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2008年9月28日(日曜日)
   
久しぶりの「幸せのケーキ共和国」イベントです。
今回のテーマは「和栗を味わう」。
栗きんとんがこれだけ揃う機会は貴重だと思います、我ながら・・。

昨年開催した「モンブランアントルメの会」の様子は、こちらからご覧ください!
外見編
試食編

 ≪申込締切:10月2日(木)≫ ※間際ですみません!!

詳細、お申し込みはこちらからどうぞ。

——————————————————————–

和栗モンブラン&栗きんとんの会 ≪申込締切:10月2日(木)≫

■日時:
 2008年10月5日(日)13時半〜16時半(片付含め17時)

■場所:
 丸の内線・茗荷谷駅から徒歩10分程度の会場
(参加希望をいただいた方に直接ご連絡します)

 ■会費:
 5,000円MAX(人数により変動します)

■内容:
 昨年、「モンブランアントルメの会」を開催して以来、今度は
 「和栗」にテーマを絞った会を開催しようと楽しみにしておりました。
 各地からのお取り寄せ「栗きんとん」も多数ご用意したいと思います。
 
 お店は、今のところ、以下を検討しています。
 ただ、受取担当をお願いできるかどうかによって、変更になる可能性も
 ありますこと、ご了承ください。

<和栗モンブラン>
 リリエンベルグ
 ラ・プレシューズ
 パティスリー タダシ ヤナギ
 フラウラ
 小川軒(新橋or目黒)
 オ・プティ・マタン(受取可能な方、切実募集!)

<栗きんとん系> ※エリアは産地とイコールではありません
・岐阜エリア店
 恵那寿や
 すや
 恵那川上屋
 川上屋 (←難しいかも・・努力調整中!)
 緑屋老舗「栗金飩」

・宮崎エリア店
 村の果菓子屋(宮崎産「西郷栗」使用)
 マロンハウス甲斐果樹園「栗九里」(宮崎産「日之影栗」使用)

・滋賀エリア店
 たねや「西木木(さいきぼく)」
 叶匠寿庵

 など、合計で12−15店程度を検討しています。
 皆さまからのリクエストも、お待ちしています!

■参加方法:
 申込ページにあるフォームをコピーして必要事項をご記入のうえ、
 メールでお申し込みください。

 定員は30名様となります。
 ※定員を超えた場合、共和国の方は優先させていただきます。
  また、お菓子の受取ができる方を優先させていただく予定です。

 ご参加いただける、いただけない場合とも、10月3日(金)までに
 ご連絡申し上げます。

 申込締切以降のキャンセルは、会費を上限とする金額を
 お支払いいただく場合がありますので、ご了承ください。

————————————————————
皆さまにお会いできますことを、楽しみにしております!
[ 19:51 ] [ 講座・講習会 ]
   
4月から読売日本テレビ文化センターにてスタートした
「お取り寄せスイーツ食べ比べ講座」、月1開催で、
おかげさまで和気藹々と楽しくやっております。
各方面からレポートの要望をいただきつつ、早半年・・。
・・・すみません、ここで書きます!しばしお待ちください。

その前に、10月、11月に開催させていただくことになった
講座のお知らせ(でももう間際。ぎりぎり・・)を。

農園直送のフルーツを使ったお料理・デザートの
美味しいランチをいただきつつ、果物のことを勉強しよう!
という主旨の講座です。
————————————————-
●10月9日(木) 13時〜15時
薫り高き貴婦人の果物、洋梨を使ったランチコース
ソル・レヴァンテ(表参道)

●11月13日(木) 13時〜15時
珍しい品種も色々!りんごを使ったランチコース
ビストロ・ド・ラ・シテ(広尾)

現地集合解散ですが、
問合せ・申込:読売日本テレビ文化センター北千住
(電話:03-3870-2061)

申込締切は1週間前までです。
どちらか1回しか参加できないという方も、
ひとまず応相談、ということです。
————————————————-

さて、晩夏のある日、長野県・やまさ農園さんから届いた・・
わお!品種あれこれ、果物の詰め合わせです!

りんごは、奥左が姫りんごのメイポール。
ガラ、さんさ、あおり9(彩香)、
桃・・は実現しても来年夏になっちゃうけど、参考にと。
くにか、紅川中島。
りんご:赤はシナノドルチェ、黄緑色がきおう。
西洋梨は、手前がオーロラ。
奥がマルゲリットマリーラ。サイズが大きい!

それにしても、通常、果物農家さんは、こんなに色々な
品種を少量ずつ作られるものなのでしょうか?

新しい苗木を根付かせて育てるというのも、
都度、手間のかかることだと思うのですが、
やまさ農園さんは、いろんな品種に
積極的にトライされているなぁ・・。

特に、生食で食べること前提で美味しいものばかりでなく、
加工用品種の育成にも、果敢に挑戦されています。

果物は、傷のついていない、見た目のよいものを・・
と、厳しいチェックを通って市場に出回っている
現状があると思います。

美しく見せるために、生育段階から、パッケージに
いたるまで、農家さんがかけている手間・・
その分は、もちろん、価格にものってくるわけです。
でも、贈答用などではなく、加工用であれば、
ちょっと見た目は悪くても、食べれば美味しい!
というものでもよいのではないかしら?

と、そんな果物農家さん、生産現場の現状も、
学ぶ機会となれば、と思って始めることにした講座です。
私も色々勉強したい!
もちろん、現地農家見学講座なども視野にあります。
野望は大きく、果てしなく。
ソル・レヴァンテの藤田シェフは、これまでにも、
フルーツを使ったお料理を色々と出してくださって、
桃やプラムのパスタ、スイカのガスパチョなど、
その美味しさで、「フルーツ使いの料理」に興味を持った、
といっても過言ではありません。

だから、昨年秋には、お誕生日スペシャルの
「いちじく祭り」ランチもお願いしたのでした。

あと、昨年、マニアなリクエストに応えて
やまさ農園発・完熟杏尽くしコースを作ってくださった、
中目黒の「花冠」とかでも、目からウロコな邂逅が・・。

藤田シェフに、りんごと洋梨、テーマにするなら
どっちがいいですか?と伺ったら、
「そら洋梨ですわ!」と即答でいらしたんですよね。

昔、ブルーチーズが苦手でいらしたという藤田シェフ。
師匠から、ゴルゴンゾーラと洋梨を合わせたものを
食べさせてもらって、なんやこれ!美味いやん!!と
目からウロコだったそう。

あー・・・そういえば、大阪のピアノ・ピアーノに、
洋梨にゴルゴンゾーラチーズを載せた一皿、ありましたな。
私も、あれは美味しくて感動しましたよ〜。

先日も、B食倶楽部主催のイベント
「ソルレヴァンテ藤田マジックで楽しむイタリア食旅行Part2」
で、「Vitamina ビタミーナ」というテーマのもと、
野菜や果物たっぷりのヘルシーなお料理を
披露してくださいました。

これは、「紋甲イカのグリル フルーツのマチェドニア添え」。
グレープフルーツや、ソルダムの一種入りのマチェドニアに、
キウイ&キュウリとシチリアのオリーブオイルに、
小松菜パウダーでとろみをつけたソースを添えて。

本来、マチェドニアに入れるフルーツには、実はちょっと
宗教的な由来があり、りんごは、アダムとイブに、
ぶどうは、キリストの血を意味するといった豆知識@藤田シェフも。
秋のカラーリングが美しい!
「森ぶどうのリゾット ゴルゴンゾーラチーズムース添え
パルミジャーノクロッカンテ」。

自家製でセミドライにした森ぶどう入り。
90℃くらいの低温で乾燥焼きした後、熱いうちに
密閉容器に入れて蒸らすことで、ぶどうの風味の
詰まった水分がいきわたり、美味しくなるのだそう。

当日は、これ以外にも、様々な組み合わせで
果物の美味しさ、ジューシーさ、香り等々・・を
生かしたお料理を出していただきました。

ということで、今度の講座でも、
洋梨に託した華麗なる藤田マジックに乞うご期待!なのです。
そして、こちら、ビストロ・ド・ラ・シテの、ある日のランチより。
ブリオッシュ・ナンテールに、ブーダンノワールを焼き込んで。
半熟卵にナイフを入れると、とろりと流れ出す黄身・・。
くー、何だかちょっとリヨンっぽくて素適っ!!

シテの現シェフ、古屋壮一さんは、とても気さくな方で、
今回のご依頼、快く受けてくださいました。
フランス各地の伝統的な料理も採りいれたメニューは、
大変魅力的!

今回、テーマがりんごだから、イメージは
ノルマンディーやブルターニュ・・?
ブーダンノワールとりんごも合うだろうなぁ。うっとり〜。

シェフとご相談して、11月に登場するりんご品種を
考えつつ、これからメニューを詰めて参ります。

平日ランチなので参加できない〜!という
お叱りもいただきましたが・・すみません!
まず今回開催して、皆様のご感想やリクエストなども
伺いつつ、今後のことを考えていきたいと思います。
またこちらで、レポートさせていただきますね。
2008年9月15日(月曜日)
[ 01:02 ] [ 花火アントルメ ]
   
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ドゥー・パティスリーカフェ編はこちら
タダシヤナギ&アカシエ編はこちら
デフェール編はこちら

2008年の花火アントルメ、順不同ですが最後に
ご紹介するのは、宇都宮・クロッシュからです。

秋山シェフのことだから、見た目よりもまず、
「味」から表現されるんだろうなぁ・・と思っていました。

実は、ちょこちょこと、考察編は拝見していたのですけれど・・
最終的にどうなるのか?と楽しみにしつつ、お伺いしました。

完成したのがこちら!
お菓子の名前は 『fugacité』(フュガシテ)。
儚さ、と名付けられたアントルメです。

秋山シェフが「スモーキーさ」を感じられるチョコレート。
それが、パプアニューギニア産カカオのチョコレート
なのだだそうです。

それは以前に、柳シェフもそうおっしゃっていたことがあり、
「タバコのようなスモーキーさがあるんですよね」と。
そうなのかー、と展示会のメーカーさんブースで
首をひねりつつ味見したりしたものですが・・
お子様味覚のためか、マダガスカルカカオの酸味のような
はっきりした特徴が、どうもよくわかりませなんだ・・。

実は、秋山シェフからは、本の出版のお祝いに
お贈りいただいて、
おー・・・・・・プレッシャー・・・どうするか・・・
と悩んだりしたものだったり。

でも確かに、同じメーカーのエクアドル産のものとかは、
もっとなじみのある、素直な味と香りなのですが、
パプアニューギニア産のは、もうちょっと酸味があって・・
・・・うーん、ちょっとカツオブシ・・みたい?と思ったり。

がしかし、これは一体、何と合わせればよいのか・・
キャラメルとかとは合うのかなぁ・・・
煙・・硝煙・・そんな香りのチョコレートは、
私の中で、まだ途中課題の素材なのです。

秋山シェフ、キームン紅茶とかもお好きだそうで、
やっぱりちょっぴり、マニアックでいらっしゃる・・。

そして、「杏」は、私が何かにつけて好きと
言っていたため、お選びくださった素材だそうで・・。
でも、我々が、お願いしていた時間より、
ちょっと早く着いてしまったものだから、
最後、焦らせてしまって、ごめんなさい。

秋山シェフのことですから、逆算して計算して、
完璧な出来上がりを計画されていたでしょうに、
途中、ご連絡を差し上げて時間調整していけばよかった・・
と、それだけちょっぴり悔やまれます。

上は、ふわっと口どけ軽い杏とオレンジのムース。
間に一層、杏とオレンジのクーリが挟んであって、
それが長く、杏のさわやかな余韻を残してくれます。

そして、鼻腔をくすぐるショコラ。
余韻にかすかな苦みと煙の香りを残しながら・・・
というイメージでいらしたそうです。

デコレーションは、夕闇を表すピストレがけに、
グラサージュ・ショコラで 夜の雲が流れる様子を描き、
金箔で 雲間から覗く煌めく星々。

そして、これが今宵の見せ所。
オレンジとショコラの「ナイアガラの滝」です。

「厨房の中、暑いです!覚悟していらしてください」
とおっしゃっていた秋山シェフ。
ナイアガラの滝も、根性を見せられずに倒れてしまった・・
と、ちょっぴり無念そうでいらっしゃいましたが、
これが素晴らしく美味しく・・。

シャリシャリした砂糖は、オレンジの皮の香りと
彩りをまとって、それが螺旋を描くショコラに
キラキラと振りかかって・・

超・繊細なオランジェットのようです。
これだけ食べても美味しい。

見せるための飾りではなくて、
秋山シェフのお菓子には、常に、味や香りのうえで
より美味しくなるための意味を持つものが、
控えめながら、確かな存在感をもって載せられています。

あぁ、やっぱり・・秋山シェフらしい花火だ・・
と思われ、とても嬉しかったです。
我々の「お取りおき」分です。
ナチュラルに私1人分と思わないように。(^_^;)

ロートルCF(左中央・フランボワーズの上掛け)
ヴェルジェ(右手前)
ビジュー・ド・ボワ(左手前)
シャルロット・ソレイユ(右一番奥・黄色)
ラ・フィーユ(右中央・ピンク色)
ヴェリーヌ ラ・フィーユ(左グラス入り)
ゼフィール(右奥・ミント&ショコラ)

それに、クロッシュ初めての方には
ぜひ味わっていただきたい定番、
ショコラ&オレンジ&シナモンのヴァランス、
ミルキーなフロマージュ・クリュ、
これまたミルキーなシュークリームも・・。

ラ・フィーユは、桃とフランボワーズ、マールの組み合わせ。
クロッシュでは、同じシリーズでガトーや焼き物、
コンフィチュールや、冬はショコラに展開することがあり、
「ソレイユ」もその1つなのですが。

今回、ヴェリーヌ仕立てにしたラ・フィーユが、
おそらく数日前に登場!
こちら、杏仁ならぬ「桃仁」を使っていらっしゃるのです。
胡桃割り器で、種を割って使われたんですって・・。

「もう1つのショコラ&フランボワーズ」を意味する
「ロートルCF」については、語ると長くなります。
秋山シェフも、そして私も・・。

もう1つの、その先にあるのは「モガドール」。
柳シェフのスペシャリテであり、たどればクレッセント、
そしてダロワイヨに系譜をもつ・・。
秋山シェフも、お店を始めてすぐの頃には、
「モガドール」として出されていたことがおありだそうです。

それを、どのように変化させていったか・・
話せば長い・・物語になります。
シャルロット・ソレイユ、気になっていたのです。
私の中で、シャルロットというと、帽子のイメージ。
クーロンヌ、王冠型をしている気がしており、
クロッシュにその形のプティガトーは、
これまでほとんど無かったので・・

あー、こういう形のシャルロットもありなのか!と納得。
あんず・オレンジ・白ワインのシャルロット仕立て。

このビスキュイ・ア・ラ・キュイエールの弾力感が、
まるでお手本のような・・!
しかも、中敷にちゃんと、絞り出した波々の線が
綺麗に出ている断面がかわいくて好き・・と呟いたら、
「かわいいですよねぇ!ぽこぽこしてて!」
と、かなりピンポイントに反応してくださった秋山シェフ。

やっぱりこの方は、反応するツボに共通点がある・・・
私が太鼓判を押す、マニアな方です。

秋山シェフのお話をお伺いしながら、そこに込められた
思いを感じつつお菓子をいただく、贅沢で幸せなひと時。

でも、新作や季節物も美味しくいただきつつ、
初めてこちらのお店を訪れた方々が、一見とてもシンプルな
「フロマージュ・クリュ」が一番好きだった、と
おっしゃってくださったりしたのが、それもまた嬉しかったなぁ・・。
焼き物で、ルバーブと生姜のタルト
それに、もものタルト、ミュールミュールも・・。

ミュールミュールは、秋山シェフが修行時代を
お過ごしになったリリエンベルグの銘菓、
「ブルクテアターリンツァートルテ」を
再構築されたお菓子と伺って、
それはぜひとも食べたい〜と願っていたのでした。

伝統的な作り方のように、コンフィチュールを挟まず 
軽くコンフィしたミュールをいっぱいにのせて。
ミュールのプチプチした種の食感と、
シナモンがほのかに香るキャラメルサブレのさくさく感。

お菓子の名前はmure(ミュール)にちなんで
『murmure(ミュールミュール)』
意味は・・・囁き、つぶやき、軽やかな音、なんですって。

・・・好きだなぁ、そういう、細やかな言葉の感性。
お菓子と素材とを、とても大事にしていらっしゃることが
伝わってきます。

桃って、キルシュや、桃のリキュールとあわせる方が
多いと思うのですが、秋山シェフは、
アルザスのゲヴェルツトラミネールのマール酒を
お使いになります。

えっ、マールはちょっと個性が強いんじゃないの?と
思うかも知れませんが、これは樽ではなく、ステンレス容器で
発酵させたもので、クリアな味・・(という説明で充分?)
なのだそうです。
秋山シェフ、ワインやお酒にも、かなりご興味をお持ちで、
研究されてるんですよね。

フレッシュなのに、ほどよく味が凝縮されている・・って、
こういう感じだと思うのです。
果物のタルトって、お寿司屋さんの仕事を思わせるものがあります。
「切って並べただけ」と思ってはいけない。
見えない仕事が加えられている。
そのおかげで、こんなに美味しくいただけます!

生姜とルバーブのタルトは・・
生姜のフレッシュでスパイシーな清涼感がしっかり・・
んーこれは・・生姜マニアな私としては好きに一票!

生姜は、クレーム・フランジパーヌのカスタードクリームに、
すりおろした物が入っているんだそうです。
そして、ルバーブをのせる前のマリネ液にも、
生姜の絞り汁が・・・とのこと。

生姜の絞り汁。見えないのに存在感がありますよね。
私は、鳥団子とかには何としても生姜が入らないと!と
思っていますが、生姜を刻んで入れるのもありだけど、
すりおろして、絞り汁まで残らず入れると、
よい効き具合だなぁ・・と思います。

クレームダマンドのタルトって、夏にはちょっと、
重たいかもって思うかも知れませんが、そんな
夏の焼きタルトに、生姜、うん、いいなぁ。

夏の花火・・どうもありがとうございました。
皆さんの心の中にも、クロッシュの花火が、
しっかりと刻まれたと思います。

また来たい・・といつも思わせてくださるお店です。
また、美味しいの作ってくださいね!
B食店情報
・店名 : クロッシュ(くろっしゅ)
・ジャンル : スイーツ-洋菓子
・住所 : 栃木県宇都宮市泉が丘2-2-9
・TEL : 028-663-6871
・URL : http://www.tochinavi.net/shop/shop1.shtml?s=1523
・営業時間 : 1100?1900
・定休日 : 火曜日・水曜日
・キーワード : /京都に移転
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2008年9月14日(日曜日)
[ 02:42 ] [ 花火アントルメ ]
   
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8月の週末、皆さんと一緒に、
結城のアルチザン・パティシエ・イタバシと、
宇都宮のクロッシュに行って参りました。

何度となく、この2店にツアーでお伺いしてきましたが、
今回はちょっと特別!
それぞれ、花火アントルメをお願いしています。

でも、我らが板橋シェフは、元来デセールの方ですから、
デセールでもいいですし、お任せします!と
申し上げていました。

知人のNさん曰く、板橋シェフは追い込まれて
本領を発揮する方みたいですよ、と・・。
それは、関係者の間ではよく知られたことのようで(笑)。

ということで、数日前にプレッシャー・・もとい
励ましのお電話を。
「そうでしたよね!あー、もう、本当の花火差して
出しちゃおうかなぁ・・いかがでしょう?!」
と、電話の向こうで、頭を抱えていらっしゃる
ご様子の板橋シェフ。

またまたーと笑っていたのに、
えー!!冗談ではなく、本当に花火を差して
ダイナマイト登場?!
と、皆でびっくりのスタートです。
「これから、テーブルにドレッセしていきます。」

と、準備を始められる板橋シェフ。
「平岩さん」って札のついた番重・・・思わず笑ってしまいました。
ちょっとしたパーティ準備のようです。

「自分なりにテーマをつけまして、曼荼羅(マンダラ)です!」
とのこと。わお、宇宙に広がる花火、ですね。

ビュッフェスタイルで色々と、少しずつ
味わえるようにしていただける、スペシャルな花火を
お考えになったそうです。

うーん、これまた、板橋シェフらしいな・・。
プリン、マンゴープリン、試作中でいらっしゃる
ガトーショコラ、ローズヒップのジュレ、ちっちゃなミルフィーユ、
いちじくのタルト、ショートケーキ、グレープフルーツのジュレ、
グラニテ・・

これまでいただいてきた、デセールのプレートにも
登場してきた、イタバシの定番中の定番がずらりと勢揃い!

曼荼羅というより、万華鏡のように華やか!
すごい〜、イタバシならではの花火デセールパーティです!
わお!ダイナマイトに変わって、こんなすごいのが登場しました!

ブール・ド・ネージュやサクリスタンはじめ、
フールセックを盛り付けて、そこに
飴細工の火花の軌跡が・・

なんて素晴らしい!と感激する我々に、板橋シェフが、
「1つだけ、うっかりしました!」
と、おっしゃいました。

えっ、一体何・・と思いきや、
「金箔使いすぎ〜!!指示が甘かった〜!」と苦笑い。

あー・・・た、確かに・・ひらひらしてます。
こんなに豪勢に使っていただいてしまって、ごめんなさい〜。
はがして再利用してください〜と言いたいのは山々だけれど
昨今、それも何かと問題が・・(^_^;)
チーム・イタバシの皆さん、勢揃いで記念撮影です。
「腕組みしてください〜」という声に、ポーズを取ってくださいました。
いい笑顔でいらっしゃいます!

イタバシは、スーシェフでいらした佐藤さんがパリで修行中。
今いらっしゃるスタッフの方は、まだ、こちらでの修行が
始まったばかり、というお若い方もいらっしゃいます。

こんなに楽しい演出を考えてくださって、
私達と一緒に楽しんでくださった板橋シェフとマダム、
そしてスタッフの皆さん、これからも、板橋シェフのところで、
たくさんの方を、幸せな気持ちにさせてあげてくださいね。

ちっちゃめサイズのデザート、ケーキ、焼き菓子達は、
どれもそれぞれ美味しくて、とても楽しかった!
もちろん、チョコムースのダイナマイトも美味しくいただきました。

イタバシの皆さん、本当にどうもありがとうございました!
B食店情報
・店名 : ARTISAN PATISSIER ITABASHI(アルチザン・パティシエ・イタバシ)
・ジャンル : スイーツ-洋菓子
・住所 : 茨城県結城市結城城ノ内8782-5
・TEL : 0296-34-0075
・URL : http://www.patissier-artisan.com/
・営業時間 : 10:00〜19:00
・定休日 : 月曜日
・最寄り駅 : 結城
・キーワード : 板橋恒久シェフのパティスリー。
・友人・同僚 / デート / 家族・子供 / 一人
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2008年9月9日(火曜日)
[ 02:15 ] [ 花火アントルメ ]
   
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誕生日のたびに、私くらい、自分の誕生日が嬉しい人って、
そういないのでは・・と思います。
きっと、何歳になっても嬉しいんだろうなぁと。

きっとそれは、好きなお菓子屋さんに、誕生日ケーキを
お願いできるから、というのも大きな理由で。
そして、なんというか・・生まれたこと、
ここまで来られたことを、周囲に色々と感謝したいというか。
だから、お誕生日ありがとう、という感じなのです。

お菓子屋さんが、比較的手のすいていらっしゃる、
夏生まれでよかったと思わずにいられない今日この頃。
ということで、今年の誕生日ケーキは、花火アントルメ企画と
一緒にお願いすることに。

だから、普段は当日、家族と過ごすのですが、
それはちょっと前倒しにして、今年は、
スイーツを愛する皆さんとご一緒に。
私が出会えた大切な友人達です。

タダシヤナギ八雲店の加藤シェフが差し出してくださった
花火アントルメ。わぁ・・・今年もすごく綺麗だ・・・!

最初、5号くらいでとか言っていたのに、結局、
参加していただける方が徐々に増え、
7号サイズまで大きくしていただいたという・・。

これは、柳シェフのスペシャリテ、
フルーツの花園を意味する、ジャルダン・ド・フルールを基本に、
アレンジを加えてくださったもの。
土台を何にするかは、柳シェフが決めてくださったそうです。
だから今年は、お二人の合作、の花火アントルメだと思います。
とても嬉しい・・!!

昨年のは、こんな感じ
天使の羽のケーキ、プリュム・ダンジュがベースでした。
現アトリエの桑子シェフが作ってくださったものも、
とても美しくて美味しかった・・。
夏のガトー、ドゥスール・デテ・・すごく好きだったのです。
再び相見えることがあるでしょうか・・ありますように・・。
今回は、周囲をビスキュイ・ア・ラ・キュイエールで囲んだ姿。
特にゼラチン量も最低限に抑えられたヤナギのムースでは、
持ち歩きに耐えるよう、周囲を留めるこのパーツは必要不可欠。

オリジナルのジャルダン・ド・フルールは、周囲を、
ストライプ模様のチョコレートのリボンで包んだ姿で、
それはまるで、花束のような・・。
3年前に一度、作っていただきました

母の日の、シャルロット仕立てのカーネーションの
ケーキなどに比べて、キュイエールのシャリ感が薄い気がして、
後ほどお伺いしたところ、夏は、湿気で泣きやすいので、
あまり粉糖を振り掛けないようにしていらっしゃるそうです。
そんな細やかな気遣いもまた、ヤナギのお菓子らしい・・。

隙間なくびっしりと飾られているのは、フランボワーズ。
オリジナルは、パパイヤを丸くくりぬいたボール状のものが
のりますが、今回は、キューブ状のカットで、
ミュールの代わりに2色のグレープフルーツ。
それに、マンゴー色のチョコレートと華やかな金箔で、
花火の軌跡を描いて・・。

中身は、下の層がミルクチョコレートのムース。
パータ・ボンブベースの、ふわっと軽い口当たりのもの。
上の層がイタメレ入りの、やっぱり軽いパッションのムース。
底に1枚、中に2枚、ビスキュイ・ダコワーズが入っています。

そこに、パッションのピューレ原液を塗ることで
香りを補強し、パッションの存在感がより際立つ・・。
というのが、シェフシリーズ掲載のご説明。

今回は、シェフシリーズの時よりも、少し進化した
ルセットで作っていただいたそうです。
もう、10年以上経っていらっしゃるのですものね。

どこが変わったのかなぁ・・。
今回のアンビバージュは、パッションピューレ:シロップが2:1と。
・・・それは、本にあるのからは、変わっている気がする。

似た構成のヤナギのお菓子、
たとえばグアナラ・パッションは、チョコレートのムースにも、
パッションの風味がついている。
それは、ミルクチョコのムースに柚子の風味がついている、
シンフォニー・ド・ユズも同じですね。

対する、このジャルダン・ド・フルールは、丸みのある
ミルクチョコレートの味をそのまま生かした
構成なのだと、曰く加藤シェフ。

1998年、10年前にオープンされたヤナギ本店。
その当時をご存知の加藤シェフや秋山シェフのお話を伺うと、
ご自身の中に蓄積されたものを、この先も、
ずっと、新たなものを重ねつつ、伝えていってほしいと思うのです。
前から思っていたけれど、加藤シェフが描かれるパイピングは、
実にとってもかわいらしい・・。

プレート別添えで、自分の名前は要らないので、
「花火アントルメおめでとう」ってフランス語で書いてくださいとか
無茶なお願いをしたのは私ですが・・、(^_^;)
今回はオープン企画だったので、ちょっと恥ずかしかったんですよ・・。

・・・でも可愛いから、結局、嬉しかったり。

こんな画数の多い漢字をわざわざ書いてくださって、
ありがとうございます・・・加藤シェフに多謝。
そして、アカシエの興野シェフの花火アントルメが・・
これまた、想像を絶するものでした。

何度かお電話でやり取りする中で、
「かなりお菓子好きのマニアックな人達が集まるので、
そんな方向けで大丈夫です!」と断言したのは、確かに私です。

が、受取に行った方から
「すごい物でした。無事運べるか心配」というメールが届き、
それって一体・・と色々と思い描いていた予想を
はるかに上回る、本当にすごいものだった・・!

・・・ピエスモンテ?というほど凝ったチョコレート細工。
こちらも、特に高さが、お店にある最大の箱ぎりぎりいっぱい、
という迫力あるサイズ。

この花火玉に描かれた緻密な模様・・1つ1つ手書きですよ・・?!
信じられないほどの手の込みようです。

しかも、まぁ一応誕生日なんですが、作品のデザイン優先で、
プレートとかはいらないのでーと申し上げたのを、
じゃあ、うまくデザインに組み込めたらやってみますねと
おっしゃった興野シェフ・・・。
正直、さらっと聞き流していたのに、ちゃんと、
誕生日メッセージを組み込んでいただいている・・。
うーん、でもやっぱり、ちょっと嬉しいかも知れない。

わざわざ、断面図の解説付き!
興野シェフは、特注ケーキだと、よくこういうものを
付けられるんですって。
「中身を想像しながら召し上がるのでも、見てから
召し上がるのでも、そこはお客様次第で・・」とのこと。

基本、おまかせだったのですが、
ハーブを使ったのなんて好きです、というのが、
こういった組み合わせに・・。
ミントを使って、モヒート仕立てにされるとは!

タイトルは「Feu D’artifice」。花火という意味だそう。

クレーム・ムースリーヌ・マントの中に、
ジュレ・モヒートとクレームパンプルムース入り。
ビスキュイは、マカロン・レジェ・ゼスト・ド・パンプルムース・ア・ラ・マント
という、長すぎて覚えられません・・・(^_^;)というような
名前がついていました。

周囲はグラッサージュショコラがけで、
イメージは、チョコミントのアイスバー、だそう。
パリッとした食感を表現されたかったとのこと。

ミントとグレープフルーツとの組み合わせ、
それも、かなり思い切ってハーバルでしたが、
私はとても好きな味・・!
切り分ける際に、花火のボールを外すと、中になにやら
手ごたえが・・?

そう、中身にも仕掛けが!
ギモーヴや、アマンドショコラ、ノワゼットショコラなどが、
一番小さなボールの中にまで、1つ残らず詰まっていて・・!

こんな、マニアックな花火アントルメを
作ってくださった興野シェフに、
ご一緒した皆さんも驚嘆、そして感激・・。

やっぱり、誕生日、色々な人に御礼を申し上げたい。
今年も、本当にどうもありがとうございました。

私は、本当に、幸せだなぁと思う、2008年の夏でした。
B食店情報
・店名 : パティスリー タダシヤナギ八雲店(ぱてぃすりーただし・やなぎやくもてん)
・ジャンル : スイーツ-洋菓子
・住所 : 東京都目黒区八雲2-8-11
・TEL : 03-5731-9477
・URL : http://grand-patissier.info/TadashiYanagi/
・営業時間 : 10時-19時
・定休日 : 水曜日
・最寄り駅 : 都立大学駅
・キーワード : 海老名に本店(2007年8月〜アトリエに)のあるパティスリー タダシヤナギの支店
・友人・同僚 / デート / 家族・子供 / 一人
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