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2012年12月3日(月曜日)
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かざこしサイト
笹子トンネルが崩落事故を起こしました。

開通が1977年とのことなので築後35年経ったわけですが、コンクリート構造物の寿命は一般的に60年と言われていますから異常に早すぎる寿命です。

自動車による振動、排気ガスと染み出した水の影響で金属の腐食劣化、トンネルを包む山自体の変形。崩落の真因はこれからの調査を待たねば分からないと思いますが、築後一回もハンマーなどによる打音検査を実施したことが無いとのこと。

トンネルの断面図を見ると、天井板は長さ5.3mのつり金具で支えられていると言うことですから気温の影響を無視すればダクト内では365日24時間目視検査はもちろん打音検査も可能なのです。

自動車の通行量の多い時期は検査を中止しても良いし状況によっては通行止めにして検査を優先したとしても安全のためですから、利用者の方々も文句は言わないと思います。

以前、小笠原諸島に行った時深夜コツコツと音がするので船室から出て見に行ったところ船員さんがハンマーを持って打音検査をしていたのです。航行中の深夜を利用して検査をしていたわけですが、誰も苦情を言う人はいませんでした。

この検査に、聴診器による検査を併合すればもっと正確な検査ができると思います。

かって私は両方の検査をしたことがあるのですが極めて有効でした。

日本人はせっかちで後先考えずにダァッと走ってしまう傾向がありますから何事によらず科学的手法に基づいて計画していかないと急激に拡大したローマ帝国が道路の維持費用に苦しんで崩壊して行ったと言うことになりかねません。

私たちの生活においては、恵那山トンネルが喫緊の問題です。正月休みには息子や娘がこのトンネルを利用することになると思いますし、私たちも海外旅行の折りには中部国際空港への往復にこのトンネルを利用する予定です。

とりあえずお金のために科学的手法で検討を手抜きして工事に着手してしまう。怖いことです。