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2007年5月14日(月曜日)
[ 21:00 ] [ コロンビア ]
   
コロンビア大使館は目黒駅の近く、閑静な住宅街の中にあります。
出迎えていただいたのはパトリシア・カルデナス大使。すらっとした長身のすこぶる美人、うむ、こんな美人を駐日大使の選ぶとはコロンビアもなかなかやるなあ。
ここでちょっと大使のプロフィールを紹介しましょう。英国オックスフォード大学の大学院で経済開発学を専攻されています。銀行協会、コロンビア金融機関の会長、ボゴタの市議会議員、近代美術館、工芸品委員会の大統領代理などを歴任されています。まさに才色兼備を絵に描いたような方です。それに一男二女の母親でもあられます。
こんな素晴らしい大使に今日は料理のご指南をしていただきます。
最初にダイニングルームに入ったとき、目に着いたのは鳥の形をした黒陶の器でした。なかなか造形的で美しいものだったので、何をするものですか、と尋ねたら、これが今日のメニュー「アヒアコ」をいれる器なのだそうです。陶器の器というとやはり日本や中国が第一と思っていましたが、そういう思い込みはやはり禁物。この器ひとつからもコロンビアの芸術性や、ライフスタイルの豊かさが伺えます。
この黒陶はラチャンバ焼きといって、人口300人ぐらいの小さな村で作られているものだそうです。
さてキッチンに入ると、調理台の上に料理の材料が並べられていました。ついついみんな酒のほうに目がいってしまいます。Ron Viejo de Caldesというラム酒、アグアルディエント=炎の水というアニス酒、それにコーヒーリキュール。料理の前に酔っ払ってしまってはいけないので、比較的マイルドなコーヒールキュールを「少し」いただきました。
このリキュールが結構いけるんです。甘いけれどコーヒーのフレーバー香り高くついつい進んでしまいます。
さていよいよ、アヒアコを作ります。
アヒアコには何種類ものジャガイモを使います。
特にアンデスポテトとも呼ばれるパパクリオーサという直径3センチメートルぐらいの小さく黄色いジャガイモが、アヒアコの味にはなくてはならないものです。その他にパストゥサとサバネラという品種のジャガイモも。この3種類が揃わないと、アヒアコの味が出ないのだそうです。
欠かすことができないのが、グアスカスというハーブ、これは日本では生は手に入らなので乾燥したものを使います。このグアスカスというハーブを、日本のどこかで売っていませんか? と大使も尋ねておられました。皆さんご存知ないですか?
この乾燥したグアスカスをつまんで味わってみましたが、どこか記憶の中に眠っている味のような感じはするのですが、見当がつきませんでした。
それに加えて、ネギ、コリアンダー(えっ、またコリアンダー!? 以前にも書きましたが僕はまったくコリアンダーがダメなのです)、鶏のささ身、そしてトウモロコシです。ほかに長ネギ、ケーパ、アボガド、ローリエ、生クリーム、塩、コショウ。以上がアヒアコの材料です。
これらの材料を時間をかけてゆっくり煮込めば、はいできあがり。
結構、簡単なんです。とはいえ、ご家庭でも作れるようにもう少し詳しく作り方を説明しますと、
なべに水を注ぎ、その中に、鶏のささ身、長ネギ、ローリエ、コリアンダー、塩、コショウを入れ30分ぐらい煮てスープをとります。
その後、ささみを取り出します。
スープは濾し、余分な油を取り除き、グアスカスを一束いれ、もう一度火にかけます。
15分後、パストゥサ種のジャガイモを入れ、クリオーサ種のジャガイモとトウモロコシを入れ中火で20分煮ます。
残りのグアスカスを入れ、さらに10分、または好みのとろみになるまで煮続けます。最後にグアスカスを取り除きます。
ケーパ、生クリーム、アボガドは別々にだします。
うん、これなら僕にでも出来そうだ。