめつつ、それらを一緒に食べる
ことで、組み合わせの楽しさを堪能できます。
これは、エクストラヴァージン
オリーブオイルのケーキ。
それに、白桃のソルベ。
上に、極薄い、キャラメリゼされたフィユタージュ、
いやむしろパートフィロ?を渡してある。

グリーンオリーブのソースが、
白いお皿の上に長く引かれています。
あと、「サン・シモン」と。
白いソースの方かなと思うのですが、
これが何なのか、調査中・・。

これに合わせるのは、『D.O. MONTSANT モンサン』
グルナッシュの白、ということでした。
スペインのワインですね。
オリーブとの組み合わせ。
スペインらしいかも知れません。
これが、最後にして謎のデザート、「Empyreumatic」。

焼きメレンゲに、ローストしたくるみ。
かつおぶしのように細かく削った、ナッツ。
パウダーを振った、泡状のものは・・
カプチーノを思わせる味。

意味を調べてみたけれど・・油?
うーん、イマイチわかりません。

合わせるのは、スペインのTarragonaの
マスカットワイン、 De Muller Moscatel ANEJO
とありました。
これも、酒精強化の甘口ワインですね。

食後のプティフールが、また、絶妙にかわいかった。
ステンレス調の、前衛的なアフターヌーンセット
っぽいスタンドも素敵で。

写真は、またの機会にアップしますが・・

コーヒーとヘーゼルナッツ味のポルボロン、
胡麻入りのクランキー、
ピーナッツとカレー粉入りのガレット、
ヨーグルトと胡椒風味のマシュマロ、
塩バター味のショートブレッド、
ココナッツとオレンジ味の、棒付きキャンデーのような
トリュフチョコレート(「PIRULETA」という名前でした)、
70%カカオのチョコレートと、スモーキーな茶葉のボンボン、
パッションとジンジャーのパート・ド・フリュイ、
ハチミツとエピスのマドレーヌ
(スペイン語ではマグダレーナと言うらしい)、
それに、青リンゴとローレルのカプチーノ。

これらが、ちゃんと写真入り一覧の
ミニリーフになって、記念に持って帰れました。
嬉しいぞ♪

ということで、あまりゆっくりはできなかった
バルセロナでしたが、こちらのお店に行けたのが、
一番満足でした!
   
1月18日(木)〜27日(土)まで、
欧州菓子業界視察研修旅行に行って参りました。
行程は、バルセロナ〜リヨン〜パリ。

写真5枚ずつの1記事で切っていくと、
膨大なログになってしまう・・・ので、
まとめた記事は、幸せのケーキ共和国本体に
アップする予定です。

とりわけ、日本チームが、見事、16年ぶりの
優勝をとげた、リヨンSHIRAでの
クープ・ド・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー2007
については、大特集します!

こちらのブログでは、それ以外にも、
特に印象に残った、お菓子関連情報を、
ピックアップしてご紹介しますね。

スペインといっても、バルセロナのある
カタルーニャは、もともと独立国であったため、
言葉も独自のカタロニア語をもっており、
マドリッドや南の地方とは、文化圏が異なります。

バルセロナ自体は二度目ですが、お菓子に
目覚めてからは、初めて訪れるため、新鮮な印象。
そんな実感をする場面が、多々ありました。

1月にフランスを訪れると、ガレット・デ・ロワが
この月いっぱいくらいは楽しむことができます。
私の、2007年ガレット・デ・ロワの旅は、
フランスで終わりを告げました。

では、バルセロナでは?

こちらは、スペインの製菓学校
Escola de Pastisseria del Gremi de Barcelona
に隣接の、チョコレートミュージアム、
ミュゼ・ドゥ・ラ・ショコラータにて。

見学中、1月6日の行事菓子を紹介した
コーナーを発見!

南仏に最も近いエリアのためか、その影響を
感じさせる、ブリオッシュタイプの
ガレット・デ・ロワ。もしくはガトー・ド・ロワと
言ってもいいかも知れません。

この日は、「Reies レイエス」と言うそうです。
レイは、東方の三賢人。いわゆる三人の王様。
ブリオッシュに飾るのは、オレンジの輪切りと、
チェリーと、鮮やかな緑の、メロンの砂糖漬けです。

マジパンを棒状にして、イースト発酵の
ブリオッシュ生地の中に巻き込み、それを
ぐるっと輪につなげます。

マジパンは、スペイン・マルコナ産の
アーモンドをグラニュー糖と一緒に
ローラーで挽いたもの。
マルコナ種のアーモンドは、平たい形が特徴です。

生地は、オレンジフラワーウォーターや、アニスで
香り付けするのも、南仏と同じ。

地方が変われば、上下に切って、
中にクレームパティシエールや、生クリームを
はさんだりもするそうです。

ブリオッシュの生地を延ばすのに
打ち粉をするのではなく、油を引いていました。
乾燥を防ぐのに、油はよく使うようです。
これが、中に入れる、フェーブとソラマメ。

なんで2つ入れるんだろう?と調べてみると、
フェーブが当たった人はフランスと同じく、
王様となり、ソラマメが当たった人は、お菓子の
代金を支払って、みんなにおごらないといけない、
といった風習があるようです。

ここで使ったフェーブは、三賢人や、マリア様を
かたどったような、宗教色の強いものでした。

バルセロナのお菓子屋さんをいくつか回って、
受けた印象は・・
日本より、一見素朴な、昔ながらの菓子を
粛々と作り、また、買う人もそれでよしとする
フランス。
それよりさらに、昔から変わらないお菓子を作る
傾向が強い感じがしました。

フランスほどに、お店のオリジナリティに
あふれた、楽しいフェーブが登場するという
ものではないのかも知れません。

ちなみに、ちょうど「今週の水曜だった」
(ということは1月17日?)とおっしゃる
聖アントニオの日は、動物のお祭りなので、
動物の形の陶器の人形を入れるそうです。

ヨーロッパでは、キリスト教の祭事と、
お菓子とが、本当に深く結びついているんですね。

この時は、4本、深く切り込みを入れた
成形にもするそうで、中のマジパンまでが層状に
開いた形になった物も作っていただきました。

6月24日の聖ジョアンの日には、生地を
なまこ状にのして、マジパンを上に塗った物を。

飾りに、松の実やフルーツを使いますが、
この松の実はスペイン産。
中国産と比べて、実が細長い。
地元の方は、食べ比べるとすぐわかって、
スペイン産の物でないと、買っていって
くれないそうです。

オレンジのコンフィも、バレンシア産の物。
ビターで美味しい!
この日の他のお菓子は、
クレマ・カタラナ
ポルボローネ

クレマ・カタラナは、焼きごてでキャラメリゼ。
ほんのりシナモンと、レモンの香り。

ちなみに、こちらでは、クレームパティシエールに、
バニラを入れるかわりにレモンを入れるのが
一般的だそうです。

クレマ・カタラナは、3月19日、父の日に
あたる聖ホセの日に、フィンガービスケットとともに
提供する伝統だそうです。

その後のビッグイベントは、やっぱりイースター。
この日は、パドリーノと言われる名付け親が、
甥や姪に、プレゼントをあげる風習で、
そこに、卵のチョコレートはじめとする
お菓子も登場します。

ポルボローネは、カタルーニャへの出稼ぎで、
1960年代に増えた、アンダルシアからの移民が
伝えたお菓子。

豚の脂、ラードを使うのが特徴。
最終的にオーブンに入れる時間が短いので、
薄力粉もあらかじめトーストしておく、というのが
面白いなぁと思いました。

これに、アーモンドプードルが入らないものが、
Mantecados。
そしてCarquinyolisは、イタリアの
ビスコッティや、カントゥッチを思わせる。

こりこりっとした、といった意味の名前で、
ギリシャなどにも見られるお菓子だそう。
地中海文明の中で伝播したのでしょうね。

こちらでは、マスカットのワイン、甘口の
モスカテールなどに浸して食べるのが
一般的だそう。
イタリアだと、ヴィンサントですよね。

カリッとしつつも、ビスコッティよりは、やや、
しっとり、ねっちりした食感に感じたのは、
アーモンドプードルではなく、マジパンを
加えていたためかも知れません。

中にも、生のアーモンドを丸ごと入れるので、
かなりしっかりと、火を通します。
それを、熱いうちに、ざくざくと大きな包丁で
食べやすい厚みに切って完成。

この後、実際に街のお菓子屋さんに行った際も、
ポルボローネや、カーキニョリスを
見かけることはありました。

クレマ・カタラナは、お菓子屋さんに
並ぶというよりは、家庭やレストランで、
キャラメリゼしたての物を出す感じなのかな。

日本のように、注文を受けてから、
その場でキャラメリゼします、なんてサービスは、
あまり必要とされていないのかも知れませんね。

講習会の時も、参加者のパティシエの方が、
二度、グラニュー糖を振って焼くといいよ、
と教えてあげていましたが、こちらでは、
飴が泣かないように、といった意識の
使い方を、あまりしないのかも。

大体において、ヨーロッパのお菓子屋さんは、
ご近所の方が買うのがほとんどで、
遠方から、2時間もかけて持ち帰る、といった
ことを想定されていない。

だから、日本のように、デフォルトで
保冷剤なんてつかないし、ケーキでもパイでも、
箱入りではなく、袋入りになることも。

それだけ、お菓子が身近で、お菓子屋さんが
どこにでもある・・といったことも言えるのですが。

現地で受ける、伝統菓子の講習会、貴重な
体験でした。