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2011年3月28日(月曜日)
[ 02:18 ] [ 災害支援 ]
   
パティシエの方から「被災地にお菓子を送ることは必要とされているのか?」
という質問を、いくつかいただいていました。

人により、様々な考え方があります。
「今はまだ、生活必需品の方が最優先。時期尚早なので様子を見る。」
「送っても受け入れ態勢ができておらず、右往左往して、結局、必要としているところに届かないなら意味がない。」
「でも、ちゃんと届けられて、本当に必要とされているなら送りたい。」
「今送るのは、自己満足に過ぎない偽善だ。」
諸々・・・。

私自身、現地の声を直接聞いている訳ではなく、送るならどういう方法があるのかについても把握できていなかった。

被災された方の状況や気持ちは、きっと、どんなに想像しても理解できない。想像を絶していると思っています。
だから、実際に確かめずに、私達が勝手にこうだろう、と決めつけてはいけないと思い、自分でも調べながら並行してツイッターでも問いかけたところ、複数の回答をいただきました。
それぞれ、調べるうえでとても参考になりました。

その中で、仙台を拠点としていらして、被災地に出向いて物資を届けている方とのご縁もつながりました。
ちょうど、被災した小学校の卒業式の日に現地に行くので、子供達のためにお菓子があったら・・というお声をいただきました。
3月23日着、というタイミングであれば、届けられる。
それを、お菓子が必要とされているなら送った方がいいのでは・・とおっしゃっていたパティシエの方に伝えたら、翌日午前中に200個のマドレーヌを新たに作って、送ってくださいました。

被災地宛ての宅配便は、とりあえず佐川が受付開始しており、センター止めで現地で受け取る方がいる場合、送ることができました。
送っていただいたその日には、ヤマトも再開していました。
3月21日発送。佐川で2日かかるといわれたということで、まさにぴったり、ぎりぎりセーフでした。

そして到着日。不意に電話が。
センターにものすごい数の荷物が届いていて、見つからない!と。
盲点でした。伝票番号を伝えておけばコンピュータ入力して探せたのですが。
思えば初歩的なことですが、こういうことも、やってみるまでわからなかったのです。

その日はお店が定休日だったのですが、そのパティシエ氏の携帯に、緊急連絡しました。
でもやっぱり、伝票はお店にあって、今すぐはわからない、と。
仕方ない。そのためにわざわざお店に行ってもらう訳にもいかない・・。
箱もイマイチ特徴なく、果たして見つかるか心配でしたが、明朝でいいので伝票番号メールでくださいとお願いして電話を切りました。

でも結局、そのパティシエ氏は、それからすぐにお店に出向いてくださって、受け取り手の方に直接連絡してくださったのです。
おかげで、無事に受け取っていただくことができました。

受け取った方から、箱を開けた瞬間に力強いメッセージに思わず号泣、という写真付きツイートが。
200個並んだマドレーヌの上に、ひらっと一枚、無愛想におかれた白い紙に、
「皆様、頑張ってください。少しですが、少しでも明るい気持ちになってもらえたらうれしいです 店主」
と。私も泣けた。

その翌日、現地に届けてくださった方から、ツイッターを通じてご報告をいただきました。
抜粋引用してご紹介させていただきます。

石巻湊小学校前に無事にみなさまからの支援物資をお届けしました!
本当に被害が甚大な湊小学校に物資をお渡し出来、とても喜ばれました!
ご協力頂いた皆様、ありがとうございました!
自衛隊の皆さんも一生懸命働いて下さってました。
隣の体育館でやっと数日前から温かい炊き出しが配給されるようになったそうです。
水も引き大分片付けられていましたが、まだ建物の中も泥が沢山な状態でした。。
避難所の大変な状況の中で、皆さん我慢しながら助けあって、生活されていましたので美味しそうなマドレーヌを沢山持って行った時、かなり喜ばれました!
子供も大人も、忘れられない想い出の味になると思います!


瓦礫の散乱する小学校校舎前の写真に、胸が痛んだ。
この内容を、すぐにパティシエ氏にも伝えました。
その返信。

「又お菓子を運べる時は連絡下さい。また送ります。」

・・・いや、その分は買わせてください。と、思わずケータイ画面に向かってつぶやいた。

色々な考え方や思いがあって、何が正解かとは言えない。
でも、この方達が動いてくださったこと、その結果、現地の方達が喜んでくださったことに、深く感謝しています。本当にありがとうございました。
そんな、せっかくの思いが無駄にならないよう、ちゃんと届くよう、私は私にできる限りのことをするつもりです。

お菓子を被災地に送ろうとするならば、様々な条件を考慮して、慎重に行う必要があります。
多くの団体で受け付けている支援用食糧の賞味期限は最低1ヶ月以上がラインだと思いますが、工業製品ではなく、町場のお菓子屋さんで作っている焼き菓子などの多くは、賞味期限は2週間、といったものが多いはず。
また、配る先によっては、中途半端な数だと、避難所の方々皆さんに公平に配れないため、かえって困る、といったこともあり得ます。
被災地入りして、状況をよく把握している活動機関やボランティアの方を通じてしっかりヒアリングし、タイミングも合わせる必要があります。

ちょうど並行して、全国から届く支援物資を被災地に届けるために、まず仕分け作業が行われていて、その人手も不足していることを知りました。
食に関わる情報を伝えることを仕事にしている自分は、寄付された食糧がどうやって被災地に届くのか、少しでも近づいて見聞きしなくてはならないと思いました。

ということで、セカンドハーベストジャパンでの物資仕分け手伝いを通じて感じたことも、早々にまとめます。
2011年3月26日(土曜日)
[ 16:27 ] [ 災害支援 ]
   
今回の震災に際し、日頃、スイーツのジャーナリストとして情報をお伝えしている人間として、自分に何ができるかを考え、友人達と協力して動いています。

ツイッターのハッシュタグ頁はこちら
#charitysweets

売上の一部を震災支援資金に募金する「チャリティースイーツ」の販売を始めるお店が出てきている。
ぜひ紹介して広く知らせたいね、とスイーツ番長達と話をして、ツイッターを通じて呼びかけをしました。
知り合いのパティシエさん達にも、もしそういうことをしていたら教えてくださいとご連絡しました。
ありがたいことに多くの情報が集まり、複数の情報ポータルサイトで記事として集約して取り上げていただきました。
皆さん、どうもありがとうございます!

オールアバウトスイーツガイド「東日本大震災チャリティースイーツ」
Time Out Tokyo 広がる支援、スイーツチャリティー
スイーツ部@ニフティ「東北地方太平洋沖地震チャリティースイーツ情報」

『Tokyo Walker』4月5日発売号は「がんばろう!日本!」特集。
経済を盛り上げながら生活者が楽しみを持ってチャリティに参加できる取り組みを紹介したいということで、食べて買って元気になる→チャリティになる #charitysweets についても紹介していただくことになりました。
チャリティーの歩合や募金先、やり方などの条件はなく、各店お任せ。
あくまで、やっていたらお知らせするので、情報をお寄せください、というものです。

こういうことは、誰かに言われてすることではなく、自分ができることをするものだと思うので・・。
お店によって様々な事情があります。
計画停電の影響を受けていたり、材料調達が思うようにいかない、というお店もある。
こうしてくださいとやり方を決めると、やりづらいことも出てると思うので・・。

色々なパティシエの方から、それぞれの考えを聞いたり、垣間見たりしています。
何か支援したいという気持ちは同じ。
どういう形でそれを表現するかは、やはりそれぞれお考えがある。
少しでも、それを実現できればと思っています。

1つ目の写真は「パティスリーISOZAKI」の「さくら」
2つ目の写真は「プレジール」の「エクレール ショコラ フレーズ」
3つ目の写真は「グーテ・ド・ママン」の「スマイルセット(7種類の焼き菓子入り)」。通販可能。
もう1つの渋皮栗マロンパイセットは既に完売!

他にもチャリティースイーツまだまだあります!
首都圏のみならず、各地のお菓子屋さんの間で、だんだんと活動が広がっています。
2011年3月16日(水曜日)
[ 01:19 ] [ 災害支援 ]
   
「幸せのケーキ共和国」主宰の平岩理緒です。

3月11日に発生した東日本巨大地震と津波の被害を受けられた方に、
謹んで哀悼とお見舞いとを申し上げます。
被災された方々の生活が一日も早く元通りになりますこと、
被災地と経済全体の復興を心より祈っております。

また、ご無事でいらしても、ご家族やお友達など含めて、
災害による様々な影響で不自由をしている方々も、
多数いらっしゃることと思います。

私も、微力ではありますが、今何かできることがないか考え、
行動して参りたいと思っています。

「幸せのケーキ共和国」ホームページの情報更新について、
しばらく見合わせておりましたが、現実に、
皆さまにお伝えするべき情報も生じてくると思います。
今後、少しずつ更新を再開して参ります。

新しいお店がオープンしたり、原材料調達等に苦心される中、
新商品を出されたりといった各菓子店の頑張りをお伝えすることで、
少しでも、勇気を共有することができればと願っております。

そして、ささやかではありますが、経済活動復興の
一助となればと願っております。

また、ホームページ上で募集しており、
4月2日(土)に予定しております「ポワソン・ダブリルの会」について、
現段階で検討中ではありますが、基本的には、
お店のご負担にならない形で、 予定どおり、
開催をしたいと考えてはおります。

3月25日(金)までに正式決定し、参加表明を
してくださっている方に対して、ご連絡を差し上げます。

開催する折には、参加人数や予算を検討しつつではありますが、
参加費の一部を、日本赤十字社などの団体を通じて
被災地への義捐金に募金することも考えております。
ご理解、ご協力をいただくことができましたら幸いです。

スイーツは、私達の心を癒してくれ、元気にしてくれます。
ご自身も被災されたパティシエの方が、
停電や断水といった困難も乗り越え、営業を再開され、
まして、皆さまに笑顔を分けようと、お菓子の無料配布をなさっている・・
そのお姿に感動し、大いに励ましていただいています。

皆さんが、大好きなお店のスイーツを、いつも通りに買いにいき、
笑顔で召し上がることも、お店の皆さんを励まし、
元気にしてくれることと思います。

こんな時にスイーツなんて不謹慎だ・・と遠慮することなく、
多くの方々に感謝しながら、スイーツを召し上がってください。
周りの皆様にも食べてもらって、美味しいねと笑顔を分かち合ってください。
私もそうしたいと思っています。
2011年3月7日(月曜日)
[ 17:20 ] [ 催事・イベント ]
   
新しいパイオニアを体感できるショールームスペース、
「パイオニア プラザ銀座」が
2011年2月19日ニューオープンしました。
ホームページはこちら

著名アーティストによる音楽イベントをはじめ、
様々なライフスタイル提案イベントも開催されます。

3月6日(日)、銀座ならではのスイーツを
楽しんでいただく「アフタヌーンティーサロン」にて、
ナビゲーション役を務めさせていただきました。

ちょうど、私がお取り寄せスイーツ講座を
開講させていただいている
「銀座おとな塾」のすぐ近く。
デビアス銀座のビルです。

1階には不思議な繭形の物体があり、
道行く人も、気になって思わず足を止める様子。
中に入ると、周り一面スピーカーなんです!
銀座歩きを楽しんでいただく参考になればと、
ご紹介させていただいたお店は2軒。
時間が40分程しかなかったので、
限られた範囲でしたが・・。

銀座6丁目のパティスリー「風と土」
会場からもほど近い、パティスリー ミツワ ギンザ

せっかくなので、普段はお店でいただけない
イベント限定の特別なスイーツをご用意していただくことに。
「風と土」、上村卓也シェフには、
プティガトーで、パイオニアさんにちなみ、
「音楽」をテーマにしたデコレーションをと
お願いしました。

シンプルベーシックなショートケーキに、
ト音記号と音符の形のミルクチョコレートが!

2回のイベント用に、かなりまとまった数を
お願いしたので、どちらか片方だけで充分です!
と申し上げていたのですが、張りきって、
両方作って、のせてくださったのですね。

間もなく、3月29日にオープンする
エキュート品川サウスの新店ご準備で、
ご多忙な中・・どうもありがとうございました!

通常、お店のショートケーキは、
丸形をカットした三角形サイズなのですが、
今回は四角形。

よく見ると、うっすらと金粉がかかっています。
上にのった栃木県産のとちおとめも、大粒で嬉しい!
準備中の控室。
こうやってずらっと並ぶと、かわいさもひとしおです!

「風と土」は、素材1つ1つを厳選し、
できる限り、国産の安全安心なものに
こだわって作っているお店なので、
こういうシンプルなものの方が
素直な美味しさが伝わっていいなと思っていました。

小麦粉も国産のものを選び、
岩手県産のネバリゴシと、青森県産のものをブレンド。
牛乳や果物なども、生産者の農家さんにも
実際に会いにいかれるなどして、
作り手の顔の見えるお菓子を届けてくれるお店です。

イベントに参加されたお客様も、確かに美味しい!
とうなずきながら召し上がってくださいました。

特に、親子でご参加くださって、
お嬢さんが笑顔で召し上がる様子を、
お母様がこれまた笑顔で写真を
撮っていらっしゃる様子がほほえましく、
イベントの場もあったかく和みました。
そして、箱を開けたら・・わっと歓声が上がったのがこちら。

パティスリー ミツワ ギンザ岡本公一シェフには、
やはりパイオニアさんにちなみ、「音楽」をテーマに
自由なアントルメを作っていただきました。

チョコレートの大きな音符や楽器などの飾りと、
苺やベリー類のデコレーションが豪華です!

サイズ測っておけばよかったな。
30cm四方の箱に入れていただいたと思うのですが、
5列×5個で25等分して6×5cmはあったかな・・。
相当大きなアントルメでした。

味は、ピンクの部分が桜。
ジョコンド生地で有機栽培の小豆のジュレを挟み、
岡本シェフお得意の「和」の要素でまとめてくださいました。
上のジュレは、苺に酸味のある赤桃をプラス。
やさしい味に、甘酸っぱいアクセントを添えています。

女性の皆さんには、もちろん大好評!
そして、2回目のイベントには、男性の方も
数名参加されましたが、あまり甘すぎなくて
食べやすくていいねとおっしゃっていたり、
こちらもまた好評でした。

次々と新しいビルができて賑わう銀座。
以前に比べ、若い世代の方も増えましたね。

パイオニアプラザ銀座も、銀座歩きの途中で、
心地よい音楽を聴いてちょっと癒されたいな
という時などにも、気軽に立ち寄っていただきたい
スポットだそうです。

地下1階の完全防音室で視聴できる、
ハイエンドオーディオもすごい!
あぁ、パティシエ・オーディオ部(笑)の方達にも、
足を運んでいただきたいな。
奇しくも銀座にご縁の深い方々だし・・。

ホームユースのDJ機器なんかもあるので、
私も初めてさわらせていただきました。

音楽に興味のある方はもちろん、
ご家族でも楽しめるのではないかと思います!