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2008年3月9日(日曜日)
[ 22:23 ] [ お知らせ ]
   
いつもパティスリーポタジエのブログをご覧いただきましてありがとうございます!
さて、この度アメブロに引越しをすることになりました。
B食倶楽部はとても素敵な会員が多くて気に入っているのですが、PCからではなく携帯から記事をアップする機会が多いため仕方ありませんでした。
今後はより現場の臨場感をリアルタイムで伝えていくようにいたしますので、どうぞ楽しみにしてください。

☆パティスリーポタジエ柿沢安耶ブログ☆
http://ameblo.jp/patisserie-potager/


野菜スイーツ専門店ポタジエ
2008年3月4日(火曜日)
[ 18:12 ] [ お知らせ ]
   
先週は新宿伊勢丹7階イベントスペースで、伊勢丹の顧客に対して食の講演会を行いました。野菜・健康・栄養などいくつかの切り口でお話しましたが、中でも野菜に関しては皆様興味をもっていただきました。
近所で買った春菊と人参と、ポタジエの生産者が作ってくださっている春菊と人参を生のまま食べ比べをしてみましたが、皆様味の違いにビックリされていました。春菊は茎ごと美味しく食べられる「益子GEF」のを持っていき、人参は在来種を守り続ける自然栽培の「自然農法販売協同機構」のを持っていきました。
またこうした機会をつくっていきたいと思います。

さて、明日から1週間だけ期間限定で新宿伊勢丹の「マ・パティスリー」に出店いたします!約1年ぶりのデパートの催事です。新作パウンドケーキも登場しますので、沿線にお住まいの方がいらっしゃいましたらお立ち寄りくださいませ。


野菜スイーツ専門店ポタジエ
2008年3月3日(月曜日)
[ 23:08 ] [ 熊猫通信 ]
   
[ちょうど先日『いのちの食べかた』という映画を観て本を読んだばかりでしたので、家畜の現状については色々と考えておりましたが、敬意と感謝を忘れてはいけないですね。]

日射しは春めいてきましたが、寒さはまだまだ続きそうです。

先週のように、たまにあたたかい日があると、いつも通りの厚着では汗ばんできたりして、逆に風邪をひきやすくなるので要注意です。とはいっても、陽気がいいと活動的になるのは生きものの常。動植物との一体感が感受できる絶好の機会でもあるので、家に閉じこもってはいられません。

用がなくてもふらふらと外に出て、フキノトウを発見したり、スイセンの芽が土を盛り上げているのを見つけたりすると、季節が着実に移行しているのがわかり、自分の足の下で地球が動いているのまでわかるような気がしてきます。もちろん錯覚ですが、天体の永久運動の中にぽつねんと立ちつくしている自分の姿を想像すると、日常の雑事など忘れてしまいそう・・・。これも春がそこまで来ているという高揚感のなせる業かもしれません。


しかし春がたいせつなら、それに先立つ冬という季節もたいせつで、もともと冬という言葉は、自然界の生命や魂がふえるという「殖ゆ」という古語がもとになっていたそうです。この時期を経て、自然界のエネルギーが満ちてくると「張る」の季節、すなわち春になるというわけです。

実際、多くの動物たちは秋から冬にかけて繁殖行動がはじまり、メスはこの時期、身ごもっているか、巣穴でひっそり授乳中。子供が離乳するころ、うまい具合に春になるというわけです。ま、順番からいえば、動物たちが食糧の豊富になる時期に合わせて子供を産んでいるのでしょうが、上記のような話を聞くと、季節のほうが生きものを育てるために、思慮深く巡っていたような気もしてきます。

それを思うと、自然の脅威などという言葉は近代以降にできたもので、それ以前、自然は生きとし生けるものを育むものとして捉えられ、嵐も豪雨も地震ですら、なにかしら人知を越えた理にかなったものとして、謙虚に受け止められていたのではないでしょうか。

地球の温暖化などという現象も、大多数の人間が自然を敵にまわし、かつて抱いていた感謝や敬意を忘れ去ったのがいちばんの原因といえそうです。それがCO2の増加に結びついているわけですから・・・。

人間は宇宙規模で考えたら、埃のような微細な存在ですが、その意識が寄り集まったときの力というのは、もしかしたら宇宙をも動かしかねない強大なものになるんじゃないか。そう考えたとき、ちょっとこわいと思いました。

動植物の意識だって同様です。かれらがいつまでも人間に都合良く二酸化炭素を酸素に変えたり、従順な家畜でいてくれるとはかぎらない。いつ突然変異が起こって、かれらが牙をむいても不思議ではないのですから・・・。狂牛病というのが、細菌兵器を使った牛たちの自爆テロであったことを思えば、突然変異を待つまでもありません。家畜と称される生きものたちが置かれている劣悪な環境を考えると、今に肉類だけでなく、卵もミルクも口にできなくなるかもしれません。

一例をあげます。これは胸のわるくような話なので、あまりお話したくなかったのですが、経済効率が重視されるにつれ、家畜が生きものとしての尊厳を失い、物として扱われるようになった現状を内部告発したものです。

食べものではありません。水鳥のダウンの話です。主にアヒルたちですが、かれらは狭い部屋に数十羽単位で押し込まれ、定期的にダウン、すなわち胸毛を抜き取られるのですが、麻酔もなしに胸から腹にかけての羽毛をむしられるのですから、あたりは血だらけ。苦痛のあまり失神するアヒルもいるといいます。それを生きているうちに三度経験しますが、四度目は楽になります。羽をむしる前に殺されているからで、このときはダウンばかりでなくフェザーも取られ、肉は食用にまわされます。

でも、残酷なのはこれだけではありません。アヒルたちが収容されているのはコンクリート張りの部屋ですが、そこにプールなどは用意されていないので、糞尿から立ち上るアンモニアでほとんどのアヒルが失明しているといいます。水鳥はよく池の中に顔をつっこみますが、あれは餌を採るためだけでなく、目を洗うのが目的で、それができないと眼病に罹ってしまうのです。

フォアグラ用のアヒルになるともっと残酷。本来はガチョウの脂肪肝ですが、ガチョウは大きくて力も強いので、扱いの楽なアヒルがほとんどだそうですが、かれらには強制給餌という拷問が毎日、朝晩繰り返されているからです。この金属製の強制給餌機に食道を破られて死ぬアヒルが多く、アヒルの死亡率が二割以内だと給餌係に特別手当が出るという話までありますから、かなりのアヒルやガチョウが悶絶死していることになります。

かれらがいつ反乱を起こしても不思議はないと思いませんか?毛皮のコートは許せないないけど、ダウンのコートはべつに生きものを殺すわけではなし、軽いしあたたかいし、などというのは無知のきわみ。羽毛布団などで寝ていたら、毎夜悪夢にうなされかねません。ま、フォアグラは滅多なことでは口にしませんけど、日頃口にしているブロイラーだって境遇に大差はないのです。

昔から、人は動物の肉を食べていました。水鳥の羽毛も利用されていましたが、大量消費にともなって、家畜の管理が大がかりになってくると、こういうことがあたりまえになってくる。敬意どころか、感謝すら失われてしまうのです。そんな意識のありかたが、あるときはアレルギーとなり、あるときは病気の蔓延となってこちらに押し寄せてくるのではないかと思いました。今年は鳴りをひそめていますが、鳥インフルエンザだって、鶏たちの反乱だったかもしれませんものね。

【熊猫通信2月4週より転載しました】



野菜スイーツ専門店ポタジエ
2008年2月26日(火曜日)
[ 21:15 ] [ 熊猫通信 ]
   
[花粉を飛ばさない杉を作るなら、確かに照葉樹林など別の木を植えるほうが良いと私も思います。]


寒い日々が続きます。

この寒さにもかかわらず、うちの犬はもう毛が抜けています。ぼそっぼそっと塊になって抜け落ちるのです。寒冷地仕様の犬らしく、近所の犬にくらべて数倍毛深いのですが、この時期、大量に毛を落とし、春になったらなったでさらに毛を落とし、それが初夏のころまで続きます。

そんなわけですから、いくらブラッシングをしても、犬のいる部屋には毛玉が浮遊していて、掃除機の袋はすぐにいっぱいになってしまいます。この寒さの中で、はやくも春の憂鬱がはじまったというわけ。

寒さは続いても、日はずいぶん長くなって、陽光も春めいてきた感じです。うちの犬はそれに反応しているのかもしれませんね。

春の憂鬱といえば、もう杉花粉が飛びはじめているようで、昨年の猛暑を受けて、花粉の量も例年の数倍。戦々恐々としている方も多いのではないかと思います。

製薬会社も商魂たくましく、花粉症対策のCMを流しはじめましたが、杉花粉の量は多くても、今年は春先の風がそれほど強くないはずなので、飛来する量は例年並みになるのではないでしょうか。大量の花粉、と聞いただけでくしゃみが出る人もいるでしょうから、マスコミの流す情報には惑わされないこと。もっとも会員の方は微粉末のビワ種を飲んでいらっしゃるでしょうから、悠然としているはずです。

先週あたりからビワ種の注文が増えてきました。新しく会員になられた方のために説明しますと、ビワ療法の正確な起源はわかりませんが、紀元前千五百年ぐらいのインドの教典には、すでにビワの木が「大薬王樹」として登場。ビワの木は、その枝・葉・根・種のすべてに効能がありますが、とくに種の中に含まれる仁は薬効があることから「天神さま」と呼ばれてきました。

日本には奈良時代に仏教とともに入ってきています。古刹の境内にビワの木が多いのはそのせいかもしれませんが、中でも天神さまは古くから民間薬の王座にあったといいます。それが江戸時代末期に入ってきた西洋医学の隆盛にともない、一時期、忘れ去られてしまいましたが、西洋医学の限界が見えはじめた現代にいたって復活。今わたしの手元にあるものは、酒屋を営んでいた井上氏がクローン病という難病を克服するため、独自の方法で作りあげたものです。

さて、その天神さまのどこに、医者に見放されたような患者を救う力があったのか。主成分は天然のミネラルと、ビタミンB群をはじめとする各種のビタミンですが、ビタミンB1に含まれるサイアミンという物質が筋肉・神経組織・心臓の働きを支援。さらにB2に含まれるリボフラミンが視力の増進、口腔や皮膚の炎症を和らげます。さらにビタミンB6が貧血や手足の神経炎を和らげ、老化の防止。ビタミンK内のフィロキノンが内出血や痔疾を防ぐと同時に、腸炎を予防。これが腸を溶かすクローン病という、不気味な難病に効果があったのではないでしょうか。

花粉症を抑えてくれるのが、ビタミンB17に含まれているアミグダリンです。これは昨今、抗ガン物質として有名になりましたが、アレルギー疾患の予防や治療にも効果があることがわかっています。しかも副作用がない。これがいちばんありがたいのではないでしょうか。クローン病は一生治らない、と医師から宣告された井上氏は、還暦を迎えてますます元気に自然酒と有機野菜のお店を切り盛りされています。

天神さまこと「ビワ健」は、100グラム入り2500円にてお分けしていますので、春が憂鬱という方はご一報ください。

花粉症の蔓延を受けて、農林省では目下、バイオテクノロジーとやらで花粉を飛ばさない杉の開発を手がけているそうです。

でも、その前にやるべきことがあるはずで、60年以上も前に戦後の復興のため、自然林を潰して杉や檜を植えるよう、補助金を出す制度が作られたのですが、杉も檜も外材に押され、採算が合わなくなって林は放置されたままになっているところが多く、それが災害を大きくする要因にもなっています。にもかかわらず、今もって補助金制度は変更されずに残ってますから、ただの木を植えておくぐらいなら、と杉や檜を植え、放ったらかしにする人が益子町にもけっこういるのです。

益子の山を見渡すと、およそ半分ぐらいが杉や檜に占められているのですが、その大半が手入れもされず、荒廃しています。ちょっとの風でも木が倒れ、それが山道の障害物となり、大雨や台風になると鉄砲水や土砂崩れを引き起こしかねません。

この政策を180度転換して、伐採計画のない杉・檜林を照葉樹林に変える方にお金を出せば、災害対策にもなる。杉花粉の飛来も、周辺に照葉樹林が育てば大幅に減少するはずで、しかもこういう自然林は人手をかける必要がないのです。四季を通じて青々と葉を茂らせる照葉樹は、秋には大量のどんぐりを落としますから、イノシシやシカの食害も激減し、クマも人里に出てこなくなる。いいことずくめです。

そんな素人にでもわかるようなことをやらないで、バイオテクノロジーに走ろうとするのが庶民にはわからない。バイオ杉ができたとしても、それが生態系にあたえる影響を考えたら、めったやたらと植えるわけにはゆかないと思うのですが、一度決めた政策はなにがなんでも押し通すがお役所の常。そのくせ憲法の見直しとなると、にわかに色めき立つのですから、ほんと、摩訶不思議な世界です。

【熊猫通信2月3週より転載】



野菜スイーツ専門店ポタジエ

2008年2月24日(日曜日)
[ 23:28 ] [ 大切なこと ]
   
今日は渋谷で「いのちの食べかた」という映画を観てきました。

食糧大量生産の舞台裏を記録したシュールなドキュメンタリーです。

ニコラウス・ゲイハルターというオーストリアの監督が2005年に撮ったフィルムで、解説やセリフは一切入らず、ただひらすら食の生産現場の様子がスクリーンに映し出されています。パプリカ・トマトジャガイモ・白アスパラガス・レタス・ズッキーニ・の生産や収穫、お花にどばっと農薬らしきものをセスナから撒いたり(オーガニックフラワーはヨーロッパでは認められつつあるそうです。日本ではほぼ知られていませんが、オーガニックフラワーを日本に広めたいとがんばっている女性にあったことがあります。)するシーンもあれば、卵や牛乳の生産、そして魚肉・鶏肉・豚肉・牛肉の生産の現実が淡々と、いつもどおりに描かれています。岩塩を採掘しているところははじめて見ました。



内容に関しては観る人それぞれ考えさせられると思いますが、会場の数名は泣いておりました。恐らく、ひどく怯える牛をスタンガンみたいな強力な武器を使って殺すシーンを筆頭に、やはり食肉を作るシーンというものは残酷で、子どもはとても見ていられないでしょう。私はいろいろな理由からベジタリアンになりましたが、自分でお店をやるにあたって、まずこの作業は自分では出来ないし、誰かにやってもらってまで使いたくないし食べたくない・・・という気持ちが大きくありました。なにせ豚を飼って暮らしたいという幼少の頃の夢が、私を料理の世界に導いてくれたわけですから。

ただしとてもでデリケートな問題で、大量生産が出来るから、食べ物があって、肉もエネルギー源であり、そこに携わる人の生活もある。ただかわいそうだから食べてはいけないというのは安直すぎる。とても難しい。


ポタジエの牛乳もフィルムで観たような工程で搾乳されていると思いますし、チーズも生産性と効率化によって作られているものだと思います。とにかく、日本人の美しい伝統である、食べる前の『(いのちを)いただきます!』という気持ちで毎日ケーキを作り食事をしないといけませんね。
食材に対して、そして生産してくださる方々に対して、感謝・感謝です。

最後に、恐らくは隠したいような、あれだけリアルな食の現場に対して、よく撮影許可が出たなと驚くと同時に、許可を出した企業と許可を求めた制作会社に対して感謝したいです。
映画と内容も全然異なりますが、同じタイトルで「いのちの食べかた」という書籍も出ておりまして、こちらは小学生でもわかるように振り仮名もついております。
ポタジエにも一冊おいておきますが、是非お子様とご一緒に読んでみてください。


野菜スイーツ専門店ポタジエ
2008年2月22日(金曜日)
[ 16:46 ] [ 大切なこと ]
   
FTAとEPAの続きです。

少子高齢化が進む中で日本経済が成長していくには、労働や資本を効率化させて技術向上させていかないといきませんし、そのためにはEPAやFTAを推進していく必要があるのかもしれません。外務省のHPによると、推進するメリットは大雑把にまとめると以下の通りです。
〇埔豎搬隋Χチ菎タ福Ψ从儚萓化などの経済的メリット
∪治摩擦の最小化・外交政策推進上の戦略的柔軟性の確保・グローバルな外交的影響力や利益の拡大などの政治的メリット

また、現在FTA発行済みのマレーシアやチリなどの発展途上国は、本来経済支援をすべき立場にもかかわらず輸出額の方が上回っています。さらに、今後承認予定のブルネイやインドネシアなどもすでに輸出額が大幅に上回っています。これを恥ずべき事だとおっしゃる大学教授なども多いです。

EPAやFTA自体を否定するつもりはないのですが、農業を自由化することが賢明とは思えません。

前にも少し触れましたが、農水省の試算によると関税を撤廃した際の国内農業生産の減少が約3兆6000億円です。関東のある県だけでも、オーストラリアとFTAを締結し、関税が撤廃になると2000億円の売り上げが減るようです。
食糧自給率も2006年の発表によると39%ですが、畜産飼料も入れると25%前後かといわれております。これが総生産量からの比率だと1/3になるので、10%を切りますね。
去年『食糧争奪』[日本経済新聞出版社]という本を読みましたが、今後食糧はひとつの国家戦略になり、(食糧を)持つ国は持たざる国に対して有利になると書かれています。
高度経済成長期の日本で肉食が増加し続けたように、現在「BRIC(S)ブリックス」と呼ばれるブラジル・ロシア・インド・チャイナでも食生活が大きくかわってきております。8億人のインドや12億人の中国での肉食が10年間で倍増して、今も伸び続けています。高騰を続けている穀物価格ですが、仮に牛肉1kgを食べるのに必要な穀物の量は、人が食べるのに必要な量の10倍の10kgです。豚肉で7倍、鶏肉でも3倍です。さらにバイオマスエネルギーとして穀物は取引されるようになりましたので、近い将来食糧が足りなくなってしかるべきですし、穀物価格は今後も上がっていくことが予想されております。

そんな状況ですので、安易に農業が自由化に巻き込まれるのもかえって危険である気がします。グローバル化にさらされることにより、数千年の歴史を持ち、農耕民族の誇りである『農業』が立ち行かなくなるのはイヤですからね。補助金とか助成金という話も出ておりますが、一部の大規模農家しか支援の対象にならないようです。8割の農家にはデメリットでしかないということです。

また別の機会に、今度はもう少し詳しく生産者の立場から見たFTA・EPAの影響について書きたいと思います。


野菜スイーツ専門店ポタジエ

2008年2月20日(水曜日)
[ 23:47 ] [ 大切なこと ]
   
世の中にはFBI・PTA・SOS・MVPなど略語に溢れていますが、「FTA」と「EPA」という言葉をご存知でしょうか?

FTA(自由貿易協定)・・・国と国の関税の削減や撤廃など規制を減らす

EPA(経済連携協定)・・・投資や人的交流の拡大など色々な分野での協力

このふたつのメリットは、輸出の拡大と輸入品の消費増があげられます。輸入が増えると、競争力がない国内産業の生産や雇用は縮小してしまいます。ただし、競争力のある部門の拡大とない部門の縮小によって合理性が上がるので経済は成長します。
FTAやEPAと直接は関係ないのですが、タオル業界を例に挙げます。
先日お会いした池内タオル(IKT)の池内社長がおっしゃっていましたが、10数年前に中国製タオルに市場をとられて、四国のタオル製造業はピーク時の2〜3割に減ってしまいました。
しかし、池内さんはオーガニックコットンを風力発電で織る『風で織るタオル』というブランドを作り、今では日本はもちろんアメリカの高級百貨店でも好調に売上げを伸ばしています。

FTAもEPAも“産業を良くする”という点では異論はないのですが、農業が絡んでくると非常に難しい問題となります。
私個人的には、数千年以上も続いている「営み」である“農業”と、欧州人が数百年前に作り上げたルールである“(経済)産業”を一緒にするのはどうかと思います。

その理由はまた近日中に B星黄


野菜スイーツ専門店ポタジエ
2008年2月19日(火曜日)
[ 23:18 ] [ 熊猫通信 ]
   
(腰痛とストレスを結びつけたことがなかったので驚きました。“ストレス”と“怒り”について私も考えてみます。)


またしても週末に雪が降りましたが、途中から雨に変わったので、たいした積雪にもならず、翌日の晴天でほとんど解けてしまいました。さあ、日曜日は雪かきになるぞ、と意気込んでいたんですけどね。

雪が積もっても、道路の雪は除雪車が一掃してくれますが、私道にそんなサービスはありません。したがって大きな道に出るまでの坂道は、延々と雪かきをしなければならないのですが、これがいい運動になるのです。厚着をしていると風邪をひいてしまうぐらい・・・。薄着でいても、雪かきを終えて帰ってくるころには汗だくになっています。

以前はこれが大仕事。うんざりしていたのですが、どういうわけか最近、苦にならなくなりました。翌日、腕の筋肉は張りますが、大人の雪遊びみたいな感じで、豪雪地帯の人から見たら、ほんとうに雪遊びぐらいにしか見えないでしょうね。遊びだと思ったとたん、こんなことでも楽しくなってくるのですから不思議です。

雪に閉ざされようと、肩すかしに合おうと、この時期は家の中にいることが多くなります。家の中でごろごろするのもいいけれど、そのうちに飽きてくる。その結果、本でも読むか、ということになります。このところ密教関係の本を読むことが多く、神を宇宙原理と捉えているところが古いにもかかわらず斬新で、科学そのものでもあるのですが、ま、これは個人的なことなので、その合間の息抜きみたいな感じで読んだ本が意外な啓蒙書だったので、そちらのほうを紹介させていただきます。

「サーノ博士のヒーリング・バックペイン」(春秋社)というのがそれで、すでに読まれた方もいらっしゃるでしょう。副題が「腰痛・肩こりの原因と治療」となっていますから、関心を寄せられた人も多いはずです。

腰痛は農家の職業病、と農家のみならず、わたしもそう思ってつきあってきたのですが、益子に多い陶芸家も、また一日中座り仕事をしている人もおなじように考えていたはずです。あるいは腰痛や関節痛は加齢が原因だと思っていたかもしれません。そのほかにも背骨の歪み、不自然な姿勢、やわらかすぎる、あるいはかたすぎる寝具と、腰痛の原因はさまざまにいわれていますが、それがぜーんぶウソ。いや、ウソとまではいわなくても、現代の迷信だったことを証明しているのがこの本です。

実際、これを読み終えたとき、長年にわたってまるで背後霊のようにわたしにつきまとっていた腰痛が、ウソのように霧散していたのです。自分の心の中にあったのものを素直に見つめるだけで、身体がこれだけ軽くなる。しかもタダ。本代だけです。

さあ、わたしやあなたの腰痛、あるいは肩こりや関節痛の原因はなんだったんでしょう?答えはこの本の中にありますからね。

「腰痛は<怒り>である」(春秋社・1300円)という普及版も出ています。あ、答えをいってしまったかな。ま、お悩みの方はご一読ください。

先週ご紹介した「病院出産」の著者・奥村紀一氏も、以前、会報の中で腰痛が起きるシステムについて書いていましたが、おなじことをいっているにもかかわらず、わたしの腰痛が消えなかったのは、文章の長さの問題かと思われます。まるで暗示にかけるように、おなじことをいろんな側面から、ある程度時間をかけて聞かされる。これが治癒につながるのではないか、と思いました。

ですから一度読んだだけで症状が改善されなかった方は、もう一度読んでみてください。腰痛は<怒り>である、といってしまうのは簡単ですが、その怒りは爆発するような顕在的な怒りではなく、怒りと自覚されないまま、潜在意識の闇に葬り去られているものなので、これを見つけ出して自覚するには多少の時間が必要なのでしょう。

ついでに奥村氏がやはりヒーリング会報に書いておられた養生訓。これもすばらしかったので載せておきます。

一、自分がしていることで身体にわるいことでも、とりあえずは止めない。

二、身体にいいといわれることでも、やりたくないことはしない。

三、自分がしていることで身体にいいことは、止めずに続ける・・・。

ね、素敵でしょ。これでよけいな重圧から解放される方も多いでしょう。要はストレスから上手に逃げること。上記の普及版のタイトルにある<怒り>というのも、わたしたちが知らず知らず溜めこんでいるストレス以外のなにものでもないのですから・・・。

【熊猫通信2月2週より転載しました】


野菜スイーツ専門店ポタジエ
2008年2月14日(木曜日)
[ 18:20 ] [ 食材 ]
   
これは、カリフラワーをオーブンでチップスにしたものです。
カリフラワーチップス?!と思われる方も多いのでは。
試作で作ってみたところ…!
カリフラワーの持つ味全てが凝縮されるとこんな味なのか!と思うような、うま味を感じられる味でした。

食感も、花蕾の部分は、シュワっとし、芯の部分は、ホタテの干貝柱のような食感(味も何となく貝柱…?!)

形も可愛いので、デコレーションはにもちろん、この味、この食感は、色々と広がりそう!

カリフラワーは、どうしても、ブロッコリーに押され気味で食卓に並ぶ機会
が少ない気がします。

カリフラワーは、地上菜で、花キャベツや花野菜ともいわれ、キャベツを改良した野菜です。花のつぼみを食します。

まさに今が旬で、
 ・ ビタミンCを豊富に含み、
 ・ 熱を加えてもビタミンCが壊れにくい
 ・ カゼの予防や肌を美しくする効果が期待できる
 ・ 食物繊維も多く、腸内の老廃物を排出し、便通をよくする

など多くのパワーを持った野菜です。
  
色の白いものが一般的ですが、紫色のものやオレンジ色のカリフラワーもあるので、今回は、3色で、カリフラワーチップスを作りました。

旬のおいしいカリフラワーは、ゆでてそのまま温野菜サラダとしても、とてもおいしいです。是非、旬のおいしいカリフラワーの味を活かし、いろいろと味わってみてください。

野菜スイーツ専門店 ポタジエ

2008年2月13日(水曜日)
[ 15:12 ] [ 熊猫通信 ]
   
[文中の本は是非読んでみたいです。現代の子供達に対して、全体的に“過保護”と“放ったらかし”のバランスが悪いのかもしれませんね。]

今年の冬将軍は実力派とみえて、厳寒が続いています。これを書いている手もかじかんで、なかなかいうことを聞いてくれません。

わが家では雨水を溜めておいて、それを植木鉢の水やりや洗車に使っていますが、年が明けてからというもの、ほとんどそれが使えなくなっています。なぜかというと凍っているから・・・。薄氷ならひしゃくで割ることもできるのですが、そのひしゃくをしっかりと抱きこんだまま、厚い氷が解けることはありません。

日中、南斜面がぽかぽかしても、北側では凍りついた地面がばりばりと音を立てるぐらいですから、近年にはなかった寒さです。温暖化などどこ吹く風といった感じですが、二十数年前、わたしが益子に来たころは、これぐらいの寒さがあたりまえだったんですよね。それでも昔にくらべたらあたたかいといわれて、げんなりしたのを思い出します。

週末には雪も降りました。みなさんのところでも、雪景色が見られたのではないでしょうか。

こちらでもひさびさにまとまった積雪となり、日曜日、雪かきがてらミニサイズのかまくらをたくさん作り、日が暮れるのを待って、そこに蝋燭を灯してみました。見慣れた庭先が幻想的な別世界に変身。夜が更けるまで、幽玄な世界に遊ぶことができました。

今週は本を紹介させていただきます。タイトルは「病院出産が子供をおかしくする」(洋泉社・780円)出産をひかえている方のみならず、子育て中のお母さんたちにも読んでいただきたいのですが、すでに出産にも子育てにも縁のなくなったわたしにも、この本は多くのことを教えてくれました。

益子GEFの会員のひとり、奥村紀一氏が書かれたものですが、奥村氏は新潟大学を退職後、自然農法と自然療法の学習・実践に努められ、個人的には母の具合がわるくなったときなど、アドバイスをいただいています。会員の方から病気の相談を受けたときにも、かならず問い合わせ、ノウハウをいただいている方です。

ここ数十年の間に、なぜ子供が変わってしまったか。また、なぜこうまでアレルギー体質が急増してしまったか。少子化にもかかわらず、障害児が増加の一途をたどっているのはなぜなのか。そういった、子育てとは関係のなくなった人たちでも、日ごろ漠然と疑問に思っていることが、ここには明確に解説されていますから、広く読まれてほしいと思いました。

子供の虐待も急増しています。いとけない子供たちが人知れず、全身痣だらけにされているなんて、考えただけでぞっとするし、死亡してニュースにでもなれば、なんという母親だ。鬼だ、悪魔だ、そんな人がなんで子供なんか産んだんだろう、ということになるのが自然です。じつはわたしもそれに近い感情を抱いていました。

長じて親に暴力をふるうようになった子供に関しても、親の育てかたがわるすぎんたんだ、ぐらいにしか思えなかったのですが、いずれも乳児期に原因があったんですね。病院による新生児の隔離、退院時に渡される粉ミルクは母乳育児を間接的に妨害しますし、抱き癖がつくなどといって、泣いても放置したほうがいいような指導もされます。ベビーベッドが添い寝を妨害。格好がわるいといって、おんぶも敬遠されるようになりました。

それやこれやが総合されて、ついこの間まで一心同体だった母親と赤ちゃんのスキンシップが不足、それが双方の不幸の原因を作っていたのです。母性愛などというものは、もともと備わっているものではありません。では、やさしさや良識によって生じるものかといえば、それもNO。赤ちゃんとの接触によって、母親の体内から分泌されるオキシトシンというホルモンがそれだったのです。

別名、愛情ホルモン。育児というのは手がかかるうえ、多大の忍耐が必要とされます。それが苦にならず、よろこびにすら感じられるようになるのは、このホルモンに疲れを癒し、ストレスを緩和する働きがあるからです。ほかにも数種のホルモンが分泌され、それが母親を強力にサポートするといいます。母は強し、というのもまた、ホルモンのなせる業だったんですね。

病院出産の弊害はそれだけではありません。乳児突然死症候群、自閉症、注意欠陥・他動性障害、不登校・ひきこもり、さらにはニートですら、さかのぼれば原因が病院出産という、そこで行われている不必要な医療にあったというのですから、少子化以上に深刻な問題だったわけです。

また、予防接種法によって幼児期からさまざまなワクチンを打たれること、殺菌薬、洗浄剤、抗菌グッズなどによって、やたらと生活空間が清潔になってしまったことも、幼児期にはじまる細菌感染の機会を減らし続けてきたため、国民全体の免疫力が低下。ひ弱で神経質で攻撃的な日本人が増えている背景にあるもの、その実体をかいま見ると、今求められているのは景気回復でも、ガソリン税の改革でもなく、医療支援。それも産科医ではなく、助産婦を育てることだと痛感させられます。

昨今話題になっている子供の学力の低下についても、この小さな本の中に答えがあります。ご一読ください。

【熊猫通信2月1週より転載しました】


野菜スイーツ専門店ポタジエ
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