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2007年5月7日(月曜日)
[ 15:00 ] [ コロンビア ]
   
お待たせしました、大使夫人の普段着の食卓、第二弾はコロンビアです。今週から4回にわたってお送りします。

コロンビアってすごく親しい感じがしますよね。かつてコロンビアローズって言う歌手がいましたね(名前しか覚えていませんが)。僕の大好きだったブルーノ ワルター指揮のシューベルトの未完成交響曲がコロンビアというレーベルで出ていた気がします。昭和3050年代にはコロンビアが日本では大流行していたんですね。なぜコロンビアだったのでしょうか。
コロンビア共和国、この名前はあのコロンブスにちなんで命名されました。
かつては、ベネズエラも、エクアドルもパナマもコロンビアだったようです。
国土は日本の3倍、人口は3分の1、の4000万人です。 日本からの移民もずいぶん活躍していますよ。来年は日本コロンビア修好友好通商航条約100周年を迎えます。
首都はボゴタです。
ちょっと歴史を見てみましょう。
コロンビアで人類の痕跡が現れるのは、今から1万4000年前のことです。その先住民の文化はタイロナ、ムイスカ、トゥマコと呼ばれ、非常に高度なレベルに達していました。特に、金銀細工には目を見張るものがあり、先住民の王が全身金で身をまとい、アンデスの湖に入水したという黄金伝説の起源となっています。大使館にも古代の壷が幾つか飾ってありました。
16世紀にスペイン人がやって植民地化すると混血が進み、文化も急速に融合していきました。現在は人口の75%が混血で先住民は1%です。スペインからの独立は1810年、その9年後の1819年にはグランコロンビア共和国が成立し、1903年から現代の体制になりました。
コロンビアの主要産業は農業と鉱業です。
鉱業では特に金やエメラルドを産出します。
エメラルドはアンデスの深い森の緑の光の露が結晶化したような宝石で、コロンビアでとれることがロマンチックな感じがしますね。ちなみに、エメラルドという語源は古代ペルシャ語のsmaragdos、緑の貴石という言葉に由来するそうで、コロンビアではムゾー、チボール鉱山で最高の品質のエメラルドが採れます。
農業はバナナ、ジャガイモ、サトウキビ、日本にはカーネーションなど花も輸出しています。

コロンビアの自然は、西は大西洋、北はカリブ海に面し、南はアマゾンに続く低地が広がり、そして国土の三分の一をアンデス山地が占めていてダイナミックな変化に富んだ様相を示しています。コロンビア最高峰のクリストバルコロン山は5775メートルもあります。気候は北のカリブ海沿岸を除くと内陸性熱帯気候ですが、首都のボゴタ、メデリンなどの多くの都市は高地に位置しています。熱帯雨林は900メートルまでで、それより上は雲霧林、そしてブナ林、4500メートル以上になると熱帯にもかかわらず一年中雪があります。
このような変化のある自然ですから、様々な植物や動物が生息しています。
観光はこの雄大な自然を訪ねるエコツアーや古代遺跡が興味深いところです。カルタヘナの植民地時代の建築も見ものですよ。

今回の写真は、在東京コロンビア大使館からご提供いただきました(©Ministerio de Comercio, Industria y Turismo)