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2005年9月24日(土曜日)
[ 21:48 ] [ おいしい洋菓子 ]
   
駒込のフランス菓子店「カド CADOT」に行ってきました。

以前、B食でのクレモン・フェランの酒井シェフの
インタビューにも登場したこちらのお店。

今でこそ、ヨーロッパに留学してお菓子の勉強をする、
ということも珍しいことではなくなりましたが、
こちらのオーナーシェフ高田壮一郎氏は、
東京農大卒業後の1956年、菓子職人では
戦後最初の政府認可私費留学生として、渡仏された方。

今はなき、パリの老舗菓子店「CADOT」で修業を積んだ後、
1960年に開業したお店なわけです。
まさに、日本の洋菓子界のパイオニアたる存在。

松屋のバイヤーさんからも、いつも評判をお伺いしていて、
以前から行かなくちゃと思っていた時、先月の
『GATEAUX』で、高田氏のご訃報を知り、もっと早くに
行っておくべきだったと臍を噛んだのでした。

B’sキッチンで、編集長からも再びこちらのお話を伺い、
やっと行ってきました。
雨の中、他にお客さんはいらっしゃいませんでしたが、
私が喫茶でケーキとお茶をいただく間、数人の、いかにも
ご近所の方だなぁ〜という雰囲気のみなさんが、
生ケーキや焼き菓子など、選んで買っていかれました。

店内には、ディプロムはじめ、フランス政府からの
シュバリエ章(農事功労賞)などが飾ってあります。
そういった数々の賞も、もちろん素晴らしいことですが、
高田氏にとって、こうやって、地元の方に愛されるお店が
ずっと残って、スタッフの方がここから育っていくことが、
何より嬉しいことだったのではないかと、思いをはせつつ
仔豚の形が可愛らしい人気商品、コショネをいただきました。

高田氏に、一度もお会いすることのなかったのが、
悔やまれるところです。


生地は結構固めで、もうちょっとフォークの通りはやわらかですが、
WESTのドライケークを彷彿とさせました。
間にバタークリーム。下はチョコレートで固めてあって、
マジパンで可愛い仔豚の姿を再現。
大きいサイズも、予約受付されているんですね。

もう1つ、モカもいただきました。
バタークリームの四角いケーキ。

うーん、クレモンフェランとも、どこかつながる系譜を
感じたりします。


モカの表面のクリームの菱形模様、めちゃめちゃ細かくて
美しいです。

氷結の缶みたいと言うと、もっと豊かな表現はないのか・・と
自分に突っ込んでしまいますが、これ、一体どうやって
つけているんでしょう。
想像できない・・・作り手の方に伺いたいですー。


フルーツケーキの「コンコルド」2種と、クランベリーの
フルーツクッキー、パンドジェーヌをお土産に。

パンドジェーヌは、大きくて立派で、包装もなんだか
由緒ある感じ。

高田氏の偉業に敬意を表しつつ、美味しくいただきたいと思います。
B食店情報
・店名 : フランス菓子CADOT カド (ふらんすがし・かど)
・ジャンル : スイーツ-洋菓子
・住所 : 東京都北区西ヶ原1-49-3
・TEL : 03-3910-6241
・営業時間 : 9:00?20:00
・定休日 : 無休
・最寄り駅 : 駒込
・キーワード : 1960年開業の老舗洋菓子店
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