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2007年1月31日(水曜日)
   
パリ初日の夜、以前から気になりつつ、なかなか
行けなかった、アラン・デュカスのプロデュースによる
カジュアルレストラン、59ポワンキャレへ。

ホテルから徒歩圏内だったので、予約して、
同室の方と一緒に歩いて行ってみました。
パリ市内北西部、ポワンキャレ通り沿いの
59番地にあるので、この名前なんですね。

ただ、目当てだったアール・ヌーボー調の店内が、
レセプション中で入れてもらえず・・
せめてもと、外観の写真を若干撮ってきましたが。
鉄の描く、植物曲線のモチーフ。
いつか、中を見てみたいなぁ。

しかしながら、案内された別棟のレストランでは、
なぜか、アラン・デュカスと、ジョエル・ロブション
監修のメニューがいくつか混在しているという。
うーん、不思議なコンセプトのお店でした。

でも、美味しかったです。
特に前菜がよくて、野菜がとても美味しい。

前菜は、デュカス氏、ロブション氏による物を
1つずつにして、それぞれ味見しようね、と。
メインとデザートも同じく、魚とお肉から、
1つずつ選びました。
コースもありましたが、単品オーダー可能です。

旅行において、食べ物に関する興味を等しくする
友人と同行することは、何にも増して重要なことだと、
お互い改めて、認識を新たにするのでした。(^_^)

これは、デュカス氏による、アンディーブのギリシャ風。
ローレルと、緑の葉は、フレッシュのコリアンダーです。

黄色い小粒の物は、レーズン。
このあたりが、ギリシャ風なのかな?
とてもさわやかな風味!

アンディーブは、日本ではあまりいただかない
野菜の1つですが、ヨーロッパでは
お馴染みですね。
これは、ロブション氏による、冬野菜と果物のココット。
キャセロール鍋ごと運ばれて、熱々です。
りんごと洋梨の薄切りがのっています。
果物入りなんて、珍しいですね。

にんじんの甘くて美味しいこと!
太いサイズのと、ミニサイズのが丸ごと一本と、
両方入っていました。やっぱり、太い方が、さらに
あまくてしっとりと美味しかったかな。
じゃがいもも、とても濃厚な味だし、
セロリーも、えぐみがなく、美味しい。

あー、なんか、欧州旅行に行くと、どうしても
野菜不足になりがちな中、すっごい癒される・・。

調理法としては、単純に、蒸し煮にしただけと
思われるのに、素朴な滋味にあふれていました。
これは、お魚料理の方から。
デュカス氏によるサンジャック・コキーユ。

帆立貝の上にかけているバターソースが、
「beurre d’algues」と。
ブルターニュ産の有塩バターで、海草入りの物らしい。
その地に暮らしていらした、アテスウェイの川村シェフも、
ブルターニュには海草入りバターがあると、
おっしゃってたなぁ。

料理を説明する単語の中に「acidule」というのがあり、
これって、ちょっと酸っぱいという意味のフランス語。
アテスウェイに、ちょうど、その名前のケーキ、
「アシデュレ」があるのを、思い出していました。

すっごく美味しい!
赤いトサカノリとか、オゴノリとか、そういう物の
かけらが、練りこまれている感じかな。
焼いた中に、なんともいえない、潮っぽい
香ばしさがあって、私は好みかもー。

海草入りバター、時間があったら探そうと思い。
翌日、講習会前に、ランジス市場をご案内くださった、
青木定治シェフに質問したところ、「あー、ありますよ」
と。ボン・マルシェかグルメ・ラファイエットに
行けたらなぁと思っていたのですが、今回、
時間が足りず、断念しました。
またの機会にね・・。

付け合せに、山盛りのマッシュポテトが別に
添えられ・・美味しかったけど、ちょっと多かった・・。(^^ゞ

もう1皿の、お肉料理は、写真省略ですが、
「jambonnette de volaille fermiere」というものでした。
こちらがロブション氏。
これが、めちゃめちゃボリューム大。

フォアグラと黒トリュフ入りのパテのような物を、
刻んだ緑の葉野菜、chou-vertとともに、
鶏の足に詰めて焼いた、みたいな感じで。
野菜がうまみを吸って、薫りよく、ジューシーで。
これも、とても美味しかったです。

でも、ちょっとだけお裾分けしていただいて、
もう充分!なくらいでした。
マロン・ア・ラ・ファソン、モンブランスタイル。
ここのオリジナルということですね。
ロブション氏のだったはず。

アンジェリーナが有名なので、意外な気もしつつ、
パリって、意外と、モンブランが見つからないんですよね。
ラデュレにはあります。
エヴァンにも、週末限定であったっけ。
あとはどこだったかな・・つまり、数えるほど、という印象。

それもあって、あえてモンブランを出している
このお店のに、トライしてみたくなりました。

下に生クリーム、上に、細いモンブランクリームを
絞り出してあります。バターでのばした感じでは
なく、マロンペーストに近いタイプの、濃厚な
クリームかな。

中には、メレンゲが入っていますが、
サクっとした食感で、とても軽い。
そして、ラム酒風味のアイスクリームも。
かなりお酒が効いてます。
デセールのモンブランですね〜。

生クリームも、マロンクリームも、しつこい甘さを
感じることが全くなく、すごく食べやすい。
お皿には、一面、ココアパウダーをふってあり、
そのほろ苦さもプラスされ。

添えてあるのは、マロングラッセかと思いきや、
がつんと、お酒の風味!
甘さはごくおさえめの、めっちゃ強い
コンポートでした・・。
モンブラン自体の甘さに、いいアクセントになって、
これも好きだなぁ。
これは、一緒に食後酒を頼みたくなる一皿、かも。
これは、同室の方が、今回の旅行で、一番印象に残った
デザートというほど絶賛した、柑橘類の冷菓。
「Clementine en superposition」。
こっちがデュカス氏・・かな。

一番上が、さっぱりしたソルベで、そこに
ふれる形で重ねてあるクレマンティーヌ、そして
グレープフルーツのフレッシュな果実が、
半分凍ってシャリッとしていて。

2枚添えられた、薄いパリパリした、キャラメリゼの
パートフィロを、ウェハース代わりに。
いや、というか、むしろ極薄チュイルなんですが、
この物性は、どうやって作り出しているもの?

周囲に散ったパウダーが、何か、スパイスというか、
ハーブというか、独特の香りがあったのですが、
これが、なんだかわからなかった・・。

ものすごくさわやかで、これは、出会えた幸運を
感謝したい、美味しさでした。
私も、また行くことがあったら、ぜひ、
再び、これをお願いしたいと思いました。

サービスも、かしこまった雰囲気はなく、
フレンドリーな感じで、気楽でいながら、心地よい。

ちなみに、前菜メインデザートプティフールに、
ハーブティーとお水で75ユーロ。
リーズナブルでお手頃だなぁと。

気軽に行けるお菓子屋さんに比べると、正直、まだ、
パリのレストランは、気分的に敷居が高いのですが・・、
また、トライできるといいなと思います。
2007年1月30日(火曜日)
   
その1(ジェラール・ミュロ、ストレー、ベルティヨン)から続きます。

ジャン=ポール・エヴァンの、ショコラのガレット・デ・ロワは、
日本でも出ていたと思いますが、こちらで見たら、
なんだかやけに、気になってしまった。

フィユタージュは、上の層がココア味で、
下の層はプレーン。
中のクレームダマンドも、カカオ味で、
チョコレートがザクザクと入っています。
フェーブは、日本と同様、金貨のデザインでした。

ちなみに、パリの店では、日本には未入荷の、
ショコラ・アペリティフ・オ・フロマージュが購入可能。
ノワゼットとシェーブル、クミンとエポワス、
くるみとロックフォール、タイムとポン・レヴェックという
組み合わせの、ボンボンショコラ4種です。

あと、エヴァンでは、ショウガのコンフィ入り、
ジャンジャンブルが美味しい。
パトリック・ロジェのも上品ですが、私の中のベストは、
今のところ、ラ・メゾン・デュ・ショコラなのでした。
かけらも大きくて、かなり生姜のパンチが効いた感じです。
プリュノーも、素晴らしく美味しい。
どちらも、まだ日本に無いはず。

あと、MG0%という、スフレタイプの、ふわふわした、
白いチーズケーキにもトライ。
日本で見ない気がして、気になったんですよね・・。
ル・ノートルには、珍しい模様のガレット・デ・ロワが。

残念ながら、実物はすでに店頭に並んでません
でしたが、断面の写真入りポスターがありました。
中は、クレームダマンドと、フランボワーズ入り
だったよう。

うーん、食べてみたかったけど、
こちらでは、普通のガレット・デ・ロワにトライ。
フェーブは、セット販売もしていました。
裏に、ル・ノートルのロゴが。
ル・ノートル、エディアール、
アルノー・ラエール、ポワラーヌのガレットデロワを
いただくことになります。・・・続きましょう。

1人分のIND.にも、ちゃんとオリジナルの
フェーブ入りなのは、嬉しい!
でも、5.3ユーロだったので、ちょっと割高かな。

あと、4人分、6人分がありました。
ガレット・デ・ロワのサイズ表示は、どこも、
何号とか何センチ、ではなく、何人分か、なんですね。
アルノー・ラエールは、フィユタージュと、
ブリオッシュタイプのと、両方ありました。

チョコレートのダマンドかな?
お店ロゴが大きく描かれた物もありますね。
模様もサイズも色々。

そういえば、こちらのお店って、模様も、
何種類か混ざっているところが、
結構あったような気がします。

皆さん、お気に入りの模様を選んで、
これ、と買っていくのかしら。

パイ生地は、あまり濃い色ではないですが、
しっかりと香ばしく、焼きこまれています。

でも、模様の美しさで言うと、もしかしたら・・・
日本の方が勝るかもしれない?
クープが深く、焼き色とのコントラストが
はっきりしている気がするんですね。

パリでいただいたガレットデロワ達は、
もうちょっと、気軽に入れた模様、みたいな。
普段着の印象と言ったらいいかな。

お店に行けば、こんなふうにゴロゴロと、
焼いた物が並んでいるような・・、
それだけ、身近な存在、ということなのかも。
アルノー・ラエールのブリオッシュタイプは、
中にオレンジピールなど、
ドライフルーツを刻んだ物が混ざっていて、
ローマジパンの包み込みは無し。

こちら、フェーブはオリジナルではありませんが、
王冠が素敵!
ちょっと高さに差がついて、斜めになっているんです。

日本は、王冠のデザインって、結構、
数種類に限られるように思うのですが、
こちらでは、ひとつとして、同じ王冠はなく、
バラエティー豊かだったかも。

パリでのガレット・デ・ロワの旅、楽しかったです!

   
1月に、パリに行くと、何が楽しいって、
それはもう、ガレット・デ・ロワが、
まだぎりぎりで、楽しめることでしょう!

さぁ、それでは、ガレット・デ・ロワとフェーブの旅の、
始まり〜。

パリ初日、まずはジェラール・ミュロへ寄り道。

なんと、4種類も!
ショーケースには、ベーシックなクレームダマンド、
ナッツ類がのったクレームピスターシュ、ショコラが。

それに、別のコーナーに、ちょっと形の変わった、
フィユタージュを縁までかぶせて織り込んだような、
ちょうど、ノリエットのガレット・デ・ロワみたいなのが
あって、これは?と聞くと「ガレット・サシェ」と。

sachetは、袋のことですよね。
どうも、中身が何も入っていない、
フィユタージュだけの物らしい。
それを、サシェと言うのかしら。

気になる・・ということで、
ダマンドと、ピスターシュと、サシェを1個ずつ
お願いしました。
ミュロは、毎年、オリジナルのフェーブみたいで、
2年前は、チョコレートで、これがまたかわいかった。
今回は、時計のシリーズ。

3つ入手できたフェーブは、一緒にいただいた
みんなで、分けました。

クレームピスターシュのガレット・デ・ロワは、
しっとりしたクレームの中にも、ローストした
アーモンドや、半割のヘーゼルナッツ、ピスタチオが
入っていて、カリカリして楽しい。

そして、なんといっても、フィユタージュが
サクサクして、目茶目茶美味しい!

サシェなんて、パイ生地だけで、表面うっすらと
キャラメリゼされた、そのほのかな甘みだけなの
ですが、とにかく美味しいのです!

うーん、フィユタージュのみで商品として
成立するあたりが、やっぱり、日本とは
異なる文化圏だなぁと思われ・・。
日本だと、きっと、中に何か入っていないと、
喜ばれないですよね。
ストレーにもありました。
ガレット・デ・ロワは、フィユタージュタイプと、
ブリオッシュタイムが両方。

真中に穴があいている珍しい形が、
ガレット・サシェだそう。

あとは、individuelと表示されていると、
一人分の小さな物。
カットタイプを置いているお店もありますが、
小さくでも、やっぱり、丸い形だと、ちょっと嬉しい。

それにもフェーブが入っているかは、お店によって
違うようなので、要確認です。

この日の夕食は、英語で無事予約できてほっとした、(^_^;)
59ポワンキャレへ。
アラン・デュカスのプロデュースする
カジュアルレストラン、ということで、以前から
行きたかったのですが・・そのレポートは、また改めて。
ストレーのフェーブ、かわいすぎる〜!!

金の空豆です。うわー、本来の伝統的な風習を
思わせる、このクラシカルさが、いかにも。

片面に、ストレーのマーク、王冠の刻印。
もう片面に、Stohrerの刻印。
これは、宝物にしたいです〜!
翌日のパリスイーツ巡りのコースは、
ベルティヨンでアイスクリーム3種盛りからスタート。

私は、キリッシュ風味のプロンビエールと、
プラムとラム酒と、パンデピスに、
あら、ソルベ好きなのに、気づくと全部グラスだ・・。

でも、一緒に行った方達に味見させて
いただいた、フランボワーズも、苺も、とても
美味しかった!

そして、店内ガラスケースの中には、
え?もしかして、アイスのガレットデロワを
作ってらしたのかしら?!と思わせる模型が。
傍らに、かわいらしいフェーブも飾ってあります。

アイスのガレットデロワに埋め込まれた、
アイスの形のフェーブ。
うーん、アイス好きには、たまりませんね。

これは、フェーブだけでも1つから売っていて・・
私、フェーブ直買いはしない主義、と、一応、
心に決めているんですが・・・

で、でも、これはお土産ね、と言い訳しつつ、
自分の分も、つい買っちゃう・・・。

この後、パトリック・ロジェ、ジャン=ポール・エヴァン、
ル・ノートル、フロマージュリーのマリーアンヌ・カンタン、
ジャン・ミエ、ステファン・セッコ、ミッシェル・ショーダン、
シャンゼリゼのラデュレ、デニス・アカボーを廻りました。

結局ここから、エヴァン、ル・ノートル、エディアール、
アルノー・ラエール、ポワラーヌのガレットデロワを
いただくことになります。・・・続きましょう。
2007年1月29日(月曜日)
   
帰国後に駆けつけた、伊勢丹サロン・ド・ショコラも、
今日で終了。
予想どおり、話題の輸入ショコラは、かなりの割合で、
既に売り切れでした!

昨年も、キャラメルサレ、洋梨キャラメル、
ライムキャラメルを閉じ込めた3色のボンボン、
カラー」が話題となった、
パトリック・ロジェからは、
新作の「シクローヌ」が、新たに登場。

鮮やかな青いドーム型のボンボンショコラは、
なんと1粒が2,100円ということで、
注目の的。ほどなく完売だったとか。

こちらは、パリ市内、マビヨン駅近くの
パトリック・ロジェのショーウィンドウの中の写真。
チョコレート細工のペンギンの足元に、シクローヌが!

ちなみに、昨年10月末のショーウィンドウは、
ハロウィン仕様でした。

店内に、シクローヌ10粒くらいと、
ヘネシーとを詰め合わせにしたセットがあり、
私、てっきり、シクローヌって、この
ヘネシーを使ったボンボンショコラなのかな、
と思ったのです。

ちなみに、ユゴー通りの本店では、
ペンギンの数がもっと多くて、
隊列をなしており、やっぱり、足元に
シクローヌが飾られていました。

価格、うっかり控えそびれた・・。
でも、2粒買って、目の飛び出るような
値段でなかったことは・・確か。

ここは、マジパン細工のフリュイ・デギゼが、
超かわいい!
でも、さすがに、かなりのお値段で、
まだ手が出せません・・。
しかも、この季節、これってガレット・デ・ロワ?!
という形のもあって。
ひとまず写真だけで、こらえました・・。
パリで、ずっと訪ねたかった、デニス・アカボー。
パリの北エリア、ムーラン・ルージュの近く。
アルノー・ラエールからも歩ける範囲です。

フランス各地から、素晴らしい職人の手による
コンフィズリーやショコラ、伝統菓子を集めたセレクトショップ。

あの、キブロンのアンリ・ルルーさんのキャラメルも、
パリで唯一、このお店では、買えるんですものね。
お菓子を預ける各店からの、信頼の厚さが
伺い知れようというもの。

名物オーナーのアカボーさんと、記念に一枚♪
アカボーさん、日本の掲載雑誌の切抜きを
たくさん並べていらして、フランス語で、
「このお菓子は、ここに載ってるのよ!」とばかり、
一生懸命、ご説明してくださいました。

言葉がわからないなりに、アカボーさんが、
そのお菓子たち、その作り手の方々を
とても愛していらっしゃるんだなぁと感じられて、
思わずにっこり。

ベルナションは、昨秋、パリのサロンドショコラと
一緒のツアーで訪ねて、工房を見学させていただく
ことができたので、今回は、入手できなくてもいいか、
と、思っていたのですが・・。

こちらで、山のように並んだタブレットを見たら、
やっぱり欲しくなってしまいました。

伊勢丹にも出ていた、ドレンチェリーやナッツを
並べたタブレット、あれはすべて、スタッフの
女性が、手作業で載せていってるんですよね。

大体、9ユーロ台だったかな。
せっかくなので、日本に入荷しそうにない、
マニアックな物を選んでみようと、
キリッシュ風味のパイナップルのコンフィ入り、
というのをチョイス。
これは、共和国オフのお土産に♪
アカボーさんに薦めていただいた中に、
ロレーヌ地方のM.O.F.ショコラティエ、
フランク・ケストナーのお菓子も!

今回の伊勢丹にも、ミラベルを使ったスペシャリテ
など、ボンボンのセットが登場してますね。
ミラベル好きな私、日本出発前に、
友人にお願いしてきました・・・。

これは、クレームピスターシュに、ドライフルーツと、
ピスターシュを混ぜて固めた物を、チョコレートで
コーティングしたコンフィズリー。
ピスターシュ独特の杏仁のような香りがしっかり。

左は、二層になっていて、下がクレームダマンド。
上が、白桃、ペシェのコンフィチュール。
香りよくジューシーです!

それを、チョコレートでコーティングした
ミニサイズのバーショコラ。

奥は、一緒に行ってくれた友達が選んだ、
グルノーブル銘菓のクレマンティーヌ。
これは、かなり素朴な郷土菓子、という
感じで、チョコがけも凸凹で分厚めですが、
それがより、美しく仕上がっていた、
ラ・ピエール・ブランシュを思い出します。
そして、結局、ケストナーは、ミラベル入りの
「ペルルドロレーヌ」も、買ってきてしまった・・。

さらに、アカボーさんおすすめの、ショコラで
コーティングした、小さなカヌレ形のギモーブも。
割ってみたら、ヘーゼルナッツのジャンドゥーヤ
みたいなペーストが中に。

このショコラギモーブが、美味しい!
昨年、口解けに感動した、パン・ド・シュークルのと
同じくらい、印象的です。
うーん、こんなことなら、箱買いしてきて、
皆さんに味わっていただくのだった・・。
今回、オリオール・バラゲのも買ってきた私。
これも、どんな感じか、楽しみです。

右のボンボンショコラは、ミッシェル・ショーダン。
日本でも買えるけど、現地で買いたかったのだ。

選んだのは、だって名前が気になった、
オレンジ風味の「RIO CHICO リオ・チコ」、
エピス風味の「OCEANA」、
胡椒の「SARAWAK」、
レモン風味の「MARAGNAN」、
キリッシュのムース入り「MONTARAZ」
の5種類。

それに、「R」マークのパトリック・ロジェの
シクローヌをいただいてみると・・
あ、ヘネシーじゃない。
何か、果物の風味のキャラメルです。

後で、伊勢丹で会った友人達からも
情報を得たところでは、「リンボク」という木の実だとか。
リンボクって、バラ科の植物で、プラムに近い
種類のようです。
ブラックソーンとかスローベリーとかとも言うらしく、
これを原料に、スロージンというお酒もできるみたい。
うーん、生を見てみたい、そして、食べてみたいぞ。

やっぱり、69時間もかけてキャラメルに煮詰めるので、
高価格になってしまうんですね。
フランク・ケストナーの「ペルルドロレーヌ」の断面。
うわぁ、綺麗な3層に分かれてますね〜。

結局、帰国してからも、いただけたのですが、
でも、やっぱり、フランスで、自分で
買ってきたものをいただけるのは、嬉しかった。

アカボーさん、素敵な出会いを、どうもありがとう!
2007年1月28日(日曜日)
   
バルセロナで、まず向かったお店は、エル・ブリ
(エル・ブジとも言いますが、発音、難しいですね)
率いるフェラン・アドリア氏の弟で、パティシエである
アルベルト・アドリア氏によるチョコレートブランド、
「カカオ・サンパカ」。

ここでは、店舗でないといただけないチョコレートケーキ
などもありますが、手軽に、アイスクリームにトライ。

お土産には、2月10日か17日土曜に開催する予定の、
「木苺×チョコレート」のコンフィチュール会に
出したい物を入手しました。
スペインのコンフィチュールは、大きく、
マルメラード(皮入り)と、コンフィチュッラというのに
分かれる感じです。

トマト×チョコレートという、面白い組み合わせも
入手してしまいました。
2月10日(土)昼に、愛宕のフェルミエさんで、
羊チーズ×チョコレートコンフィチュールの会を
させていただくので、これは、そこでお出ししようかな、と。

カカオ・サンパカでは、ボンボンショコラでも、
スパイスなんて序の口で、バルサミコや、
アンチョビ、オリーブオイルといった素材との
斬新な組み合わせが・・
さすが、エル・ブリ系と思わせます。

そして、翌日夜、1880年創業の
チョコレート&プリン専門店「ラ・パリャレサ」や、
1906年創業の老舗菓子屋さん「エスクリバ」を回りました。
どこも、夜21時までというのがありがたい。

その後、デザート専門のレストランで、コースで
いただける「ESPAI SUCLE エスパイ・スクラ」へ。
最寄駅は、4号線ジャウマ・プリメ駅。

ここは、夜しか営業しておらず、予約が必要です。
あと、日曜月曜、8月は丸々お休みなので要注意。
前日に電話したら、23時からならあいてると
言われましたが・・。さすがに遅すぎ。(^_^;)
翌日20時半からにしていただきました。

スペインは、飲食店の夜の営業時間が遅いです。
お菓子屋さんでも、シェスタで、昼休みを取る
お店も多いので、注意が必要ですね。

エスパイ・スクラは、「砂糖空間」の意味。
店のマークが、「アリ」なのに、思わず苦笑。
うーん、我々ってこと?

デセール3種にプチフールがつく
ミニコース28ユーロや、
5種にプチフールの36ユーロの
コースなどから選べます。

面白いのは、各皿にあわせた
ワイン等、アルコール類のオススメも
セットにしていただけること。

私は、5種類はちょっと無理と思い、
最初の1種類のみにしていただきましたが・・。
欲しい一杯だけを、個々に追加オーダーも
可能です。

これは、「マリア・ルイーザ」という名前らしい、
冷たいスープ。
青リンゴと、スパイシーなヨーグルトの
アイスクリームを添えています。
合わせるのは、ピエモンテのモスカート・ダスティ。
代表的な甘口ワインですね。

マリア・ルイーザって、後で調べたところ、
スペイン国王カルロス4世の王妃の名前で、
どうも、レモンバーヴェナ、ベルベンヌのことを
言うようなのです。
青リンゴの酸味と、ヨーグルトの酸味とが
加わって、いっそうさわやか。

よく、ヨーロッパのお菓子は、甘くて日本人には
重たいって言う方が多いですが、おそらく、
ここのお店は、かなりヘルシー志向で、
果物や野菜の素材を活かして、味、食感等、
とても軽やかに仕上げていました。

なので、5種類のコースでも、ちゃんと
平らげられてしまうのです。
これは、花の香りのする、赤の一皿。

ラズベリーと、ハイビスカス。バラのグラス。
それに、透明なのが、バニラの効いた
トマトのソルベのようです。そして、赤ワイン。
赤いソースは、目の前で注いでくださいました。

赤い棒状の物は、細いメレンゲで、これが
また、しっかりとトマトの風味!

ベリーとローズの、華やかで、それでいて
さっぱりしたデセール。これは、すごく好み!

合わせるのは、ソーヴィニヨンブランの白ワインが
オススメ、ということでした。
これは、ココナッツのソースを添えた、
キャロットケーキ。
オレンジのソルベに、線状に散っているのが、
粗挽きのジンジャーのパウダーです。

キャロットケーキといっても、すごく濃厚な、
ジュレのよう。ニンジンの味がしっかりしますが、
野菜のえぐみや青臭い感じがなく、フルーティ。
とても美味しい。

これに、また、ココナッツのクリーミーさが
よく合うこと。

いろんな素材を一皿にまとめてあるので、
単体で確かめつつ、それらを一緒に食べる
ことで、組み合わせの楽しさを堪能できます。
これは、エクストラヴァージン
オリーブオイルのケーキ。
それに、白桃のソルベ。
上に、極薄い、キャラメリゼされたフィユタージュ、
いやむしろパートフィロ?を渡してある。

グリーンオリーブのソースが、
白いお皿の上に長く引かれています。
あと、「サン・シモン」と。
白いソースの方かなと思うのですが、
これが何なのか、調査中・・。

これに合わせるのは、『D.O. MONTSANT モンサン』
グルナッシュの白、ということでした。
スペインのワインですね。
オリーブとの組み合わせ。
スペインらしいかも知れません。
これが、最後にして謎のデザート、「Empyreumatic」。

焼きメレンゲに、ローストしたくるみ。
かつおぶしのように細かく削った、ナッツ。
パウダーを振った、泡状のものは・・
カプチーノを思わせる味。

意味を調べてみたけれど・・油?
うーん、イマイチわかりません。

合わせるのは、スペインのTarragonaの
マスカットワイン、 De Muller Moscatel ANEJO
とありました。
これも、酒精強化の甘口ワインですね。

食後のプティフールが、また、絶妙にかわいかった。
ステンレス調の、前衛的なアフターヌーンセット
っぽいスタンドも素敵で。

写真は、またの機会にアップしますが・・

コーヒーとヘーゼルナッツ味のポルボロン、
胡麻入りのクランキー、
ピーナッツとカレー粉入りのガレット、
ヨーグルトと胡椒風味のマシュマロ、
塩バター味のショートブレッド、
ココナッツとオレンジ味の、棒付きキャンデーのような
トリュフチョコレート(「PIRULETA」という名前でした)、
70%カカオのチョコレートと、スモーキーな茶葉のボンボン、
パッションとジンジャーのパート・ド・フリュイ、
ハチミツとエピスのマドレーヌ
(スペイン語ではマグダレーナと言うらしい)、
それに、青リンゴとローレルのカプチーノ。

これらが、ちゃんと写真入り一覧の
ミニリーフになって、記念に持って帰れました。
嬉しいぞ♪

ということで、あまりゆっくりはできなかった
バルセロナでしたが、こちらのお店に行けたのが、
一番満足でした!
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