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2009年11月29日(日曜日)
[ 09:36 ] [ 市場を楽しむ ]
   
勝浦の朝市。
もう一つのおすすめは、南蛮屋の「わらび餅」
白いボウルの中にどっぷりと氷漬けにされている。
前日一生懸命に作ったものらしいが、
このボウルがフランス製で素敵。
すくう網も、今はもう作る職人さんがいなくなってしまったらしい。

松の木を使って作った舟に、試食を載せてくれた。
舟1杯200円と書いてあったので、お金を払おうとしたら、
これは試食だからタダ!という。
「わらび餅」=「高級」というイメージがあったので、
少量でも200円は妥当かなと思ってしまった。
お金を200円出したら、この舟にどっぷりと盛ってくれ、
きなこと黒蜜をたっぷりかけてくれる。
南蛮屋のご主人、それぞれの素材にこだわりを持っていて、雨の日はきなこが湿気るので販売はしないらしい。

ここで使われている材料は、「本わらび粉」
京都の南禅寺の前のお店でも使っている高級品とか。
横浜の有名なお蕎麦屋さんも、この「本わらび粉」を売ってくれと頼んでいるらしいが、ご主人きっぱりと断っていると。

なぜに、勝浦の朝市で高級わらび粉が使われているの?
そのワケを訪ねると、
このわらび粉は、栃木のつぶれたスキー場の跡地で栽培しているわらびの根っこで作っているそうだ。根の深さは1m以上にもなるらしく、採るのはユンボを使って行われるらしい。

その根っこからテンプンを取り出して乾燥させる手間暇のかかる作業。その材料を手に入れるだけでも至難の業なのに。

ご主人の今市屋健友さん
いろいろこだわっての「本物作り」には頭が下がります。
以前、勝浦に釣りに来て、けがをして入院してしばらくこの地に滞在したらしく、その時、この市場に通って好きになり、リタイヤしたら、この市場で店を出す計画を立てたらしいです。

数ある朝市の中でも、この市場が好きとご主人は言う。
なんとなく、のんびりと、のどかなところが気に入っていると。
その歴史は、安土桃山時代まで遡るらしい。

1パック500円でたっぷりのわらび餅&きなこ&黒蜜。
これは絶対お買い得。
勝浦に行ったなら、絶対買うべきも「逸品」です。
2009年11月28日(土曜日)
[ 06:43 ] [ 取材 ]
   
勝浦の朝市は、7:00AMから、ぼちぼち始まる。
場所は、日付によって、大きく2か所に分かれる。
月の前半は、下本町
月の後半は、仲本町で開催。

仲本町でご年配のご婦人がきょろきょろ。
今日は朝市やってないのかしら?
取材した日は、後半なので仲本町の予定であったが、
水道工事のために、下本町で開催。
ああ、それから毎週水曜日はお休みです。

ここで、食べておいしかったのはコレ

「浜ちゃん」が作っている「サンマの卯の花寿司」
酢で〆たサンマにご飯の代わりに、
卯の花(おから)を味付けして詰め込んだものである。
輪切りの唐辛子が入っていてちとピリリ。
日本酒のアテには最高です(笑)。

こちらは、「サンマのみりん干し」
セミドライで、甘さも程よくとてもおいしい。
サンマのうまみが凝縮されていて、
手作り感たっぷりである。

「浜ちゃん」の奥さんだろうか?
ちょっと、佐々木すみ江風で気さくにお話ししてくれた。
うの花寿司は、朝3時に起きてつくるのだそうだ。
多く作るときは、1:00AM起きして作るので、寝ていられないらしい。
マーブル柄のフリースがとっても暖かそう。
でも、朝日の光がこぼれて照らされるおかあさんの笑顔は、
もっと暖かかった。

2009年11月27日(金曜日)
[ 04:42 ] [ 人夢の料理 ]
   
用事があって千葉の勝浦に行ってきた。
野宿の旅なので、食料も持参で。
野宿と言っても、秋も深いので車泊ではあるが。

昨夜ののこりのおでん。
ビニール袋に汁ごと入れる。
ガスコンロと小鍋は標準装備なので、そのまま温める。
味がしみ込んでちょうどよい具合。
中でも大根と昆布がおいしい。

あっ!ゆず胡椒を持ってくるのを忘れた(爆)。
栃木ごぼうを入れた、牛柳川の残り。
これまた、味がしみ込んでうまい。
卵を溶かずにそのまま入れてみた。
くたくたになったごぼうが、白身に包まれてうまい。
黄身も半熟で火を止めてスプーンですくって食う。
はふはふと息を吹きかけながら。

残り物は、りっぱな晩ごはんとして活躍。


炭水化物は、現地のスーパーで調達。
ねぎとろ巻き&なっとう巻き
スパゲティーサラダ
ナビスコのポテチ。

デザートは、ラフランスのコンポートの残りとLG21。

明日は朝早いので、食ったらさっさと寝袋に入って寝る。
特にすることもないし(笑)
2009年11月24日(火曜日)
[ 10:05 ] [ 取材 ]
   
11月8日の羽後町のイベント「かりあげの節句」で出た料理を紹介します。

囲炉裏の近くにお膳を用意していただき、
そこで、料理を撮影させていただいた。
今は、囲炉裏のある家はほとんどなくなってしまったが、
ひとむ家にも昔はあった。
とても、温かい雰囲気でほっとする。

「すりなます」
大根を下ろして、加減酢で調味。
菊の花びらをあしらい、なめこを天盛りにする。
おもちをいただくときには欠かせない料理だ。
甘さも控えめでさっぱりといただける。
「大根のきのこあんかけ」
前の日に、トミ子さんの家にお邪魔した時に、面取りしていた大根だ。
こういう言い方をしたら失礼かもしれないが、
田舎のお母さんが大根を煮ると、どうしてもごった煮のようにくたくたになってしまい、色も褪せてしまうのだが、彼女の場合、白だし&薄口しょうゆで上品に仕上げている。やわらかく味もしっかりとしみ込んでいる。

彼女の家系は料理大好き人間が多く、彼女の父も相当料理にはまっていたらしい。その人とひとむの祖母は姉弟。だから、ルーツは一緒なのだ(笑)。何年ものと時を経て、孫子が再会して料理談義をしている姿を、ご先祖様たちはどう思っているだろうか?

「いものこ団子のえごまかけ」
今回の最大のヒットはこの料理だと思う。
里芋を十分に乾燥させ、うまみを増したものをゆでてつぶす。
すり鉢に皮をむいた里芋と片栗粉を混ぜてよくねり団子にして、蒸し器で蒸す。

ソースは、エゴマをつぶしてすり合わせて味醂、酒、しょうゆで調味したもの。滋味深く上品な味わい。食感もたまらなくやさしい。心が伝わってくる料理だ。
「古代米のおにぎり」
羽後町では、古代米を栽培している。
現代の品種改良された米とは違い、病気や冷害に弱く、ケアーが大変な作物であるで、今では貴重なものである。料理のジャンルでは、米でありながら主食的なものではなく、脇役的でもあるが、トミ子さんとお話しした時に、もち米&甘栗と一緒に炊いて、おこわにしたらどうかと提案してみた。今回は素朴なおにぎりだったが、漬物もトミ子さんの自慢の一品。柿の葉を集めて敷く。そして、夏の間に集めておいた小笹。これで笹舟を折って漬物を載せている。ひとむも前の日にトミ子さん旦那さんから作り方を教わり、何度かチャレンジしてみた。美しく作るコツがあるようだ。こうした伝統的な物も、誰かに伝えて残していきたいとトミ子さんは言う。

ひとむでよければぜひ教えてくださいと言った。
トミ子さんは嬉しそうににっこりとうなずいた。
2009年11月23日(月曜日)
[ 07:13 ] [ 取材 ]
   
民主党の事業仕訳で、来期の補助金の予算が打ち切りとなってしまったマルシェ・ジャポン・プロジェクト。まだ、始まったばかりだというのに、いきなり梯子を外され、冷や水を浴びせられた形になってしまった。

しかし、彼らはめげない!

補助金をもらっているうちは、本当の仕事ではない!
自分たちの考えているように事業を進めるためには、
お金を出すけど余計な制約や口を出されるのもやりにくいのかも。
「補助金でテントを買ってもらっただけでも御の字だよ」と話す。

これから、まだまだ、夢の広がるマルシェプロジェクト。

写真は、香川県のコスモファームの農場で作られた野菜たち。
新田先生も笑顔で頑張っている。
ひとむのおすすめは、「伏見甘長」という唐辛子。
とても甘い!マリネなどにも最適。
ひとむは、オーブントースターで焼いて食べてみた。
とても、品数が多いのが、沖縄ブース
豊かな土地なので、様々な食べ物がある。
沖縄からやってきた彼女。
さすがに東京の寒さはこたえるらしい。
マフラーして頑張っている。

黒糖を使った菓子。島唐辛子を漬け込んだラー油。
etc....
焼き芋もおいしかった。

こちらは、青森のリンゴとニンニク。
田子町のニンニクは6片ではないが、お買い得価格。
リンゴもフジが蜜が入っておいしくなっている。

青森産ではないが、向かいのブースでは、
グラニースミスという品種のリンゴが販売されている。
グラニースミは、スビートルズのレコードのレーベルで
使われているリンゴである。

レモンのような酸味が特徴のリンゴである。
なかなか珍しいので一食の価値ありです。

さあ!みなさんも、お台場のパレットタウンへGO!
2009年11月22日(日曜日)
[ 12:11 ] [ 取材 ]
   
マルシェ・ジャポンは、2009年秋、生産者と消費者を結びつける都市の新しいライフスタイル!「おいしさ 手わたし わくわく市場」都市住民参加型の市場(マルシェ)として開幕した。

食べ物をよりおいしく食べるための最良の秘訣、それは「感情移入」だと思います。と、マルシェ・ジャヤポンの旗振り役の小山薫堂氏は言っている。やる気のある農家の若者が集まって自信作を直接お客様に手渡しする「実学」の場でもあり、他の地域の仲間と情報交換する場所でもある。

全国で何ヵ所かの開催があるが、今回は「お台場」を取材した。
開店前の様子から取材させてもらったが、朝礼の風景を一つ。
各地から集まる農家の人たちからのコメント&挨拶で紹介が始まる。
注意事項を挟んで、さあ!今日も頑張ろう!円陣を組んで手をつないで
万歳する!

栃木の生産者の若者である。
米以外にも様々な野菜にチャレンジしている。
まっすぐで、素姓のよさそうなゴボウが並んでいた。
このゴボウ、ミシュラン2つ星の店でも気に入ってもらいつかわれているようだ。持ち帰りやすいように切ってくれるのだが、切ったそばから、ゴボウの香りがプウーーーウン!とする。鮮度も抜群だ。今夜は、これで柳川をやろうかと思うと言ったら、彼らも生唾ゴックン!(笑)

栃木県大田原の加工品を陳列するおかあさん。
トマト、サツマイモを作っているが、その加工品がすごい!
とても研究熱心で、賞をいただいたらしい。
マルシェって生産者の人が地味な格好よりも、
ちょっとおしゃれして出てきたほうが雰囲気がいいなと思った。
このお母さんはお話も楽しく、ついつい引き込まれてしまう。
トマトのゼリーが濃縮された味でおいしかった。
味がしっかりしているので、加工品もなかなかおいしい。
「ピリ辛さつまチョコ」がやみつきになる味だ。
サツマイモをトリュフチョコにしているが、
トウガラシを入れてあるので、
ピリ辛のアクセントが面白い。
トマトまんじゅうも、白餡とトマトの組み合わせが絶妙。
どれも、こんな安くていいの?って思ってしまった。

栃木県産小麦で作る「かりんとう」と「うどん」。
砂糖を三種類(白、黒、三温糖)でつくったかりんとう。
砂糖が違うと、それぞれの味わいも異なる。
個人的には黒糖が好き!
しかし、食べ慣れてくると三温糖がいちばん飽きが来ないそうだ。
中力粉、強力粉などの地粉も販売している。

開催スケジュールは、こちら

2009年11月20日(金曜日)
[ 20:49 ] [ 取材 ]
   
羽後町の長谷山邸でのイベントが始まる。
まず最初は「餅つき」
蒸したもち米が臼に入れられる。
主催者の猪岡さんが、杵を持ち上げ勢いよく付き始める。
つき手は相方の脇に立って突くのだそうだ。
見事に息があってぺったんぺったん!
勢いがよいので、小気味良い音が響く。


そして、若者に交代。
経験の差でしょうか?
なんだか頼りない(笑)
音が違う。

つきたてのもちは、「あんこもち」に。
子供のころは、これが大好きだった。
今でも好きだけど。
昔の人には、とてっもご馳走だったのだろう。


そして、もう1品
「すましもち」である。
一般的な呼び名は、「雑煮」である。
きのこのお出汁が香りよい。
秋の稲刈りが終わったら、
1年の苦労をねぎらい、こうやって餅を食べた。
古き良き秋田は、ここにも残っていた。

2009年11月18日(水曜日)
[ 16:57 ] [ 取材 ]
   
秋田県羽後町の秋のイベント「かりあげの節句」を取材してきた。
今回はその準備の様子も知りたかったので、前日から会場に入り見学させて頂いた。

会場の長谷山邸もすっかり、晩秋のたたずまいとなり、もうすぐ雪が降るのを待っているようだ。

地元のお母さん達が協力し合って作業をしている。
手間のかかる下ごしらえは自宅で行っているようだ。
今年で5年目を向かえ、皆さんだいぶなれた手つきで作業が進む。はじめた当初は試行錯誤の連続で、大変だったようだ。

この時期は、農作業やら冬支度があり、とても忙しい中の作業で、ひととおりの準備作業が完了すると、みなさん、そそくさと帰宅し始める。この日は天気も良く、屋外でやる作業があるらしい。
こんな天気のいい日に、もたいねーなーーとぼやいてました(笑)。

山にキノコを取りに行ったり、飾り付けの箸置きを作ったり、様々な準備が行われて、いよいよイベントの当日を迎える。イベントでは、お母さん達は完全に裏方で、宴席に出て客人と会話する機会もない。この人たちの努力がきちんと伝わると嬉しいのだが。

だから、前もってお邪魔して準備の様子や、彼女達の思いを聞いてみたのだ。
料理の器も、各人が自宅から持ち込んで行われる。
今回は60名の参加なので、数をそろえるのに四苦八苦。
リーダーのトミ子さんが、料理の盛り付けをイメージして、器をチョイスしていく。盛り付けがスムーズに行われるように、器の上に、使う料理の名前を書いた紙を置いていく。
作業が終わってから、トミ子さんの家で昼食をご馳走になり、そのあと山にもみじの葉を取りに行った。明日の料理の皆敷に使うのだ。真っ赤に紅葉して美しいが、そばで見ると、枯れていたりするものもあり、思ったほどの収穫はない。それでも地道に作業を続ける。苦労話を聞いても料理が美味しくなるとは限らないが、しかし、あの素敵なおもてなしの裏側には、こんな努力もあるんだと思った。

彼女達の思いは、お客様が喜んでくれること。そして、また来てくれる事を願っている。寡黙で多くを語らないが、その気持ちは十分に伝わってきた。
羽後町は横手盆地の西側にあり、その大半は森林だ。長谷山邸のちかくにある、みはらし荘という施設のある場所から、遠くを眺める。とてもゆったりとして、おおらかな眺めだ。美しい自然の景観が残され、伝統的な行事や料理の方法などが受け継がれている。この町の人たちは、それらを本当に大切にしている。時代から取り残されたような感じもあるが、今となっては、それが正しくも思える。町の広報誌を拝見したが、この町の財政は比較的健全である。しかし、いつまでもこのような状態でいられるはずもない。と町長は厳しいコメントを述べているが、何年か先のビジョンを打ち立てて町政を行っている。どこの市町村とも合併しなかった羽後町であるが、この町には古き良き秋田が残されている。
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