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2012年9月28日(金曜日)
[ 18:30 ] [ 千葉県 ]
   

 

 

鮨を40年食べ歩いた

元毎日新聞記者の著者が 

書いた一冊 

「鮨を極める」(早瀬圭一/講談社)

鮨屋が鮨の味だけでは無く

大将の人柄をも盛り込み

【すきやばし次郎@銀座】 

【新橋鶴八@新橋】 

【あら輝@上野毛時代】 

などの誰もが知る名店から

名古屋や京都など

遠方の鮨屋迄

16件紹介されているが

その中の一件が

【鮨処 司@我孫子】 

本の帯には

「男たちはなぜ鮨屋になったのか。 

16人の鮨職人たちの人生と 

味の真髄に迫るノンフィクション」 

とある。

読了後に緊張しつつ初回訪問は2年前

駅から少しばかり距離があり

場所が解り辛いので初訪の場合はご注意を

市立緑保育園の迎え側にありますから

それを目指して来ると解りやすいかと

落ち着いた瀟洒な佇まい

良く手入れがされた庭木を見つつ

敷石を渡り玄関には

染色家

窪田孟恒氏の暖簾

引き戸を引いて中に入れば

平山郁夫画伯の絵が飾られた店内は

郊外の店ならではのゆったり感

 

板場に立つこの店の主人

飯田壯夫氏は

言葉は少なく職人気質で

生真面目な印象

そんな大将に長年連れ添ってきた

女将のハルエさんが

何時も

明るくほがらかにもてなしてくださいます。

今宵は4度目の訪問で

他にお客様がいなかった事もあり

ようやく写真と記事記載の許可がおりましたので

ここに忘去禄を

 

 

乾杯ビールは

生ビールは置いておりませんから

「エビス 大瓶」

良く磨かれたカウンターは清潔感に溢れ

木の目が美しく

瓶を直接置いても大丈夫ですか?

とお聞きすると

良い檜は汚れがスグに取れるから

大丈夫ですよと大将のお返事

 

 

まさに今摺りたての山葵

見た目通りの味わいで

爽やかでネットリ甘く

鼻腔を刺激する辛さも心地良く

 

 

酒好きの私達は

握りからでは無く

肴からのスタートで

「真鯛」 

まずはそのまま

 

 

スタートから

きっちり旨い

 

 

「貝割れ大根の昆布〆」 

ヌルヌルシャキシャキ

酒を呼ぶ塩加減

鮨屋では

普通野菜料理は

無かったりするものだけれど

気の利いた

野菜のアテは大歓迎

日常的な素材で

単純な組み合わせなのに

不思議と美味しい

 

 

「新いくら漬け」 

 

 

ほろほろやんわりとろり

この時期ならではの

幼くあどけない旨み

 

 

続いてのお造りは

「松輪特上〆鯖」 

 

 

松輪特上と言うブランド名との事ですが

〆鯖の概念を変える一品

エッジが利いた見た目に美しいフォルム

穏やかな酸味

濃い旨みと脂分を感じるのに

くどくなくサッパリ

まるで上質のクリームチーズか

マスカルポーネのようでもあり

そうチーズに近い味

「流石な仕事ぶりですね」

「松輪特上鯖の味の特徴ですよ」

 

 

「赤貝」 

しこしこさくさく

 

 

「ぬか漬け」 

温もりがある旨みで良い塩梅

 

 

「カワハギ」 

白桃色の肝をクルリと白身で巻いて

白薔薇か山茶花のよう

淡白な旨みに肝のフルリとした甘みは

全部、口に入れてしまうのが惜しいよう

 

 

美味しい肴に

随分、酒もすすんで

そろそろ握りを

「新烏賊」 

墨烏賊の子供

透明感のある白色

柔和な甘みに

愛おしくなる

 

 

「雲丹」 

イタリアンジェラードのような

とろけんばかりのクリーミーな甘さ

 

 

「新子」 

この時期の新子は貴重だよと

隣席の友人

心していただきます

 

 

「大間産本鮪」 

230キロ級の物

もう少しすると

もっと脂がのってくるそうで

その時期にも来なくては

 

 

「蒸し鮑」 

岩手県沖定置網でとれたもの

一塗りのツメも味良く

薄切りはさっくり

こんな鮑の握りは初めての体験

 

 

巻き物二種

「穴子胡瓜・白胡麻」 

「貝割れ」 

一般的な胡瓜に干瓢では無く

どちらも一工夫、一遊び

 

 

前回訪問時に感動した真鰯を再度リクエスト

生山葵を添えて

 

 

最後にもう一貫

「大トロ」 

言葉に表現し切れず無言

 

 

「玉」 

程よい甘さと固さ

 

 

呑んだお酒は

「黒龍 垂口」 

「黒龍 逸品」 

「黒龍 しずく」 

「十四代 本丸」 

そうこのお店

日本酒の品揃えも凄いんです!

ブランドや味わいが偏る事無く

入手困難な酒もあり

提供価格も全うで

私の知り限りでは鮨屋一

本日の一番ヒットは

封空け後1ヶ月の

「黒龍 垂口」 

冷で1合

その後は

ハルエさんに優しく

ゆるゆると燗にしていただいて

じんわり感じる旨み酒に

 

 

 

やや柔らかめ酢加減も塩加減も抑え目のシャリと

的確に仕事したネタとの調和が実に素晴らしい

正直シャリは固め赤酢派の私ですが

このお店で

それが全てでは無い事に気付かされ

鮨職人歴44年

夫婦で開店させた

【鮨処 司】

創業32年

本物を追求した

新店舗に移してから14年

都内で才能と気鋭に溢れた職人の

鮨をいただくのも好きですが

大将の

燻し銀の技が光る鮨は

落ち着いて安心していただける

「今日の私があるのは

全て修行先の

【玉喜鮨】の大将の教えがあっての事です」

と何処までも謙虚

《実る事に頭も垂れる稲穂かな》

ふと芭蕉の一句を思い出すが

そんな稲穂に長年連れ添ってきた奥様は

この店に無くてはならない存在で

店の明るい雰囲気そのものを作り出しているよう

腰を据えてじっくり味わいたい

本物の鮨屋が

北の鎌倉

我孫子にあります

是非お越しくださいませ

 

 

 

 

 

すし処司寿司 / 我孫子駅
夜総合点★★★★ 4.0

B食店情報
・店名 : すし処 司(すしどころつかさ)
・ジャンル : 和食-寿司
・住所 : 千葉県我孫子市緑1-3-8
・TEL : 0471841184
・URL : http://tabelog.com/chiba/A1203/A120304/12011239/
・営業時間 : 11:30〜14:00/17:00〜19:00
・定休日 : 月休
・最寄り駅 : JR我孫子
・キーワード : 鮨 我孫子 北の鎌倉 築地 本物 高級 居心地良い 日本酒 肴 予約
・友人・同僚 / デート / 接待 / 宴会 / 家族・子供 / 一人
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[ 12:15 ] [ ]
   
 

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開店以来

毎週

下手すると

週2で通う

【お料理 なかき】 

我ながら良く飽きないと思うけれど

その理由は

その1 お料理が美味しいから 

その2 雰囲気が良いから 

その3 安いから 

その4 (実は1番大事)

禁煙だから 

その5 そしてやっぱり近いから 

(都内から同じく週1〜週2で通う

友人もおりますが アセアセ)

 

今宵は何時もの

《信楽コース》(3500円) 

すっぽん鍋付 

《唐津コース》(5000円) 

『先付』 

「焼き薩摩芋豆腐」  B星黄 B星黄

香ばしくて

何時の胡麻豆腐よりチョイ固め

芋羊羹ほど硬くなく

ほっくりまったりほんのり甘く

これはリクエストリピしたいな ウマッ

 


『季節鉢』 

「焼き茄子湯葉餡かけ」  B星黄 B星黄

好み♪好み♪湯葉茄子

鰹出汁の利いた緩やかなも大好き

ピンポイントを突かれたよう

 

 

『お造り』 

「本日の鮮魚」 

真鯛

脂ノリノリなのに凛としている今が週の秋刀魚 

キトキトコリコリ甘い白烏賊 

そしてと4種類

通常は

確か3種類なのでサービスかも

 

 

毎回びっくりお値段以上の価値とお味は

『焼き物』 

「天然魚の川産 鮎」(単品850円) 

ふっくらふうくら

初めて食べた時より

比べると随分ふくよかになったよう

通常コースメニューの鰆の幽餡焼きから

特別にチェンジしていただいて

 

 

『小鍋』 

コラーゲン質な滑りと深みのあるスープが

疲れた体と心に染み入るよう

 

 

『酢の物』 

「ささみ昆布〆 大和芋 ジュレかけ」 

鶏肉苦手な私用

ささみお魚

スルスルトロリ

酔っ払い気味な私に食べ易く

 

『留め物』 

「小柱 新銀杏 揚げ」 

まるで秋の森で

小柱銀杏

楽しく軽やかに踊っているかのよう

口の中でサクサクホロホロ

 

 

『お食事』 

「わっぱ飯」 

 

 

秋鮭新いくら親子丼 

何時も美味しいけれど

新いくらで尚美味し

 

 

「お味噌汁」 

新潟産のお味噌かな

ほっこり

安心する汁物

 

 

生ビール 

エビスの次に

呑んだ日本酒は

「五凛 純米大吟醸」(1合1500円) 

爽やかな要素もありながら主体は

穏やかな穀物香

スット入り

舌の上を滑らかに転がり

すっと消える

たつ鳥水を濁さずのような

立ち消えの美しさに

次の杯がまた欲しくなるお酒

大好きなきのお酒を

今宵は大量にいただいて(笑)

 

そして季節物

「鶴齢 ひやおろし」(1合1200円) 

落ち着いた香りは

旨みを感じさせるご飯のようで

味わいもふくらみがあり

余韻も中くらい

軽く冷やしてもひやおろしらしく常温で

燗にしても良さげ

 

今宵のメニューとドリンクリストを参考まで

(写真クリックで大きくなります)

 

 

曜日限定のランチも何時か来てみたいな

 

 

真面目なご主人中山繁人さんに

ムードメーカーで可愛らしい奥様裕子さん

新しく

アルバイトの女性が日替わりで3人入り

今宵も楽しい【お食事処 なかき】です

 

 

 

 人気が出るのは嬉しいけれど

願わくばこれ以上混んで

予約の取れないお店になりませんように

というのは常連客な私の我儘ですね

 

9月30日〜10月3日まで 

店内改装の為お休みです 

(お座敷を増席します) 

来店する予定の方は

お気を付け下さいませ

 

 

 

B食店情報
・店名 : お料理なかき(おりょうりなかき)
・ジャンル : 和食-日本料理
・住所 : 千葉県柏市東上町1-17 k 1F
・TEL : 04-7157-3956
・URL : http://tabelog.com/chiba/A1203/A120301/12029495/
・営業時間 : 11:15〜15:00(LO.14:00) 17:30〜23:00(LO.22:00)
・定休日 : 日
・最寄り駅 : 柏駅から581m
・キーワード : 日本料理 和食 京料理 デザート スッポン 日本酒 ケーキ カウンター お座敷 京ふじ 
・友人・同僚 / デート / 接待 / 宴会 / 家族・子供 / 一人
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2012年9月27日(木曜日)
[ 19:30 ] [ 東京都 ]
   
 

 

酒処、食事処

名店揃いの

荒木町

また一軒

 

 

海老尽くし和食屋さん

【甲殻料理 うぶか】 

 

 

仙台出身の

加藤邦彦氏が

和食を8年

(オーストリアの和食屋

【凛】での料理人生活含む)

新宿の中華の有名店

Chinese Tapas Renge 

で3年修業後

開店したお店

海老尽くしと聞いて

海老子なので

早速訪問

店内は和食屋さんと言うよりは

モダンティスト

こざっぱりとした

フレンチの店内のよう

 

 

コースは5500円

7700円の二種類のみ

本日は7700円

 

 

生ビール

「琥珀エビス」 

一種類

秋だものね

 

 

『先付』  

「マルと才巻海老焼霜にマル出汁 粟麩」 

7700円という

チープな値段で先付からスッポン才巻き海老と言う

豪華食材にテンションは上がるが

味は凡庸

 

『前菜』 

「車海老のビスク  

磯粒貝の生姜煮  

鶉皮蛋干し海老をタマリソースで」 

 

 

「車海老のビスク」 

実はこれを目当てに来た私

よく言えば

クリーミー&マイルド

残念ながら海老蟹の

芳しい香や甘みにかけ

殻の苦味だけが目立つ感

大好きなウィルビウス

懐かしいシェ・グー 

のそれとは大違い

完食出来ず

 

 

「磯粒貝の生姜煮」 

一度抜いてから殻に

戻しているので

食べ易い

ですが

硬い食感にお口の中がモグモグ状態

お年寄りにはきっと無理

 

 

「鶉皮蛋干し海老をタマリソース」 

うーん

理由が解からない味

不味くも無いけれど

取り分け評価の対象にならず

 

 

『向付』 

「牡丹海老、赤ハタ、 

伊佐木、カンパチ、秋刀魚 

山葵、割醤油」 

日本海添い川の側で育った私は

魚介類は大好き!

酒飲みなので

デザートの代わりに

お刺身大盛り我儘仕様

 

 

甘海老以外は

どれも泥臭い印象

「秋刀魚」にいたっては

生で出すのに無理があるのでは?

と思う仕事ぶり

(すいません辛口です。

何時もあさスタ

美味しいお刺身を

頂いているものですから 汗

 

 

『椀物』 

「知多産車海老と江戸穴子 翡翠茄子 柚子」 

不味くは無いけれど

普通の海老に平均ラインの穴子 

お出汁は淡白過ぎて

具と三味一体

誰も主張せず

 

 

『一品』 

「毛蟹とフカヒレ蕪蒸し 山葵」  

毛蟹フカヒレも大人し過ぎて解からないが

唯一目立つは山葵の爽やかさ

 

 

『揚げ物』 

「海老フライ 実山椒のタルタルソース」 

お店のスペシャリテ

細やかな衣が軽くサクサク

やっと感じる事が出来た海老の甘さに

ようやくニッコリ

スペシャリテとして看板で客を呼ぶ程

秀逸では無いが

合格点かな

 

 

お塩檸檬

(このお塩は美味しかった♪)

 

 

実山椒のタルタルソース

美味しいタルタルソースを求めて

久し振りに洋食屋に行きたくなりました

 

 

『食事』 

「芝海老と秋茸の炊き込みご飯」 

驚くほど具沢山

人前で二合かしらん?

量もタップリ

 

 

海老出汁の味は感じられないけれど

薄味で焦げ目が香ばしい

土鍋ご飯 

 

 

『香の物』 

「胡瓜昆布漬け」 

あっさり

 

 

『赤出汁』 

「若布 茗荷 小葱」 

すっきり

 

 

『甘味』 

「マンゴー豆腐  

酢橘シャーベット 無花果ソース」 

とろん

美味しいけれど普通

 

 

「緑茶」 

薄いぞ

入れ方がなって無いぞっと

茶注ぎ○年女子は思う(笑)

 

 

サービスの水菓子

「巨峰」 

ありがたき気配りと優しさ

 

 

今宵はビール三杯目

久し振りに見た

泡立つビール

(ビアグラスの洗浄も

よろしくお願いします)

 

 

日本酒リストは撮り忘れ

食べログにどなたかが

載せていらしたので

そちらを参考に

その中から一番好みに合いそうな

「阿桜 寒仕込 純米」(800円?) 

蔵出しは8月

ボディがあるタイプのお酒ですが

このグラスでこんなに冷やして呑むのでは

せっかくのお酒の良さが

半減してしまいますね

ワインだけでなく

日本酒にも愛を下さい

 

 

日本酒リストは

偏り気味で乏しいものの

ソムリエールセレクトのワインリストは

無難に一通り揃い

その中から

「LORON & FILS VIN DE PAY  

D’OC CHARDONNAY」(4500円) 

をボトルで

 

話題のお店

さぞや混んでるのではと思いきや

今宵は

私達一組2人のみ

 

挨拶に出ていらした

亭主の加藤史は

32歳

板前の帽子代わりの

ハンチング帽がお似合いな

お洒落さん

料理云々より

きっと良い方なのでしょう

ファンがいらっしゃるから

お店が開けるのですもの

 

このお店の

唯一特筆すべき点は

洗練されたサービスが

美しい

笑顔が爽やか

イケメンなギャルソン君かな

彼がいるといないでは

きっと大違い

拘りのソムリエールは

休暇につき

本日は会えず

 

使い勝手としては

休日のランチにエビフライ定食をいただきに

来るのには良いお店だと思います

(ランチは限定10食の天丼のみですが)

 

 

 

うぶかかに / 四谷三丁目駅曙橋駅四ツ谷駅
夜総合点★★☆☆☆ 2.5

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